[吉村作治の新発見!エジプト展]にたちよる。
閉館間際に駆け込んで拝観。
今回の親子、夫婦ミイラの木棺は圧巻。
神々の役割やジャッカルの顔の意味。
ミイラにする事由とその作り方。
時間を忘れて魅入るも閉館のアナウンスで仕舞いは駆け足になった。
会場はオリエント美術館。
会期はこの31日まで。
閉館間際に駆け込んで拝観。
今回の親子、夫婦ミイラの木棺は圧巻。
神々の役割やジャッカルの顔の意味。
ミイラにする事由とその作り方。
時間を忘れて魅入るも閉館のアナウンスで仕舞いは駆け足になった。
会場はオリエント美術館。
会期はこの31日まで。
第44回 岡山県書道連盟展を観に行く。
理事の角 羊亭氏は知友。
毛筆の世界はまったくもって無知であるが氏の作品を追っかけている。些少とも理解できればと念じて観賞させていただいている。
今回は[従吾所好]の筆太の行草書体。
会場は天神山文化プラザ。会期はこの10日まで。
理事の角 羊亭氏は知友。
毛筆の世界はまったくもって無知であるが氏の作品を追っかけている。些少とも理解できればと念じて観賞させていただいている。
今回は[従吾所好]の筆太の行草書体。
会場は天神山文化プラザ。会期はこの10日まで。
北房山野草愛好会が北房文化センター(真庭市上水田3131)で開かれた。最終日の今日、夫婦ででかけた。
GW、高速料金激安、後楽日和の3点揃って吉備SAは大賑わい。これは予期していたのでさほど驚くことはなかったが、いざ岡山道に入って豪渓の見延橋から大渋滞に巻き込まれた。15キロ渋滞の表示が出た。普段こんなところで渋滞になることはないのでビックリ、じわじわ進行しては停車のくりかえしである。宮崎や神戸、高知ナンバーが結構多い。ニンジンをぶら下げた政策に敏感に反応した現象である。
いらいらが募り、賀陽ICで一般道に下りた。岡山からここまで2時間もかかった。
当HPのイベント情報でのお知らせの通り、クマガイソウが正面に置かれて盛況をアピールしていた。4列に並べられた作品は愛好会の皆さんが日ごろから手塩にかけて育成し形を整えたものばかり。盆栽仕立てになると何の花だろうと思うほど七変化になるものもある。
会員のみなさんは明日から秋の展示会に向けて活動される。激励を送りたい。
帰途は北房JCTの上りが大渋滞。恐れ入って一般道を走って帰岡した。
GW、高速料金激安、後楽日和の3点揃って吉備SAは大賑わい。これは予期していたのでさほど驚くことはなかったが、いざ岡山道に入って豪渓の見延橋から大渋滞に巻き込まれた。15キロ渋滞の表示が出た。普段こんなところで渋滞になることはないのでビックリ、じわじわ進行しては停車のくりかえしである。宮崎や神戸、高知ナンバーが結構多い。ニンジンをぶら下げた政策に敏感に反応した現象である。
いらいらが募り、賀陽ICで一般道に下りた。岡山からここまで2時間もかかった。
当HPのイベント情報でのお知らせの通り、クマガイソウが正面に置かれて盛況をアピールしていた。4列に並べられた作品は愛好会の皆さんが日ごろから手塩にかけて育成し形を整えたものばかり。盆栽仕立てになると何の花だろうと思うほど七変化になるものもある。
会員のみなさんは明日から秋の展示会に向けて活動される。激励を送りたい。
帰途は北房JCTの上りが大渋滞。恐れ入って一般道を走って帰岡した。
[第二十七回 墨光会展]に赴く。
角 羊亭氏が楷書の作品を仕上げておられる。氏の楷書作品に接してのは初めてで、風格のある筆跡だと、素人なりに観賞させてもらった。
角 羊亭氏が楷書の作品を仕上げておられる。氏の楷書作品に接してのは初めてで、風格のある筆跡だと、素人なりに観賞させてもらった。
早朝は冷え込み、日中は汗をかいた1日。朝は冬、昼は初夏・・・という感じだった。
今日は知人に、広島県庄原市への山野草探訪撮に連れていってもらった。GWで高速道の割引きのせいか、岡山道~縦貫道における走行車は切れ目なく続いていた。日ごろみられぬ遠方他県のナンバーが多い。
目的のワダソウは陽光を浴びて咲いていた。
他に、ミツバアケビ、ゴヨウアケビ、ウグイスカグラ、サイフリボクを撮影することができた。
葉ワサビをお土産に新見市哲西の恋ヶ窪湿原に走り、御衣黄桜、絨毯に咲いたリュウキンカを撮して帰岡。
今日は知人に、広島県庄原市への山野草探訪撮に連れていってもらった。GWで高速道の割引きのせいか、岡山道~縦貫道における走行車は切れ目なく続いていた。日ごろみられぬ遠方他県のナンバーが多い。
目的のワダソウは陽光を浴びて咲いていた。
他に、ミツバアケビ、ゴヨウアケビ、ウグイスカグラ、サイフリボクを撮影することができた。
葉ワサビをお土産に新見市哲西の恋ヶ窪湿原に走り、御衣黄桜、絨毯に咲いたリュウキンカを撮して帰岡。
石灰岩台地の晩春の花
2009年4月27日 日常
カタクリの終わった跡を舐めるように探して歩くと、あるある、晩春の小花が健気に咲いていた。
ヒトリシズカ、フデリンドウ、トキワイカリソウ、セントウソウ、ナツトウダイ
よく陽が当たって下草が刈られた地上で、かさかさと落葉が靴下で鳴っていて、その間に囲まれて咲いていた。リスが齧った松ポックリのエビフライを探したが今日は見つけることができなかった。
鍾乳洞のある所に移動し地元の女性の案内もあって種種撮影できた。
ヤマブキソウ、ホタルカズラ、シロヤマブキ、十二単衣、イチリンソウ、サンリンソウ、ムベ、ニガナ、コンロンソウ、ハコベ、コメツブウマゴヤシ、ジゴクノカマノフタ等々。
収穫の多い日を過ごすことができた。
ヒトリシズカ、フデリンドウ、トキワイカリソウ、セントウソウ、ナツトウダイ
よく陽が当たって下草が刈られた地上で、かさかさと落葉が靴下で鳴っていて、その間に囲まれて咲いていた。リスが齧った松ポックリのエビフライを探したが今日は見つけることができなかった。
鍾乳洞のある所に移動し地元の女性の案内もあって種種撮影できた。
ヤマブキソウ、ホタルカズラ、シロヤマブキ、十二単衣、イチリンソウ、サンリンソウ、ムベ、ニガナ、コンロンソウ、ハコベ、コメツブウマゴヤシ、ジゴクノカマノフタ等々。
収穫の多い日を過ごすことができた。
バスツアーの旅は気楽で、お仕着せ通り行動すれば企画された名所観光は確実に約束される。ここだけは半日かけてもじっくり観光してみたい気持ちを持つと、上面を撫でられて終わった気分になるのも、定例である。
琵琶湖畔の大津から京都の都をどりを観る旅に参加してきた。
気負い込んで出かけたが、周囲が散策できる時間と許可がなくて、なにやらコマギレの空間だけの写真になった。
大津は、料亭紅葉の会席昼食でこれは豪華美味だった。食べすぎを心配しながら結局あらかた食べてしまった。[余は満足じゃ]の心地。
祇園あたりの路地はまことに狭い。俗に鰻の寝床といわれるぐらいの家が軒を連ね、そこを大型バスが瓦をこすらんばかりに迂余曲折して進行するものだから、これには恐れ入る、神さま並みのハンドル裁きである。
都をどりの会場は祇園甲部歌舞練場。普段は広い敷地のようだが、バスのすしずめにあふれんばかりの人の波が押し寄せ、なにがなんだかよく理解できぬままトコロテン式に会場に入る。
さすが都をどりは華やか。
第137回の今年は4月1日~30日の開演期間。日に4回の開演時間。茶席付特等観覧券は4、500円也。入口から売店並ぶ間を抜けて二階に上がり、一同椅子席に座り芸妓さんの御点前をいただく。特製の団子皿はお持ち帰り。喫茶が済むと一階に降り練場の指定席に。やがて緞帳があがり、右桟敷に三味線に長唄、左桟敷に横笛、鼓の鳴物入りで歌舞が始まる。[ヨーイヤァサー]・・・舞台はこぼれんばかりに桜が咲いて豪華絢爛にうかびあがる。三味線、長唄は少々お歳を召した人たちで若い芸妓の雰囲気にピシャリとした締めを漂わす。いわずもなが黒子を除いてすべて女性のみ。
演目は下記の通り。
水映桜花絵巻(みずにはえるはなえまき)
第一景 置唄(おきうた) 長唄
第二景 北天神初詣(きたのてんじんはつもうで) 長唄
第三景 嵐山角倉物語(あらしやますみくらものがたり)別踊 長唄
第四景 祇園白川涼風(ぎおんしらかわりょうふう) 別踊 長唄
第五景 お染久松野崎村(おそめひさまつのざきむら) 長唄
第六景 紅葉訪嵯峨巡(もみじたずねさがめぐり) 長唄
第七景 京里山雪女郎子鷺(きょうさとやまゆきじょろうとこさぎ)別踊 長唄
第八景 石清水八幡宮桜(いわしみずはちまんぐうのさくら) 長唄
初めに総踊り、次第に物語に進み、終わりに総踊りで括る。
いわば芸妓さんの宝塚調と思えばいいが、[うちが先や]といわれそう。
専用の言葉や呼称が分かれば昂揚は倍加するだろう。
琵琶湖畔の大津から京都の都をどりを観る旅に参加してきた。
気負い込んで出かけたが、周囲が散策できる時間と許可がなくて、なにやらコマギレの空間だけの写真になった。
大津は、料亭紅葉の会席昼食でこれは豪華美味だった。食べすぎを心配しながら結局あらかた食べてしまった。[余は満足じゃ]の心地。
祇園あたりの路地はまことに狭い。俗に鰻の寝床といわれるぐらいの家が軒を連ね、そこを大型バスが瓦をこすらんばかりに迂余曲折して進行するものだから、これには恐れ入る、神さま並みのハンドル裁きである。
都をどりの会場は祇園甲部歌舞練場。普段は広い敷地のようだが、バスのすしずめにあふれんばかりの人の波が押し寄せ、なにがなんだかよく理解できぬままトコロテン式に会場に入る。
さすが都をどりは華やか。
第137回の今年は4月1日~30日の開演期間。日に4回の開演時間。茶席付特等観覧券は4、500円也。入口から売店並ぶ間を抜けて二階に上がり、一同椅子席に座り芸妓さんの御点前をいただく。特製の団子皿はお持ち帰り。喫茶が済むと一階に降り練場の指定席に。やがて緞帳があがり、右桟敷に三味線に長唄、左桟敷に横笛、鼓の鳴物入りで歌舞が始まる。[ヨーイヤァサー]・・・舞台はこぼれんばかりに桜が咲いて豪華絢爛にうかびあがる。三味線、長唄は少々お歳を召した人たちで若い芸妓の雰囲気にピシャリとした締めを漂わす。いわずもなが黒子を除いてすべて女性のみ。
演目は下記の通り。
水映桜花絵巻(みずにはえるはなえまき)
第一景 置唄(おきうた) 長唄
第二景 北天神初詣(きたのてんじんはつもうで) 長唄
第三景 嵐山角倉物語(あらしやますみくらものがたり)別踊 長唄
第四景 祇園白川涼風(ぎおんしらかわりょうふう) 別踊 長唄
第五景 お染久松野崎村(おそめひさまつのざきむら) 長唄
第六景 紅葉訪嵯峨巡(もみじたずねさがめぐり) 長唄
第七景 京里山雪女郎子鷺(きょうさとやまゆきじょろうとこさぎ)別踊 長唄
第八景 石清水八幡宮桜(いわしみずはちまんぐうのさくら) 長唄
初めに総踊り、次第に物語に進み、終わりに総踊りで括る。
いわば芸妓さんの宝塚調と思えばいいが、[うちが先や]といわれそう。
専用の言葉や呼称が分かれば昂揚は倍加するだろう。
2009.4.12版
桜花観賞グループで落合[醍醐桜]、新庄[凱旋桜]、久世[天領くせ桜]を巡ってみた。
早朝5時に出発して先ず[醍醐桜]へ。一番気がかりな侵入路からの車の渋滞と駐車の可否であったが、頂上の駐車場までは意外とスムースに到着したものの、車は満杯状態。4時からこられているという知人の知己の人に入れ替えさせてもらい無事滑り込む。その上に輪をかけたような人の波である。人の入らない画像はまづムリと諦めるしかない。桜は満開。
帰路は山越えして月田へ抜け勝山から181号線を走り新庄の[凱旋桜]へ。桜祭りは19日とのことだが、ここもほぼ満開状態で19日まで維持できるかどうか難しい。まあ桜吹雪のまつりも乙な舞台になるやもしれぬ。人出は肩を触れる状態。
181号線を戻って久世の[天領くせ桜]に。ここは旭川右岸の堤防。ここは一陣の風で猛烈な花吹雪になる状態。早や葉桜の兆しを見せていた。そこそこの桜花の下で花見弁当をつつくカップルがちらほら、河川敷では家族の塊が焼肉パーティで盛んに食べる子供たちに、おかあさんの賄いが大童の奮闘だった。
さらに下って西川の御休公園の桜を目指したが上り口から車の渋滞、諦めて河川の両岸にワイヤーを張って大空を泳ぐ[鯉幟]を撮影し、小森温泉の公園までたどり、花見弁当を開いて休憩することにした。
大分、カロリーを消費していたので特製花見弁当は実に美味しかった。
満足の腹ぐあいを抱えて、湯の瀬温泉経由で豊岡下のカタクリ群生地へまわる。
群落の中に、イチリンソウ、ニリンソウ、ヤマルリソウが混じって咲いていた。
下竹之荘のカタクリ大群落を確認して吉備新線に乗り帰岡した。
桜花観賞グループで落合[醍醐桜]、新庄[凱旋桜]、久世[天領くせ桜]を巡ってみた。
早朝5時に出発して先ず[醍醐桜]へ。一番気がかりな侵入路からの車の渋滞と駐車の可否であったが、頂上の駐車場までは意外とスムースに到着したものの、車は満杯状態。4時からこられているという知人の知己の人に入れ替えさせてもらい無事滑り込む。その上に輪をかけたような人の波である。人の入らない画像はまづムリと諦めるしかない。桜は満開。
帰路は山越えして月田へ抜け勝山から181号線を走り新庄の[凱旋桜]へ。桜祭りは19日とのことだが、ここもほぼ満開状態で19日まで維持できるかどうか難しい。まあ桜吹雪のまつりも乙な舞台になるやもしれぬ。人出は肩を触れる状態。
181号線を戻って久世の[天領くせ桜]に。ここは旭川右岸の堤防。ここは一陣の風で猛烈な花吹雪になる状態。早や葉桜の兆しを見せていた。そこそこの桜花の下で花見弁当をつつくカップルがちらほら、河川敷では家族の塊が焼肉パーティで盛んに食べる子供たちに、おかあさんの賄いが大童の奮闘だった。
さらに下って西川の御休公園の桜を目指したが上り口から車の渋滞、諦めて河川の両岸にワイヤーを張って大空を泳ぐ[鯉幟]を撮影し、小森温泉の公園までたどり、花見弁当を開いて休憩することにした。
大分、カロリーを消費していたので特製花見弁当は実に美味しかった。
満足の腹ぐあいを抱えて、湯の瀬温泉経由で豊岡下のカタクリ群生地へまわる。
群落の中に、イチリンソウ、ニリンソウ、ヤマルリソウが混じって咲いていた。
下竹之荘のカタクリ大群落を確認して吉備新線に乗り帰岡した。
いきなり初夏である。
気温が20度に上がる。
窓を開放して吉備新線を走行していると眞に快適なドライブになった。
吉備新線の街路樹は若木だが桜並木であるが南の方はもう葉桜の気配、吉備高原都市の信号あたりはまだ花弁健在である。サイエンス館は閉鎖されていて驚いた。
県の財政都合で既存の施設が次々と閉鎖されているのだ。
ヤマザクラが山を薄ピンクに染めていて空は春霞、雲ひとつない天気、車を降りて牛舎の横をすり抜け山裾を巻く径をたどり心覚えの桜木のあたりから爛漫とカタクリが咲いていた。
うしろから賑やかに、妙齢の女性教諭に引率された小学生10人ほどが追いついてきた。顎紐のついた赤い帽子、白のシャツ、濃紺の半ズボンの小学生は、紐のついた画板を全員かかえていた。首にかけてスケッチする、アレである。
「こんにちは」と先生と挨拶を交わすと生徒は次々同じようにいってくれる。雲雀の合唱のようで微笑ましい光景。
「よく咲いていますね」というと、先生は、
「奥の方へ行くともっと咲いていますよ」
「奥というと・・・」
「私たちもこれからそこへ行くんです」
「じゃあ、うしろからついていきます」
ということで、生徒の一列縦隊の最後尾について歩く。実に賑やかで楽しい。
すぐ前の生徒は小太りの男子、
「何年生?」と聞くと、
「二年生!」
「カタクリをスケッチするのかな」
「そう!」
簡単明瞭な会話をしながら落葉をカサカサ踏みしめるのである。
「あっ、イノシシの跡」
「へぇ、これがねぇ。よくわかるねぇ」
「山だからね。でもそんな山奥じゃなくてちょっとした山」
「じゃあイノシシを良く見るんだ」
「見たことはない、サルの声はよく聞くよ」
「へぇ、すごくいい所なんだ」
なにが凄いのか自分でもよくわからない。
やがて今来た径の一段上の整備された場所につくと、なるほどカタクリの大群落である。
「さあここでカタクリの写生しましょう、よく観察して描きましょう、色は教室に帰って塗ります。花や葉っぱの形を描くんですよ」と先生、
「端っこに行って落ちないように、みちから上に上がってはいけません」
がやがや言いながら生徒は一斉に画板に向かう。
「あっ、花をとっちやぁダメ・・・」
「葉っぱはそんなにちいさいかなぁ・・・」
「よく見ているじゃない、いいですよ」
先生も忙しい。
授業の邪魔にならないように、少し離れてクローズアップレンズを装着し枚数を重ねて撮影する。
「センセイ、あのおじさん写真とっとる・・・」
「カタクリがキレイだから写しているの」
「ふ~ん」
そのうち全員が線描きスケッチを終えたらしく、
「さあ帰る準備をしてぇ、あそこの赤い花のところで写真を撮りますからね」
来た時と同じように一列縦隊であるきだした。
先生に、
「ありがとうございました」と挨拶する。
「いい写真撮れました?」
「ええ、なんとか、ですね」
「さようなら」「さようなら」は、生徒ひとりづつが去るときの挨拶。
手入れの行き届いたカタクリの群落は大方花弁をイナバウワのように反り返り、あまりにも反り返ってダンゴみたいなものが多い。来るのが遅かったようだ。
好天気が続くと来週は下り坂になるだろうと思う。
気温が20度に上がる。
窓を開放して吉備新線を走行していると眞に快適なドライブになった。
吉備新線の街路樹は若木だが桜並木であるが南の方はもう葉桜の気配、吉備高原都市の信号あたりはまだ花弁健在である。サイエンス館は閉鎖されていて驚いた。
県の財政都合で既存の施設が次々と閉鎖されているのだ。
ヤマザクラが山を薄ピンクに染めていて空は春霞、雲ひとつない天気、車を降りて牛舎の横をすり抜け山裾を巻く径をたどり心覚えの桜木のあたりから爛漫とカタクリが咲いていた。
うしろから賑やかに、妙齢の女性教諭に引率された小学生10人ほどが追いついてきた。顎紐のついた赤い帽子、白のシャツ、濃紺の半ズボンの小学生は、紐のついた画板を全員かかえていた。首にかけてスケッチする、アレである。
「こんにちは」と先生と挨拶を交わすと生徒は次々同じようにいってくれる。雲雀の合唱のようで微笑ましい光景。
「よく咲いていますね」というと、先生は、
「奥の方へ行くともっと咲いていますよ」
「奥というと・・・」
「私たちもこれからそこへ行くんです」
「じゃあ、うしろからついていきます」
ということで、生徒の一列縦隊の最後尾について歩く。実に賑やかで楽しい。
すぐ前の生徒は小太りの男子、
「何年生?」と聞くと、
「二年生!」
「カタクリをスケッチするのかな」
「そう!」
簡単明瞭な会話をしながら落葉をカサカサ踏みしめるのである。
「あっ、イノシシの跡」
「へぇ、これがねぇ。よくわかるねぇ」
「山だからね。でもそんな山奥じゃなくてちょっとした山」
「じゃあイノシシを良く見るんだ」
「見たことはない、サルの声はよく聞くよ」
「へぇ、すごくいい所なんだ」
なにが凄いのか自分でもよくわからない。
やがて今来た径の一段上の整備された場所につくと、なるほどカタクリの大群落である。
「さあここでカタクリの写生しましょう、よく観察して描きましょう、色は教室に帰って塗ります。花や葉っぱの形を描くんですよ」と先生、
「端っこに行って落ちないように、みちから上に上がってはいけません」
がやがや言いながら生徒は一斉に画板に向かう。
「あっ、花をとっちやぁダメ・・・」
「葉っぱはそんなにちいさいかなぁ・・・」
「よく見ているじゃない、いいですよ」
先生も忙しい。
授業の邪魔にならないように、少し離れてクローズアップレンズを装着し枚数を重ねて撮影する。
「センセイ、あのおじさん写真とっとる・・・」
「カタクリがキレイだから写しているの」
「ふ~ん」
そのうち全員が線描きスケッチを終えたらしく、
「さあ帰る準備をしてぇ、あそこの赤い花のところで写真を撮りますからね」
来た時と同じように一列縦隊であるきだした。
先生に、
「ありがとうございました」と挨拶する。
「いい写真撮れました?」
「ええ、なんとか、ですね」
「さようなら」「さようなら」は、生徒ひとりづつが去るときの挨拶。
手入れの行き届いたカタクリの群落は大方花弁をイナバウワのように反り返り、あまりにも反り返ってダンゴみたいなものが多い。来るのが遅かったようだ。
好天気が続くと来週は下り坂になるだろうと思う。
晴撮雨読を旨としている生活をしているつもりでもなかなかそうはいかない。第一に春の天候不順にはイヤというほど振り回された。曇天雨天はもちろんのこと、気温が15度以上に安定することがなかったのである。
一概に線ひくわけにはいかないが、前記の顕著なのはキンポウゲ科の植物である。早春のおける同科のユキワリイチゲ、アズマイチゲの過敏な条件にはほとほと参る。
今日は好天気で気温上昇の確かを見極めユキワリイチゲの探訪撮に行くと、木蔭のものは午後3時を過ぎても萼を開かず、よく当たる一画のものがようやく平開してくれていた。ただし、いびつの開き方が目立ち、きれいに平開きした花はごくわずか、しかも虫食い、褪せて変色している弁先が多い。開花して長い待機日が続いたせいだと思う。今年は満足のいく撮影ができなかった。
ミヤマカタバミ、イチリンソウは蕾をまじえて半開の態だ。
ヤマエンゴサクやユリワサビ、シロバナネコノメは一旦開花すると萎むことなく終焉を迎えている。
次はカタクリの季節だ。
一概に線ひくわけにはいかないが、前記の顕著なのはキンポウゲ科の植物である。早春のおける同科のユキワリイチゲ、アズマイチゲの過敏な条件にはほとほと参る。
今日は好天気で気温上昇の確かを見極めユキワリイチゲの探訪撮に行くと、木蔭のものは午後3時を過ぎても萼を開かず、よく当たる一画のものがようやく平開してくれていた。ただし、いびつの開き方が目立ち、きれいに平開きした花はごくわずか、しかも虫食い、褪せて変色している弁先が多い。開花して長い待機日が続いたせいだと思う。今年は満足のいく撮影ができなかった。
ミヤマカタバミ、イチリンソウは蕾をまじえて半開の態だ。
ヤマエンゴサクやユリワサビ、シロバナネコノメは一旦開花すると萎むことなく終焉を迎えている。
次はカタクリの季節だ。
陽射しが弱々しく吹く風が冷たくて冬帰りの天気になった。
それでも予定が詰り山野草探訪には今日しかないためにでかけた。岡山市御津なので時間はかからない。旭川沿いの県道を走っていると牧山の左岸に立ち上がる連山に、今年も山桜が満開になって山を染めていた。河川敷で花見ができる。距離をおいて見上げるので絶景である。
目的地の近くで車を駐車、機材を担いでてくてく歩いてシロバナネコノメを先ずカメラに収め、ユリワサビ、ヤマエンゴサクを獲る。ユキワリイチゲもまだしっかりしていたが、気温が上がらないので一輪二輪ほどの花弁の開き具合、しばらく待っていたが温度は下がるの傾向で諦めた。
イチリンソウが二輪ほど半開していた。
それでも予定が詰り山野草探訪には今日しかないためにでかけた。岡山市御津なので時間はかからない。旭川沿いの県道を走っていると牧山の左岸に立ち上がる連山に、今年も山桜が満開になって山を染めていた。河川敷で花見ができる。距離をおいて見上げるので絶景である。
目的地の近くで車を駐車、機材を担いでてくてく歩いてシロバナネコノメを先ずカメラに収め、ユリワサビ、ヤマエンゴサクを獲る。ユキワリイチゲもまだしっかりしていたが、気温が上がらないので一輪二輪ほどの花弁の開き具合、しばらく待っていたが温度は下がるの傾向で諦めた。
イチリンソウが二輪ほど半開していた。
ひとつの用事を済ませるとTVに馳せつける毎日が続いた。大砲炸裂で大量点差ならあまりこだわらないが、僅差で推移していると気が気ではない。間を見逃すともう展開が違っている、これほどまでに惹き付けられるゲームは勝利で終わると、それも劇的なものであれば感動は倍加する。ビールで独り祝杯したのである。
終わってみれば投手の三本柱が投球回数を重ねていくにしたがい本領を発揮し一戦を締めたこと、長距離打法の打線が安打、バンドしてでもつなぐ打法に忠実であったこと、最初はぎこちなかったが尻上がりにチーム結束の哲を成し遂げたこと、などなど、終わりよければそれがうらずけられる戦いだった。節々にこいう感動はいい薬になります。
打たれても自己責任で立ち直る投手。
戦局を把握し打者の癖を感知してリードできる捕手。
4番の定義にこだわらない打線。
WBCをみて技術の奥義をみたり、とは、大げさな感想ですかな。
終わってみれば投手の三本柱が投球回数を重ねていくにしたがい本領を発揮し一戦を締めたこと、長距離打法の打線が安打、バンドしてでもつなぐ打法に忠実であったこと、最初はぎこちなかったが尻上がりにチーム結束の哲を成し遂げたこと、などなど、終わりよければそれがうらずけられる戦いだった。節々にこいう感動はいい薬になります。
打たれても自己責任で立ち直る投手。
戦局を把握し打者の癖を感知してリードできる捕手。
4番の定義にこだわらない打線。
WBCをみて技術の奥義をみたり、とは、大げさな感想ですかな。
絶好の春日和に恵まれた。予定が入っているので今日しかアズマイチゲに会いに行けない。F氏とカルスト台地に走った。正午前に様子見に立ち寄ると気温が上がっていないのでまだ平開きしていない為、そば昼食してユキワリソウを見てから引き返すと、爛漫と開花していた。キバナノアマナも2茎が開花していた。
昨年からタイミングが合わずに心詰りしていたが、これで安らぐことができた。
昨年からタイミングが合わずに心詰りしていたが、これで安らぐことができた。
竜之口学区の頭高山公園で標記の会があった。徒歩でいけるところなので参加した。満天星空、とはいかないが次第に雲が南下していき東空に土星が肉眼でとらえられるようになり、大学の先生持込の反射展望鏡にちびっ子に混じって観察させてもらった。
地球はもちろん太陽系の一惑星であり木星や土星も同じ仲間、宇宙ってどうなっているのだろう、広い広い空間の実態はどこまで続くのだろうか・・・、などと考えたら夜も眠れない謎になやまさられる。
それだけに神秘で謎の存在なのだが、宇宙工学の進歩で相当解明されているようだ。
土星は木星に次いで2番目に大きな惑星、直径は地球の約9.4倍、質量は約95倍でだが、土星は太陽系の中で一番密度が低く、平均密度は水よりも低い約0.68 g/cm3となっている。このため、「もし土星を水に入れることができれば、水に浮く」といわれている。なお、太陽系の中で最も密度の高い惑星は地球。
土星には環があるこがよくしられている。詳細はよくわからないけど、地球の自転等により、いまの月に見える土星の環は一本の縦線にこれが45度ぐらいに傾斜している。簡単にいううと団子の串焼きになっていて、8月になると真直ぐ垂直になるそうだ。10~15年におこる現象で、それが今年になる。
位置は東空。
飛行機や人工衛星が飛んでいて紛らわしいが、よくよく観察が必要だ。天体望遠鏡は必携。
大きなロマンに浸るのには絶好である。
ーーー14日ーーー
地球はもちろん太陽系の一惑星であり木星や土星も同じ仲間、宇宙ってどうなっているのだろう、広い広い空間の実態はどこまで続くのだろうか・・・、などと考えたら夜も眠れない謎になやまさられる。
それだけに神秘で謎の存在なのだが、宇宙工学の進歩で相当解明されているようだ。
土星は木星に次いで2番目に大きな惑星、直径は地球の約9.4倍、質量は約95倍でだが、土星は太陽系の中で一番密度が低く、平均密度は水よりも低い約0.68 g/cm3となっている。このため、「もし土星を水に入れることができれば、水に浮く」といわれている。なお、太陽系の中で最も密度の高い惑星は地球。
土星には環があるこがよくしられている。詳細はよくわからないけど、地球の自転等により、いまの月に見える土星の環は一本の縦線にこれが45度ぐらいに傾斜している。簡単にいううと団子の串焼きになっていて、8月になると真直ぐ垂直になるそうだ。10~15年におこる現象で、それが今年になる。
位置は東空。
飛行機や人工衛星が飛んでいて紛らわしいが、よくよく観察が必要だ。天体望遠鏡は必携。
大きなロマンに浸るのには絶好である。
ーーー14日ーーー
Charity Concert
2009年3月15日 日常 ヴァイオリン:千住 真理子
ピアノ :藤井 一興
サブタイトルに[至福の音色に包まれる瞬間]とあり、ヴァイオリンの旋律に酔いしれることが出来たひと時だった。
特に後半の、
ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
は一部、二部、三部を一気に、およそ30分の演奏は圧巻だった。
---13日ーーー
ピアノ :藤井 一興
サブタイトルに[至福の音色に包まれる瞬間]とあり、ヴァイオリンの旋律に酔いしれることが出来たひと時だった。
特に後半の、
ベートーベン:ヴァイオリン・ソナタ第9番「クロイツェル」
は一部、二部、三部を一気に、およそ30分の演奏は圧巻だった。
---13日ーーー
第25回岡山県近代詩文書道連盟
岡山県「現代俳句の書展」
会場:天神山文化プラザ
俳句を詠んでその世界を想像する力はあったとしても、作句となれば次元が違う。つま先だけその世界を踏んだが段々と難しさが募り停滞している。この壁をすこしでも攀じのぼうろうと、観賞させていただいた。
開催は15日本日まで。
岡山県「現代俳句の書展」
会場:天神山文化プラザ
俳句を詠んでその世界を想像する力はあったとしても、作句となれば次元が違う。つま先だけその世界を踏んだが段々と難しさが募り停滞している。この壁をすこしでも攀じのぼうろうと、観賞させていただいた。
開催は15日本日まで。
デジタルミュージアム 4階企画展示室
[中国・内モンゴル自治区博物館所蔵
チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展]
中央アジアの遊牧民族をかいま識見するのにはうってつけの歴史展示だった。
一定の固定基地を築かずに草原移動の各遊牧民族を大騎馬軍団にしたてた帝国の祖ーチンギス・ハーンの威容に触れることができる。同時にきらびやかな装身具を、あるいは生活具を見る限りそれは権力を背にした宮殿文化であることが伺い知れる。
開催は4月5日まで。
[中国・内モンゴル自治区博物館所蔵
チンギス・ハーンとモンゴルの至宝展]
中央アジアの遊牧民族をかいま識見するのにはうってつけの歴史展示だった。
一定の固定基地を築かずに草原移動の各遊牧民族を大騎馬軍団にしたてた帝国の祖ーチンギス・ハーンの威容に触れることができる。同時にきらびやかな装身具を、あるいは生活具を見る限りそれは権力を背にした宮殿文化であることが伺い知れる。
開催は4月5日まで。
昨日確定申告にでかけた。なかなか市街をゆっくり歩く機会がないので、こういうやむを得ぬ用事に便乗することの楽しみが染込んでいる。NET利用の手もあるが、書類提出の手はやめられそうもない。
バスで岡山駅にいきぶらつきながらママカリフォーラムの会場で作成した書類を提出、人出が少ないのでものの5分とかからない。
バスで岡山駅にいきぶらつきながらママカリフォーラムの会場で作成した書類を提出、人出が少ないのでものの5分とかからない。
生憎の曇天で思うように気温が上がらず、目的のアズマイチゲは唐傘を閉じての無愛想そのもの。開花準備はできあがっているのであとは好天候を待つのみ。後日を期す。
セリバオウレンはお構いなく満腔の開花。ユキワリソウはかろうじてお愛想の状態。
悪条件を承知の強行軍はやはりよくない行いだった。
セリバオウレンはお構いなく満腔の開花。ユキワリソウはかろうじてお愛想の状態。
悪条件を承知の強行軍はやはりよくない行いだった。