遊美工房

2009年8月6日 日常
遊美工房
遊美工房
2009.6.16
 玉島旧市街にある文化発信施設。
 去る6月に小松和夫氏の写真個展が開かれて初めて訪問した。
 遊美工房は、「ゆみこうぼう」と読み、歴史に磨きこまれた家屋の雰囲気の中で多岐な文化イベントを開催されている。もっとも前後の経緯はいっさい知識のないことなので、近隣の家屋に軒を連ねた、他の市街に見られない、地域に溶け込んだ文化施設の印象である。
 折からピンカラ天気、旧玉島の街を撮りたかったが強烈な陽射しで撮影には陰陽が際立ち不適当だった。
 
岡山博物館ー昭和の暮らし
2009.7.30

 50年前といえば、昭和30年になる。
 少年の頃であるが記憶は、色に例えればセピア色からカラーへの移行期で鮮明に覚えている。
 東京オリンピック開催で高度成長期にあり旧いものと近代的なものが混在して生活空間に溢れていた時代。
 時代は人が創る、人は死しても創造した文化は永久に残る、を実感。

県北の林道

2009年7月29日 日常
県北の林道
県北の林道
 昼中は30度を越すものの、午前中は24度から26度まで次第に上がっていく。幹線道路には気温の公示をデジタルでしらせてくれるのでありがたい。
 今日一日曇天で明日は雨天との予報。上斎原の山中を徘徊する。
 山あるところ谷あり、ブッシュがあり湿地が潜んでいる。短靴は危険、長靴をはいてヤブコギする。
 チダケサシ、カキラン、コバノギボシ、トンボソウ、ヤマジノホトトギス、クサフジ、ヤマフジ、ノギラン、リョウブなどに出会う。

鍋底の暑さ

2009年7月29日 日常
鍋底の暑さ
鍋底の暑さ
2009.7.27

 自然保護Cへ出かける。
 ここは溜池のある広い谷間。いわゆる鍋の底のようになっていて熱気と湿気が淀んで他に抜けない環境になっている。目指す湿性植物園は最奥部の峠上にあり、水分を十分摂って長い遊歩道を歩くとたちまち汗が噴出し衣類全体にわたって濡れ鼠になった。
 遊歩道左右に木々の花が咲いているし、正体のわからないキノコが笠をもちあげている。
 丹頂鶴というのは一斉に鳴く習性あるのかしら。清々しい爽やかな声ではなく、だみ声である。もののふのときの声に似て山を響かす。
 コオニユリ、ヤブカンゾウ、カワラナデシコ、ニヨウヤナギ、オミナエシ、ハギ
が見られ、狙い花のオグラセンノウは終章で撮影対象にならないほどやつれていた、
 滋賀、大阪から観光バス3台のお客さんが園内を賑やかに散策していた。 

「四季日本」展

2009年7月25日 日常
「四季日本」展
「四季日本」展
2009.7.24

 「岡山写真界」の記録」
 「四季日本」写真・書・詩のコーポレーション
  会場:岡山デジタルミュージアム

 上記の展示会に出かける。
 写真、書、詩が一枚のなかにそれぞれ共有のテーマで表現されている。写真が先ずあって、詩が創られ、書が興されていている一体の作品で初めて観る企画である。三者が自由闊達に表現しているのではなく、写真が主体で詩人書家が画像趣意を嚥下して作品化したもの。
 興味深く新鮮な文化交叉をあじわった。

 角 羊亭氏の書は「寂光」

部分日食

2009年7月22日 日常
部分日食
部分日食
 今日(22日)10時過ぎに皆既日食が、インド、上海、沖縄、トカラ列島が観測エリアだそうだ。。日本本土では部分日食が見られる由。TVのワイドショーは朝からもちきりだ。岡山は食分0.8程度の部分日食の様。上空は曇天、厚薄の雲が覆い尽くし諦めつつ空を見上げている中、薄雲の切れ目に一時陽がのぞき、車に貼るフィルムをダブルして透かすと半月のような部分日食が観察できた。
 カメラを持ち出し、レンズを覆って構えてみたが、時すでに遅し、であった。
 太陽ー月ー地球が一線に並ぶ天文ショウである。

 画像はTVのもの。
 2枚目は遅かりしの記念。
 

自然の猛威

2009年7月20日 日常
2009.7.19
 風物撮影と温泉と美味いもん求めて山陰に走った。
 ところが、それどころではなくなった。
 境港の魚市場をでたら突風と矢の豪雨に見舞われた。
 駐車している車まではものの2分であるが、全身濡れ鼠になった。
 折から満潮、漁港の岸壁を走ると寄せる波が堤防を洗い出し、ときおり大きな波頭が車を洗うほど。あわてて内陸へ避けるものの、この弓浜半島は海抜のないのに等しい砂洲の土地。バケツをひっくり返したような雨が止まず431号線は冠水したようになり、降雨と水を巻き上げる対向車の両方でワイパーの最速が追いつかない状態になった。今日は米子のトライアスロン競技の日。最後のマラソンランナーが幻のように現れては消えて往く。激しい降雨を受けて滝を流している姿はマラソンではなく競歩に近い。
 愛車はノロノロ走る前のテールランプだけが頼りの走行。
 ついに日野川手前で大渋滞。滝に打たれる修行僧ごとしである。
 窓外を見やると河川敷の遊歩道が冠水しているほどの増水。
 やっと高速道に入れたが雨の勢いは不変、制限時速50キロに変更、路面のタイヤ跡は水路になって光っている。そのうえ舗装の施工かどうか分からないが鏡になりスピードをあげると片側は水路ごとしなのでハンドルをとられる。ギヤーを四駆に切り替えて県境の勾配を越える。
 蒜山のSAに入ったが満杯。雨勢衰えず。ガードマンに誘導されて普段駐車禁止ゾーンに止めたが建屋に遠いところ。再び濡れ鼠で熱いコーヒーを飲み人心地ついた。
 雨足が弱まったのが湯原温泉付近、縦貫道に合流して落合あたりで霧雨、岡山道に乗ると思わず(ウソッ!)と、叫びたくなる曇天。
 時々遠雷の音が聞こえる程度。

 疲れで爆睡。(夜半豪雨と発雷は覚えない)
 山行きの予定があるので20日早朝起床。
 ところが、ところがである。TVで新見、高梁、津山の県北部は大雨洪水警報が出ていた。梅雨前線が南下してきたのだ。
 美作地区では竜巻がおきて大被害をもたらしていた。
 こんな地球に誰がした!と言いたくなる。
 
県内最北域の再チャレンジ
 小松和夫写真展の新見市、喫茶店「あるれ」に、午後出立する。今度は氏がおられることを確認して出かけるので間違いなし。
 今日は高速を使わずに一般道を歌謡曲を呻りながら走る。優雅なドライブである。
 店内に小松氏が迎えていただいて、偶然、稲岡夫妻と出会う。
 A4サイズ20点をまとめて展示。丁度、吉備有線テレビの女性カメラマンが取材撮影中。
 しばし、美味しいコーヒーをいただきながら小松氏、マスターと談話して時を過ごした。
 千屋方面に走り、シデシャジンに再撮影を試みたが、おりからの灼熱の陽を浴びてしおれ気味だった。
梅雨明け間近ー県西北域ドライブ
梅雨明け間近ー県西北域ドライブ
 新見市内の小松和夫写真展示会が開かれている喫茶店に知人と出かけた。
 が、休業日を未確認で出かけて失敗した。
 
 もう一つの目的、山野草探訪撮にハンドルを向けた。
 ヤブカンゾウがキレイに咲いていた。ギンバイソウは大分膨らんでいて数日で開花の按配、名が思い出せない低木の花が頭上に垂れ下がっていて、後日調べることにしパチリ、シデシャジン2株が大きく茎立ちして今を盛りとして咲いていた。

 目的が達せられたので、そのまま鳥取県日野町根雨、181号線に直進し濃緑の新庄村から蒜山へ、チョコレート工場を見学して高速に乗り帰宅する。

(画像上はヤブカンゾウ 下はシデシャジン)

福岡城址

2009年7月12日 日常
2009.7.11

 備前の福岡城址はどこいらにあるかは知っていたが、現地に行ったことがない。
 吉井川の河川敷にこんもり木が繁った土盛がある(丘という呼称はあたらない)。これが城址で対岸の国道2号線からでも確認できる。
 しかし、ここがゴルフ場内の一画なのである。無断で入り込むことはできないと思い込んでいたから長い間諦めていた。
 「そんなことはないよ、入れるよ」という、知人の言葉に乗り、案内してもらった。

展示会

2009年7月5日 日常
 2009.7.4

 梅雨前線が南下して陽が出てきた。バスで市内にでかけた。
 目的は各展示会の観覧である。
①第三十七回 独立書人団岡山支部展
 天神山文化プラザ

 角 羊亭氏作品[知足者富](老子より)
 ーーー足るを知る者は富むーーー

②第18回 文象会書展

③朝鮮王朝の絵画と日本
 岡山県立美術館

④郭沫若展
 岡山県立美術館

 文化薫る1日を過ごすことができた。
小松氏写真展ー
小松氏写真展ー
 2009.6.16

 玉島の遊美工房で開催されている小松和夫氏の『四季天然』写真展を訪問する。
 松山藩板倉家の管理地としての交易港町で栄えた玉島、旧き歴史を温存し落ち着いた街並はいつ訪れても心地よい。
 この一画に遊美工房がある。
 氏の作品にはHPを通じて常に接しているが、卓越した写真技術の展示品はまさに氏のこだわるレンズを透視してきりとった生物&静物の世界である。
 改めて感動した。
 (展示会は今月21日まで)
 広報詳細は  http://sannyasou.sakura.ne.jp/index.html
        http://www.yumikobo.org/event.htm

 帰途、種松山に植物を見て帰岡した。
 (画像の山野草は種松山のウツボグサ)

21-6 まにわ山歩

2009年6月17日 日常
21-6 まにわ山歩
21-6 まにわ山歩
2009.6.15(月)

 新庄エリアの湿地、山に引率してもらう。
 山歩きと登山は筋肉の使うところが違う。
 体力の減退で登山は敬遠して平坦歩行を選択していることが多い昨今、登山にかかるとてき面にその現実が股関節から脚部にあらわれた。
 登山道はコアジサイが爛漫に咲いていた。
 この花に助けられつつなんとか車道に戻ることができた。

句会

2009年6月15日 日常
 2009.6.14(日) 

 オレフ句会の6月例会に参加。
 6月の特選句は[オレフ句会]に掲載、目次からどうぞ。

梅雨の実

2009年6月11日 日常
梅雨の実
 入梅宣言に合わしたようにしとしとと降った雨が、早くも中休み、当方はありがたくM氏宅に梅のもぎとりに伺う。
 広い日本庭園に植わる紅白2本の木には大粒の実がたわわについていた。
 青き実に、桃娘のように頬を染めているものもあり、初々しく指先にのるのである。
 M氏、奥さんと3人で樹下に立つ。
 もぎとりが楽しくて没頭しているうちにたくさんの実をいただくことになった。
 梅漬け、梅酒、梅ジャム・・・、すべて賄って余りある収穫、謝々に尽きる。
 
 氏は趣味で作陶にいそしんでおられる。萩焼きの作品、抹茶碗をいただいた。
 画像は帰宅して碗に梅雨の実を盛って撮してみたもの。季節の美覚である。
 
初夏の湿原&高原
初夏の湿原&高原
初夏の湿原&高原
 2009.6.1

 真夏日ような日照りの午後、総社の湿原『ヒイゴ池』に知人と向かう。麦藁帽子が要りそうな天気である。
 湿原にはトキソウが咲き揃っている。取り付けの辺りにも例年なら見えたのが、奥の方に固まって咲いていた。板橋ちかくのを腹ばって写す。
 ハッチョウトンボを二人で探したがみつからなかった。
 
 吉備高原に走り今がピークのホナガタツナミソウ、ヤマタツナミソウ、シライトソウ、コガクウツギ、ヨメナを撮る。
 ササユリはまだ早いようだ。

 吉備新線を下って芳賀でノハラナデシコ、マンテマなど外来種にカメラを向けた。


 
まにわ山歩ー5月
 2009.5.25(月)
 今年はじめての参加。
 津黒いきものふれあいの里『ささゆり館』に集合。
 中和エリアの2コースを午前、午後に分けて案内していただく。
 ようやく緑が濃くなりつつある谷合の小径を、木々の種類と花の説明を聞き、互いの交歓しながら、美味いオゾンをいっぱい吸って歩いてきた。
 『山があれば必ず谷がある』をあらためて実感した。

 『まにわ山歩』の実行予定は下記の広報板へ
http://www.harenet.ne.jp/TSUGURO/maniwasanpo.htm
機関区&棚田
機関区&棚田
機関区&棚田
 津山の線形機関車庫の見学をしてきた。
 往時の蒸気機関車、今の気動車などの運転車両を線形車庫に入出庫させていた設備施設だ。効率的に格納できる機関車庫の工夫だ。京都の梅小路に次ぐものだそうで一部現役とのこと。蒸気機関車が蒸気を吐きながら稼動していた当時を想像しただけで鉄道ファンならずとも感慨ひとしおの体験だった。

 津山口駅の裏山にある紫陽花寺・長法寺をのぞくと萼につつまれた蕾が紫陽花の株が青々とした株が参道境内で出番を待っていた。

 美咲町で岸田吟行が愛食したという[たまごかけごはん]で昼食。調理御免のなんてない定食である。

 大垪和西の、田植えの終わった棚田を見物して帰岡した1日だった。

ブナ林の中で

2009年5月12日 日常
ブナ林の中で
ブナ林の中で
 蒜山のブナ林は急勾配、人跡未踏のガラ地を分け入る。鬱蒼と繁る若葉の傘の下なので草丈が伸びていないのが幸い、めっきり脚腰が退潮しているがどうやら上の道まで這い上がった。目標のルイヨウボタンは蕾だった。
 サンインシロカネソウ、ツクバネソウ、ラショウモンカズラ、ハナイカダ、タニギキョウがカメラに収まった。
 山腹からは大山南壁、烏ヶ山、手前の三平山などの新緑&濃緑のすみわけデルタに包まれた眺望が素晴らしかった。
 ブナの渡り風を受けながら山岳眺望のロケーションで弁当を広げた気分は充分なご馳走だった。
 2009.5.10(日)
 
 やればやるほど難しくなる。これは下手に5・7・5の17文字をこね回すからだろう、と自覚している。自戒の積月である。

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SU

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