日野川オシドリ

2008年12月27日 日常
日野川オシドリ
 昨年は失敗したので今回は満をきしてでかけた。といっても特別新しい機材になったわけではないので、心意気だけのことだ。事前の情報収集で、一日に朝8時と16時の2回観察小屋ちかくに撒いた食餌のために帰ってきて集まるらしい。現地に8時たつことになると岡山市内を6時には高速に乗らねばならない。朝寝ダイスキ人間なのでこれは諦め、午後のチャンスに合わした。落合で高速を降りて、時間調節で181号線を走る。美甘でジュウガツザクラを撮影するつもりだったが、撮影に価するような花冠ではなくて、山の植林に僅かにかぶる雪をみながら新庄村メルヘン里の道の駅で昼食を獲る。路肩に除雪されて汚れた雪があった。
 県境の四十曲峠のトンネルを抜けると、さすがにそこは雪国だった。ただし標高のあるところだけで、金持集落あたりまで降りるともう溶けて流れていた。金持神社に参拝し[お金持ちになりますように][宝くじと年賀ハガキに当たりますように]と欲張りな祈願して根雨には15時前には着いた。
 16時だろうとの観察は、係の人の声でもう帰っていますとのこと。観察小屋の小さな窓にカメラを向けてスタンバイ。窓からレンズを出さないでください、といえわれるが三脚がないので窓枠に載せてシャッターを切る。すぐ前の水流に餌のドングリを食べにくるようになった。2台のカメラでシャカシャカ写すのである。
 ところがオシドリの群れにマガモ、コガモ、カワウが混じり、かてて加えてオシドリのペアとこのアングルが難しい。小屋の上を伯備線が走っているので通過の度に飛び、やがて元の隊列に戻る、の繰り返しが続きながらも枚数だけは存分に撮ることがことができた。
 帰途は180号線を走り雪冠の大山を狙うことにしたが、蒜山はくっきり見えたが大山は雲の中だった。

HP山野草探訪撮URL:
http://sannyasou.sakura.ne.jp/


 

カワセミの日溜り

2008年12月15日 日常
カワセミの日溜り
 元旦に放鳥する丹頂の訓練が行われている。訓練がいつ行われるかは天気と丹頂の条件が揃わないといけないので広報はされていない。行ってみて初めて分かるのだ。だから疑心暗鬼で出かけることになるので、行ってみて初めて分かる。今日は一足遅かった。8時前に門前で行列していないと短時間の訓練には間に合わない、と説明された。
 今時季、もう一つの話題は水辺の宝石・カワセミが花葉の池に一定時間飛来してくることだ。
 1日8時ごろ一定時間、2~3時間程度いてくれるとのことだった。
 手ぶらではどうにもならないので、花葉の池にいくと、男女カメラマンの数名が構えていた。いわれて指差す方向、対岸の石の上に宝石のようなカワセミがいた。撮影セットしているうちにカワセミは石を飛び、橋の欄干の日当たりいい場所に止まった。ところが相手は雀ぐらいの野鳥、私の愛用カメラではデジタルズームにしても小さな物体にすぎない。しだいにカメラ放列ができあがり、特大のスコープが四方にならんだ。通常のカメラだけで撮影しているのは2~3人、カワセミが日溜り欄干で首をあちこち動かすだけの置物になっているのを、撮っている。
 目の毒になる機材に押されてカメラを終った。接写で撮るレンズの相違で止む得ない仕儀になった。
玉島クラレのクリスマス・ツリー
 足高山のヒマラヤマサクラ撮り直しででかけ、TV放映したので玉島クラレのクリスマス・ツリーのイルミネーションまで車を走らせた。17時点灯のことなので時間は余りあまる程あり、良寛荘や円通寺で時間を費やし、すっかり日が落ちて現地に着いた。
 クラレ工場の工門前の巨大な植栽の樹を電飾で飾り立てていた。工場内の駐車場に誘導されて駐車、三脚セットを担いでツリーの前に立つ。家族連れ、アベック等々の人々がぞくぞく集まる。
 10数枚獲ったが、やはり電飾はいいのが撮れない。
 夜の撮影は苦手、というより技術未熟というところか。
 帰宅したら19時過ぎていた。 

倉敷足高神社

2008年12月11日 日常
倉敷足高神社
今時季にサクラ花見ができるのは果報者かな、と思う。ヒマラヤサクラという品種でで、倉敷市がヒマラヤから移植したとのこと。10本ほどの木は樹高が2mほど。開花しているのはそのうち2本だけ。寒冷地の自生種だから、日本の冬は近年の温暖化も加わって面食らっているのだろう。二酸化酸素を吸収してくれるそうだから環境浄化に貢献する木でもある。
 場所は倉敷の足高神社のある足高山。

 神社の絵馬も素晴らしく、開運・来年の丑が描かれていた。横には鼠の絵馬があって[この一年いろいろお疲れさまでした]と書かれていた。

山岳写真展

2008年12月7日 日常
 いつか行こうと思いながら最終日になった。
 遺稿出版記念 塩田達夫と仲間たち山岳写真展
 [滝谷と山・一期一会]

 豪快と繊細と彩りを深く刻んだ北アルプスの山容。圧倒する瞬時の岩山を見事に捉えた画像。北穂高に執着した撮影者の心意気が迫った写真展だった。塩田氏は今年の2月に中央アルプスは宝剣岳の雪崩により逝去された。
 氏の遺族と仲間の写真展である。
 感動の余韻をかかえながら後にした。
2008.12月まにわ山歩
 今回は美甘エリアの山歩き。
 午前中はきぐるみの里に近い山腹を歩く。紅葉は終幕し林道は落葉の絨毯が続き、尾根降ろしのわずかな風に梢に残る葉が雪花のようにまう。裸木になった樹間から小春日和の陽が射しこんで快適なハイキングになった。イナカギク、ウシハコベは頑張って咲いているものの、大方は赤い実をつけた低木やつる性の植物が目立つ季節になった。コバガマズミ、サルトリイバラ、ムラサキシキブなど。
 道に小動物の糞があれば、この分析が話題になる。木の実が混じっていればテン、毛などがみえればキツネの類等など。
 瓦礫道に動く動物をみつけた。一見クモのようで胴体に比し脚がおそろしく長い。指導員の説明でザトウムシの一種と分かった。全体で2cmぐらい、胴はクモのハデな模様、脚は極細のはりがねしかけ、撮影しようと思うがなかなかどうして長い脚を使って歩き回るので追いつかない。見た目にはクモと思えるが、カニに近い節足動物だそうで、レンズでアップしてみるとこれはまさしく怪獣の姿である。
 稜腺近くで雪冠の大山が覗いた。肉眼では明確に捉えられるがレンズを透過させると白雲になってしまう。 

 午後はクリエイト菅谷のひとつ東側の谷筋に入って登る。植林の山腹で密なところは鬱蒼となっていて山野草に適した湿気がみられる。春~初夏には花が多いかもしれない。

 まにわ山歩は1・2月は厳寒期でお休み、次回は3月に開催される。
 天満屋地下タウンで開かれている会場に赴いた。
 会員に知人のKB氏、KM氏が出品しておられる。ちょうど今日は両氏が受付当番でおられて久方ぶりの懐談で花が咲いた。
 KB氏の風景作品、狙いポイントを大胆に絞り込んで切り取り思うところの風画をとらえている。
 KM氏の昆虫の作品、蝶とトンボの目のポイント焦点が活写されて思わず唸るもの。
 氏それぞれがこだわる特有の対象が際立って写されていた。
 若輩は大いに啓蒙された次第。
 
 標記の展示会があるので倉敷市立書道展に出かけた。
 書道の心得があるわけではないばかりか硯と筆をみるとあとすざりしたくなり、できればボールペンと所望するが書道展でそのようなものが用意されているはずがない、しかたがないのでせめての筆ペンで記帳するのだが、蚯蚓がのたうった筆跡には我ながら情けない思いをする。それでも臆せず各書展にでかけるのは、県書壇に素晴らしい知人と親友が声をかけてくれるからだ。おかげで観賞を重ねていると素人なりの楽しさを味わえるようになるからだ。
 今回も協会の会長が同窓の親友。この人は良寛の漢詩を筆にすることが多い。
 意味を分かれといっても即座には無理、距離をとって見たり遠視特有の接近でみたり、絵としてとらえたり筆の流れや全体のまとまりをみたり、そういう観賞をさせてもらっている。それも楽しかりや、である。
 氏と喫茶で語らい、併展している洋画、源氏物語の押絵の重厚な作品も案内してもらって、爛漫たる[芸術の秋]を堪能して岐路についたのである。

瀬戸大橋と夕日

2008年11月26日 日常
瀬戸大橋と夕日
 瀬戸大橋にかかる落日を狙った。秋のつるべ落としとはよくいうたもの、みるみる内に陽はかたむいて海面を真っ赤に染めて落ちていった。吹き上がる潮風に、きたない話だが鼻水が止まらなくなった。

ブラブラ蛸

2008年11月26日 日常
ブラブラ蛸
晩秋の風物詩である下津井漁港の干しタコ。漁港いっぱいあるだろうといきこんで車を走らせた。ところが、漁港の街を流しても一向にみあたらない。遅かったかな、と思いながら、隣接の田ノ浦漁港のかかり口の家にきたら加工場とみえる軒の庭にやっとそれが見えた。物干し竿に異様な姿に化けたタコが風に吹かれてゆらゆら揺れていた。折から天候が変わって主が主婦に怒鳴りながら取り入れにかかっていた。許可を得てこちらも急いで撮影した。荒い言葉つかいの主だが、漁港の人では普通の言葉だろうか。今時、こんな会話は女性に圧迫されている私には思いもつかぬことなので感心たり秘かにうらやましくもある。
 聞くと、生タコ1キロ1500円で、干上がりタコは一枚6000円で卸すという。高価な嗜好品である。
 水揚げ激減のおりからこいう風物詩もなかなか見られなくなる。

湊茶臼山古墳見学

2008年11月23日 日常
湊茶臼山古墳見学
 岡山市教育委員会主催の現地説明会にでかけた。
 現地到着したときは私を含めて2人だけで、2人だけでも説明してもらえるのかと心配したが、なんのその、開始時刻がくるとわんさと現れた見学者で丘陵の頂はときならぬ喧騒の有様。考古学ファンの潜在に感心した。
 ホテルオークラまでは来たことはあるが現地あたりは初めて。閑静な高級住宅。
 団地造成時に古墳の存在が発見されて今日まで保存してきたものだろう。
 旧来のA氏に出逢った。夫妻で見学にこられていた。

 関連画像は[新・おかやま画像ルポ]に記載済。
 毎月行われている[まにわ山歩](1月、2月は休み)に久し振りで参加した。錦秋たけなわの岡山道を走り、縦貫道は北房ICで313号線に降り集合場所の道の駅醍醐桜に滑り込む。
 昨日と違い秋晴れの天気で山歩きには絶好の日和。主催側の指導員ふくめて一行は9人。
 大野呂山の登り口駐車場で車両台数を集約し、引き返して北房地区の境界あたりから大野呂山への道を歩く。山イチゴ、ヒヨドリジョウゴ、ビナンカズラ、サルトリイバラなどの赤い実が目立ち、山芋のムカゴが手に触れるだけでパラパラ落ちる晩秋の濃い山道だった。ヤマラッキョが少し遅いが今時季の山野草、他にアキノキリンソウ、オミナエシの低い茎花は、いわば刈り払いされた後の2番花。
 山膚に黒色の岩塊がさざれ石の状態で随所に見られる。地質学的に貴重な土質らしい。一行になかに土質岩石に詳しい人がおられて、古代、川及び海底で発生した蛇紋岩が他の土質によって岩を形成し、地殻変動で隆起したものだということを説明してもらった。学問では蛇紋礫岩ということも。専門のオーソリティがおられて大変勉強になる山歩になった。
 最初の大野呂駐車場まで帰り昼食、天然記念物に指定されている[塩滝]へ登った。春は興味ある山容している。ただ、夏~秋口はどうだろうか、蝮注意の警告板が2箇所あった。
 四季桜(十月桜)が一本、路傍に侘しげな花を咲かせていた。
 天然記念物の塩滝は高さ41メートルの蛇紋礫岩の屏風岩を、水量ささやかに落ちている。三段屏風だった。
 車道に下り立つところの楓紅葉が見事で、見渡せる稜線は陽がさすと紅黄混じりの錦秋が、それこそ巨大な屏風が立ちふさがった。
 






ライトアップー閑谷学校
 岡山市を5時出発。同行は友人2人。一人は山野草の師匠格。一人は日の出、日の入りを追いかける人。それぞれ主体の分野はちがっていてもカメラを表現の道具にしていることは同じ3人の仲間である。闇に包まれた2号線を東に走る。
 伊里中への信号を少し東に行ったところで吉永方向へ左折する。閑谷学校は江戸初期に創設されたもので、よくぞこんな山奥にと思うが、それは今時代の環境であって当時は賑やかな集落があったかもしれない。庶民の学徒が通学していたのだからさもありなんと偲ぶ。
 一帯は墨をぶちまけたような闇の中で、ほのかな灯りがついていた。学校から離れたところに駐車せざるをえないほどの、観光客の集まりで、足許の分からない闇を歩きながら入園し、18時のカウントダウンで一斉に点灯された。外苑から2基の照明、櫂の木の中、講堂、三角のぼんぼりが随所にスポットの照明で幽玄の世界を演出した。
 高原の一番強いのが櫂の木に仕組まれた照明、為に黄金の塊になって輪郭がうまく写撮できない。三脚とレリーズを装備したカメラを担いであちこち徘徊してシャッターを切ることである。
 外苑の茶店で甘酒を飲んで体を温めた。(12日の探訪撮)
 昼食を控えてカキオコなるものを食べたくて日生に走った。
 五味の市で漁協あたりは近畿ナンバーが目だって混雑、カキオコの看板につられて店先まで行くと行列の尻尾が延々と伸びている。時間をおいて覗いてみても変化なし。あきらめて街中を探ると、あちこちに[カキオコ]の幟、看板が見えるけども、店先に長蛇の列がどくろを巻いている光景はどこも同じ程度である。
 そのうち、道路沿いから山手の方へ誘う看板を目安に細い路地を入り、さらに路地を重ねてたどりついたお好み屋さん[きまぐれ]でありつくことができた。それでも、店内は一杯、鉄板で食べると順番が遅くなるとのことなので皿食にする。
 出来上がったのをみて、先ず呻った。
 盛り上がり方、あぐらのボリュウームが尋常ではない。この量は食べきれない、と思った。キャベツがいっぱい、カキの数を数えながら箸を進めて止まらなくなり、カキの数を忘れて心配していた量を食べてしまった。
 美味い!なるほど、名物だけのことはある。
 水揚げを全国に誇るカキは目の前の海で獲れてプリプリで新鮮、キャベツも産地となれば美味くない筈はない。
 今日は念願のカキオコを胃に収めて満足満足、の1日だった。

閑谷学校の紅葉

2008年11月9日 日常
閑谷学校の紅葉
 櫂の木が紅葉の見どろの報道で6日に出かけた。雨天の晴れ間をかいくぐるようにして見歩いたが幸いなことに岐路につくまでには大丈夫だった。
 櫂の木は2本あり、右が黄葉、左が紅葉の対で、近年にない豊富な葉は見事に色づいていた。観光客がひきもきらぬほど。幼稚園の遠足がかわいい態列で見学していた。
 櫂の木の下や近くでは記念のスナップ撮影が絶え間なく、無人の時をねらうのには辛抱がいり、カメラを構えて長時間になるとジリジリしてくるのだが、ひたすら忍耐。わずかなチャンスをとらえてシャッターを切るが、これも完全無人とはいかない。どこそこに人影は落ちている。
 櫂の木ならずとも、周囲のかえではまことにきれいな紅葉を演出していた。

吉備路散策

2008年11月2日 日常
吉備路散策
 平成の大改修を行った神社仏閣が工事を終えお目見えした。
 吉備津神社、比翼入母屋造の社殿が葺き替えは本年9月に終了し、10月4日正遷座祭執行された。御神体は吉備津彦命だが、比翼入母屋造の社殿は足利義満が造営したもので、国宝になっている。
 新たになった桧膚葺きは金色の装飾さりながら香が漂ってくるような装いである。天高い秋空に豪壮で雅な姿をしめしていた。
 おりから七五三詣での親子で賑わっていた。 

 今ひとつは臨済宗東福寺派の井山宝福禅寺。本堂の改修を終えた。古刹に紅葉はなによりの風雅。中程に色付いた椛越に朱色の三重塔が競うほどに映えていた。


PACIFIC VENUS号
 昼間は体を動かすと汗が出るほどだが、日が落ちるとさすがに冷えてくる。
 まして岸壁に立つと底冷えに震えた。
 2、651トンの外国航路の豪華客船PASIFUIC BENASU号は宇野港第一突堤に着岸していた。済州島へ観光クルーして帰港の着岸である。さすがこのクラスになると見上げてなお余りある豪華船で、正面から眺めると不夜城の海上ホテルである。観光バスに乗り込んだ後のブリッジにはほとんど客はいなくて、船員の影が映るのみ。税関職員がいかめしい制服制帽で乗降口を固めていた。
 岸壁に停泊している船体は船首を光の届かない東に向けていてアングルがすこぶる悪い。西に向いていればフエリーターミナルの光芒で絵になるのに、と思うのだが止むを得ない。
 21時出航が20時に早まり、船内マイクで点呼交換を行い、アンカーを引き上げ、海水を巻き上げて動き出し、みるみる間に直島をかわして電飾の豪華船は神戸港に向かって姿を消していった。ジャンバーを2枚重ね着してシャッターを切りまくったが、満足のいく写真は撮れなかった。

主要目
就航年月 資格 1998年4月
総トン数 26,561トン 
旅客定員 644名
乗組員  220名



邑久ドライブ

2008年10月28日 日常
 朝方は曇天、昼過ぎに秋の晴天になった。
 ドライブ日和なのでブルーラインを走り、錦海湾のアッケシソウを再見しに行く。
 紅色がいささかくすんだ様子だが、未だ緑色のものが多く混じる。
 寄島分とは異なる因子ではないのか。
 観察すんで汐止堤防に上がると釣り人が今日は多い。カラフルで5~6個の浮木仕掛けで、上の袋に寄餌を入れ、先端の針にゴカイを刺してリール棹で投げ、しゃくるように仕掛けをたぐると水面が撥ねサヨリが釣れていた。ミスがない、百発百中の釣のようだ。刺身にはできそうにない大きさでも、吸い物とかテンプラの具にはほどよい大きさ。おばちゃん3人がほがらかな井戸端会議をしながら、手作りの弁当をたべてさかんに釣っていた。街中のおばちゃんには出来ない光景だ。

 帰途、西大寺観音院に立ち寄り[新・おかやま画像ルポ]の撮影をする。
 船泊に川鵜がもぐって、餌を追っていた。ボラの子だろう、集団で大きな塊になって必至で逃げ回り、鵜はそれを執拗においかけて食っていた。
 公園の樹の下で高校生らしきグループが吹奏の練習をしだした。
 しばらくベンチで寛ぎ帰途に着く。

熊山・英国庭園

2008年10月27日 日常
熊山・英国庭園
 久し振りに来て見たが庭園も建物も雨後の濡れ鼠で映えない光景だ。植栽の花木も無尽に任せているようなさびれが漂っていた。小学校の跡地である。
 県知事選挙の投票日で、ここが投票会場に設定されているので、駐車場は満杯、人いきれは庭園とは肌違いの流れがあった。
 しかし田舎の人、特に婦人の人は気軽に話しかけてもらえる。だれかれとなく雑談して岐路に着いた。
史跡・東大寺瓦窯跡
 源平時代に焼失した奈良・東大寺の再建の重任についた僧・重源は備前一国にその資金や資源を賄うために諸々活動している。活動した足跡を県下随所に見受けるが、この万富では土質に着目して瓦をつくる窯を築いた。約40万枚を焼いたそうだ。
 万富に入ってあちこちで訊いてみたが、知らぬ存ぜぬで埒があかない。
 和気方向に走ると、左手にその旨の標識があった。
 団地に沿う水路の荒れ畑のような段に案内板を見た。
 車を停車して歩いていくと[跡地]の説明版が柿の実の下に建っていた。
 窯跡史跡を思わせるとか、記念館資料展示などはは一切なく、叢に蒸した説明版があるだけである。

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