倉田、倉益、倉富、の各新田への灌漑と吉井川・旭川の連絡河川を兼ねて造られた倉安川は農耕を潤し、閘門式の構造で水難時における船の待避船溜りを備えたもので、画期的な土木工事である。1679年に池田光政が津田永忠に作事させたもので知られる。
今は閉鎖されて役目を果たしていない。第一水門と第二水門、高瀬船の船たまりの構造、一部残してある石組みにその偉業が偲ばれる。
天気が悪く、鉛色の空の下で見て廻った。近年、永忠の土木偉業の一つとして世界遺産の候補に加えているようで、その影響かどうか、吉井川側の第一水門あたりを観光整備の工事をしている。
今は閉鎖されて役目を果たしていない。第一水門と第二水門、高瀬船の船たまりの構造、一部残してある石組みにその偉業が偲ばれる。
天気が悪く、鉛色の空の下で見て廻った。近年、永忠の土木偉業の一つとして世界遺産の候補に加えているようで、その影響かどうか、吉井川側の第一水門あたりを観光整備の工事をしている。
ー日本の書展&岡山県の書展ー
会場:天満屋岡山展6階葦川会館
会期:10月26日まで
友人の角羊亭氏が岡山県書壇秀作展1のコーナーを飾っていた。今までに小生としてはみたことのない筆運びの豪快で暖かな作品を鑑賞した。
[大音希聲]の4文字。
氏と久し振りに歓談することができた。
会場:天満屋岡山展6階葦川会館
会期:10月26日まで
友人の角羊亭氏が岡山県書壇秀作展1のコーナーを飾っていた。今までに小生としてはみたことのない筆運びの豪快で暖かな作品を鑑賞した。
[大音希聲]の4文字。
氏と久し振りに歓談することができた。
寄島のアッケシソウは終息なので錦海塩田跡に走った。
聞いたところによると、錦海塩田跡のものは寄島の移植らしい。
幸いに、ここのは緑色が残っていて、おかしなことに紅、茶、そして枯れたものが混じっている。
しかし、丈が短い状態はここ数年つづいている。大きくならないのだ。
聞いたところによると、錦海塩田跡のものは寄島の移植らしい。
幸いに、ここのは緑色が残っていて、おかしなことに紅、茶、そして枯れたものが混じっている。
しかし、丈が短い状態はここ数年つづいている。大きくならないのだ。
雨なら止めようと暗い夜明けの空を眺め、どうやら小康状態。様子見でパソコンのキーボードを叩いて夜明けを待つ。降雨の心配はないようだ。8時過ぎて出宅。
入場券発売の窓口で2人のおばさんに確認すると、異口同音に菊花展はあるが菰巻きは11月になってからとのたまう。携帯で友人に再確認すれば、後楽園のHPに、天候で中止はありうるが10月24日9時30分~15時まで挙行と広報しているとのこと。おばさんにその旨を伝えると、あたふたと男性職員に尋ねるべく席を立ち、間違いなく本日あります、すみませんでした、の回答が返った。責めるのではないがこれはいただけない。今日企画される園内行事ぐらいはミーティングで全職員に知らしめておくべきだ。まして広報行事なのである。
時間が時間だから観光客は疎ら、雨後の庭園は空気が澄み切って気持ちがいい。風邪で咽喉の痛みが抜けきらないものの広々と深呼吸して新鮮な空気を肺に送り込み、誰もいない園遊路を散策する。外人オペアの会話が背に聞こえ、振り向くと掌に入るビデオを回していた。日本メーカのものでGOO!だ。
入場券発売の窓口で2人のおばさんに確認すると、異口同音に菊花展はあるが菰巻きは11月になってからとのたまう。携帯で友人に再確認すれば、後楽園のHPに、天候で中止はありうるが10月24日9時30分~15時まで挙行と広報しているとのこと。おばさんにその旨を伝えると、あたふたと男性職員に尋ねるべく席を立ち、間違いなく本日あります、すみませんでした、の回答が返った。責めるのではないがこれはいただけない。今日企画される園内行事ぐらいはミーティングで全職員に知らしめておくべきだ。まして広報行事なのである。
時間が時間だから観光客は疎ら、雨後の庭園は空気が澄み切って気持ちがいい。風邪で咽喉の痛みが抜けきらないものの広々と深呼吸して新鮮な空気を肺に送り込み、誰もいない園遊路を散策する。外人オペアの会話が背に聞こえ、振り向くと掌に入るビデオを回していた。日本メーカのものでGOO!だ。
兵庫県豊岡市に友の会の一泊団体旅行で行ってきた。
以前植物園と蟹食いで訪れていたが、名所旧跡を目的にでかけたのは初めて。団体旅行なので一眼レフや付属品を抱えての行動はムリと分かっていたので、画素数の少ないコンパクトカメラを持っていった。平面的な写真になったのは惜しかった。
狙いは3箇所あって、①城崎温泉街の散策(志賀直哉の余韻を探したかった)、②コウノトリが田園に飛翔している風景、③出石城下町の街並みを楽しみにしていた。
①②は念願叶わなかった。③はあるていど自由時間があったので城下の一番賑やかな通りは散策できた。
もっとも美味だったのは昼食時の出石そば。ここのは皿そば、というもので、わんこそばの変わり種、通常5皿が一人前のところ7皿が積まれていてついつい全皿を平らげ、付いていたバラ寿司を七分ぐらい箸をつけた。
終わりよければ総てよし、の気分で帰岡した。
時期を変えて撮影旅行に単独で散策してみたい、城崎&出石を、と思いながら。
以前植物園と蟹食いで訪れていたが、名所旧跡を目的にでかけたのは初めて。団体旅行なので一眼レフや付属品を抱えての行動はムリと分かっていたので、画素数の少ないコンパクトカメラを持っていった。平面的な写真になったのは惜しかった。
狙いは3箇所あって、①城崎温泉街の散策(志賀直哉の余韻を探したかった)、②コウノトリが田園に飛翔している風景、③出石城下町の街並みを楽しみにしていた。
①②は念願叶わなかった。③はあるていど自由時間があったので城下の一番賑やかな通りは散策できた。
もっとも美味だったのは昼食時の出石そば。ここのは皿そば、というもので、わんこそばの変わり種、通常5皿が一人前のところ7皿が積まれていてついつい全皿を平らげ、付いていたバラ寿司を七分ぐらい箸をつけた。
終わりよければ総てよし、の気分で帰岡した。
時期を変えて撮影旅行に単独で散策してみたい、城崎&出石を、と思いながら。
三井造船玉野事業所での進水式を見学した。
重工業の、しかも巨大な船舶の製造現場を見るのは初めてのことなので勇躍出かけた。
後日、[新おかやま画像ルポ]に画像を掲載予定。
該当の船の公開仕様をメモしておきたい。
平成20年10月15日
三井造船株式会社玉野事業所
第1682番船 株式会社共和産商向
ばら積貨物船 進水式
日時 10月15日(水)10:10~ 2号船台
○主要目
船籍 パナマ
船級 NK
全長 約189.99m
長さ(垂線間) 約182.00m
幅 (型) 約32.26m
深さ (型) 約17.90m
吃水 約11.20m
総トン数 約31.500T
載貨重量トン数 約55.500トン
貨物船容量 約70.700㎥
主機関 三井MANB&W ディーゼルエンジン
型 6S50CC 1基
連続最大出力 9,480KW×127RPM(回転/毎分)
航海速力 約14.5ノット
最大搭載人員 25人
クレーン荷重能力 30.0T×4基
○起工日 平成20年7月11日
○浸水日 平成20年10月15日
○引渡予定日 平成20年12月10日
以上
重工業の、しかも巨大な船舶の製造現場を見るのは初めてのことなので勇躍出かけた。
後日、[新おかやま画像ルポ]に画像を掲載予定。
該当の船の公開仕様をメモしておきたい。
平成20年10月15日
三井造船株式会社玉野事業所
第1682番船 株式会社共和産商向
ばら積貨物船 進水式
日時 10月15日(水)10:10~ 2号船台
○主要目
船籍 パナマ
船級 NK
全長 約189.99m
長さ(垂線間) 約182.00m
幅 (型) 約32.26m
深さ (型) 約17.90m
吃水 約11.20m
総トン数 約31.500T
載貨重量トン数 約55.500トン
貨物船容量 約70.700㎥
主機関 三井MANB&W ディーゼルエンジン
型 6S50CC 1基
連続最大出力 9,480KW×127RPM(回転/毎分)
航海速力 約14.5ノット
最大搭載人員 25人
クレーン荷重能力 30.0T×4基
○起工日 平成20年7月11日
○浸水日 平成20年10月15日
○引渡予定日 平成20年12月10日
以上
10月11日、宇野港第1突堤大型客船バースにSPIRIT OF OCEANUS号(4200トン)の接岸を見に行った。
パナマ船籍で、来日外人を神戸等でひらい専ら日本各地を観光巡りしている。
平成18年からの港の再開発で随分変貌している。
岡山から来ると、JR宇野駅を右手にかすめて直線的に走ると大型客船バースにつきあたる。位置関係で言えば旧国鉄宇高連絡線桟橋あたりか。
バースには鎖ゲートがあって一般車乗り入れ禁止で両側にズラリと駐車せざるを得ない。他施設の空駐車場を尻目にである。開発途上ゆえだろうから完成して整備された形に期待したい。
公園化したバースは穏やかな瀬戸の海を抱いて開放的だ。秋陽が鈍く、白い船体に映えていた。客船の仕様は一切分からないが、想像していたよりはるかに船体は短い。しかし豪華客船と銘うっているから高さはありキャビンの窓が蜂の巣のように異彩を放っていた。エンジンの停泊稼動がくぐもるように聞こえ、煙突から定量の煙が絶えない。
中ゲートに二人の制服職員がいて(入管関係?)、近づいていろいろ質問して分かったことが、パナマ船籍・4200トン・来日外人の日本国内観光地を遊覧・定年退職したような人達ばかりとのこと・今日は8時入港17時出航・次は安芸宮島・乗客は今観光バスで後楽園に行っていること、などなど。
絶え間なくフエリーが行き交う海に秋のつるべ落としが落ちる頃、3台の大型観光バスが帰着、慌しくなる。だが乗客がなかなか降りてこない。一段高く盛り土したところでカメラを構え暮れなずむ港の光景を撮影して還ると、客の最後尾がブリッジを渡り終えたところだった。
やがて17時、出航の時間、豪華な出航ロケーションをと三脚を据えて待つ。
だがして、一向にその気配はない。英語の船内アナウンスがなんどか流れる。チンプンカン。
薄暗くなり、キャビンに照明が点いて不夜城の雰囲気になっても、煙突の煙が勢いつかづ係留が解かれない。しびれが切れはじめるころ、大きなワゴン車がブリッジに着いた。荷を積み込むのか、観ていると、どうもそのような雰囲気ではない、警官の制服やら公安のスーツらしきが動いている。やがて担架が降りてきた。白い布で覆われていた。ワゴン車に積まれ、ワゴン車は闇に走った。
伝え聞こえたのによると、船内で死亡者が出たらしい。
じりじり、時間が経過しても一向進捗がない。
闇のとばりがすっかり落ちた。
船内でトラブルが起きているらしい。警官は待機していた。
制帽の職員が教えてくれた。出航は21時ごろになると。
冷たい海風が止まない。
あきらめて帰途のしたくをしたことだった。思わぬことに出会ったものだ。
パナマ船籍で、来日外人を神戸等でひらい専ら日本各地を観光巡りしている。
平成18年からの港の再開発で随分変貌している。
岡山から来ると、JR宇野駅を右手にかすめて直線的に走ると大型客船バースにつきあたる。位置関係で言えば旧国鉄宇高連絡線桟橋あたりか。
バースには鎖ゲートがあって一般車乗り入れ禁止で両側にズラリと駐車せざるを得ない。他施設の空駐車場を尻目にである。開発途上ゆえだろうから完成して整備された形に期待したい。
公園化したバースは穏やかな瀬戸の海を抱いて開放的だ。秋陽が鈍く、白い船体に映えていた。客船の仕様は一切分からないが、想像していたよりはるかに船体は短い。しかし豪華客船と銘うっているから高さはありキャビンの窓が蜂の巣のように異彩を放っていた。エンジンの停泊稼動がくぐもるように聞こえ、煙突から定量の煙が絶えない。
中ゲートに二人の制服職員がいて(入管関係?)、近づいていろいろ質問して分かったことが、パナマ船籍・4200トン・来日外人の日本国内観光地を遊覧・定年退職したような人達ばかりとのこと・今日は8時入港17時出航・次は安芸宮島・乗客は今観光バスで後楽園に行っていること、などなど。
絶え間なくフエリーが行き交う海に秋のつるべ落としが落ちる頃、3台の大型観光バスが帰着、慌しくなる。だが乗客がなかなか降りてこない。一段高く盛り土したところでカメラを構え暮れなずむ港の光景を撮影して還ると、客の最後尾がブリッジを渡り終えたところだった。
やがて17時、出航の時間、豪華な出航ロケーションをと三脚を据えて待つ。
だがして、一向にその気配はない。英語の船内アナウンスがなんどか流れる。チンプンカン。
薄暗くなり、キャビンに照明が点いて不夜城の雰囲気になっても、煙突の煙が勢いつかづ係留が解かれない。しびれが切れはじめるころ、大きなワゴン車がブリッジに着いた。荷を積み込むのか、観ていると、どうもそのような雰囲気ではない、警官の制服やら公安のスーツらしきが動いている。やがて担架が降りてきた。白い布で覆われていた。ワゴン車に積まれ、ワゴン車は闇に走った。
伝え聞こえたのによると、船内で死亡者が出たらしい。
じりじり、時間が経過しても一向進捗がない。
闇のとばりがすっかり落ちた。
船内でトラブルが起きているらしい。警官は待機していた。
制帽の職員が教えてくれた。出航は21時ごろになると。
冷たい海風が止まない。
あきらめて帰途のしたくをしたことだった。思わぬことに出会ったものだ。
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山野草展見学&カルスト台地探訪
2008年9月27日 日常①北房の山野草愛好会・秋季展が27~28日の両日、北房文化センターで開かれている。師匠と見学に駆けつけ、秋草の盆栽仕立てを観賞させてもらった。
②新見市豊永のカルスト台地を探訪する。
ツリフネソウの赤・黄・白が一箇所に寄り集まって咲いていた。盛りは過ぎていたので最後の花になるだろう。
③岡山市矢坂本町に帰りサクラタデを撮影。
②新見市豊永のカルスト台地を探訪する。
ツリフネソウの赤・黄・白が一箇所に寄り集まって咲いていた。盛りは過ぎていたので最後の花になるだろう。
③岡山市矢坂本町に帰りサクラタデを撮影。
岡山以外の地域の人には災害をもたらした台風13号。海水温の上昇で極度な自然現象をもたらす時代に入ったことを、改めて感じる。
久し振りにカメラを持ち出す気分になり、百間川に分流するあたりの旭川河畔を歩いた。よく繁ったイネ科の叢にヒガンバナが咲いている。アサガオ系の小さな花やキツネノマゴ、ホシアサガオ、マメアサガオ、メハジキ、ニラ、アレチウリ、コニシキソウなどの花が人目知れず咲いていた。
ウオーキングロードになっていて、道の真ん中を歩く分には支障ないものの、路肩とか草地に踏み込むと”犬の糞”が多いこと。始末におえない。
入り日の美しい空をみていると夜景を写したくなり、宗谷山へ。
空気がよく澄んで市内の灯がダイヤモンドのように光りだす。
体調整えるのには佳き1日の撮影行だった。
久し振りにカメラを持ち出す気分になり、百間川に分流するあたりの旭川河畔を歩いた。よく繁ったイネ科の叢にヒガンバナが咲いている。アサガオ系の小さな花やキツネノマゴ、ホシアサガオ、マメアサガオ、メハジキ、ニラ、アレチウリ、コニシキソウなどの花が人目知れず咲いていた。
ウオーキングロードになっていて、道の真ん中を歩く分には支障ないものの、路肩とか草地に踏み込むと”犬の糞”が多いこと。始末におえない。
入り日の美しい空をみていると夜景を写したくなり、宗谷山へ。
空気がよく澄んで市内の灯がダイヤモンドのように光りだす。
体調整えるのには佳き1日の撮影行だった。
ニガウリ[苦瓜]の花。
今年初めて鉢植えしてみたら、猛烈な勢いで繁生してキンモクセイに巻きひげを絡みつけ、あっという間に2mある木を覆い尽くしてしまった。キンモクセイは青息吐息の状態で枯葉が目立つようになり、あわてて蔓をはぎとり反対の生垣にかわしたが、精気は一向に衰えず生垣から門扉まで占拠しだした。
花はかわいい黄色でめったやたらと咲くのである。一見ガーデニングになった。秋風がふくようになっても咲いていて、いつまで持つのか分からないが、おかげでこの夏はあの特有の苦味をたらふく味わうことができた。
長い花柄の下部に明確な托葉がみられること、ひよわな茎基が鶏の足みたいな頑丈な様相に進化したこと、面白く観察させてもらった。
今年初めて鉢植えしてみたら、猛烈な勢いで繁生してキンモクセイに巻きひげを絡みつけ、あっという間に2mある木を覆い尽くしてしまった。キンモクセイは青息吐息の状態で枯葉が目立つようになり、あわてて蔓をはぎとり反対の生垣にかわしたが、精気は一向に衰えず生垣から門扉まで占拠しだした。
花はかわいい黄色でめったやたらと咲くのである。一見ガーデニングになった。秋風がふくようになっても咲いていて、いつまで持つのか分からないが、おかげでこの夏はあの特有の苦味をたらふく味わうことができた。
長い花柄の下部に明確な托葉がみられること、ひよわな茎基が鶏の足みたいな頑丈な様相に進化したこと、面白く観察させてもらった。
ベンガラの町を探訪そして幽谷へ
2008年8月25日
めっきり涼しくなった。車内もクーラは不要、窓を開放すると山合いの爽快な風が吹き込んでくる。山野は初秋の色を急いで刷いている。手のひらを返したような気候の移りだ。
ベンガラの町、吹屋を歩いた。幾度も歩いている町なのだが、栄華の歴史を刷り込んだ雰囲気は飽く事がない。カメラを首にかけて、ベンガラを溶かしたメーンストリートをぶらぶらする。月曜日でも観光客は三々五々見受けられる。それも若い女性グループが目を惹く。こういう歴史の余韻を漂わす侘びた町並をいきいきさせる光景である。
頃は昼時、いつも昼食を摂る食堂に立ち寄り、田舎そばを注文した。いわゆる日本蕎麦であるが、ここのは[そばきり]。太くて短い。つなぎの粉を使っていないからだろう。洒落た二八蕎麦ではないが、蕎麦通には忘れがたい一品の味である。
一旦県道33号線に降りて新見に向かい、大砂利谷に入る。地道で荒んだ狭隘な林道だから軽四の四駆でないと走れない。
目的のイワタバコの花はあるにはあったが盛期はとっくに過ぎていた。殆どが花落ち、枯れ花の状態だった。
他に撮影できたもの。フシグロセンノウ(群落)、ミズヒキ、ダイコンソウ、オミナエシ、フジカンゾウ、タカサゴユリ(群生・外観はテッポウユリに似ているが葉が異なる)、ゲンノショウコ ETC・・・
ベンガラの町、吹屋を歩いた。幾度も歩いている町なのだが、栄華の歴史を刷り込んだ雰囲気は飽く事がない。カメラを首にかけて、ベンガラを溶かしたメーンストリートをぶらぶらする。月曜日でも観光客は三々五々見受けられる。それも若い女性グループが目を惹く。こういう歴史の余韻を漂わす侘びた町並をいきいきさせる光景である。
頃は昼時、いつも昼食を摂る食堂に立ち寄り、田舎そばを注文した。いわゆる日本蕎麦であるが、ここのは[そばきり]。太くて短い。つなぎの粉を使っていないからだろう。洒落た二八蕎麦ではないが、蕎麦通には忘れがたい一品の味である。
一旦県道33号線に降りて新見に向かい、大砂利谷に入る。地道で荒んだ狭隘な林道だから軽四の四駆でないと走れない。
目的のイワタバコの花はあるにはあったが盛期はとっくに過ぎていた。殆どが花落ち、枯れ花の状態だった。
他に撮影できたもの。フシグロセンノウ(群落)、ミズヒキ、ダイコンソウ、オミナエシ、フジカンゾウ、タカサゴユリ(群生・外観はテッポウユリに似ているが葉が異なる)、ゲンノショウコ ETC・・・
県道30号線沿いで
2008年8月11日
お盆近し。
墓掃除かねて墓参に帰郷。
往路は岡山道を使い帰路は落合から県道30号線を、野草観察の目的があるので走ることに舌。
旭川沿いにウバユリがあったので待避所に車を停めて歩くと、なんと山手の暗闇にヤブメヨウガの群落があった。小躍りしてカメラを構えた。
その横の丈の高いヤブにカラスウリが巻きついて花を咲かせていた、カラスウリには3種あり、カラスウリ、キカラスウリ、モミジカラスウリで、一番整っているのがモミジカラスウリ、深裂した花弁の基部がはっきりして先がモジャモジャ絡んでいるのがカラスウリ、キカラスウリは基部から千路乱れていて真ん中の子房が黄色く除いている。だからこれはキカラスウリ。
旦土ー江与味ー円城を走り抜けたが目に付くのは大柄なウバユリばかりだった。
墓掃除かねて墓参に帰郷。
往路は岡山道を使い帰路は落合から県道30号線を、野草観察の目的があるので走ることに舌。
旭川沿いにウバユリがあったので待避所に車を停めて歩くと、なんと山手の暗闇にヤブメヨウガの群落があった。小躍りしてカメラを構えた。
その横の丈の高いヤブにカラスウリが巻きついて花を咲かせていた、カラスウリには3種あり、カラスウリ、キカラスウリ、モミジカラスウリで、一番整っているのがモミジカラスウリ、深裂した花弁の基部がはっきりして先がモジャモジャ絡んでいるのがカラスウリ、キカラスウリは基部から千路乱れていて真ん中の子房が黄色く除いている。だからこれはキカラスウリ。
旦土ー江与味ー円城を走り抜けたが目に付くのは大柄なウバユリばかりだった。
湿原は湿原にあらず
2008年8月9日外来種のしたたかさ
2008年8月6日
隣地の駐車場、公園のフエンス際、用水の路傍にアメリカイヌホウズキをよく見るようになった。
同じナス科外来種にワルナスビがあるが、アメリカイヌホウズキの方は花が0.5cmでかなり小さい。
前者は北米原産で昭和初期、後者は戦後に渡来している。
外来種の繁生はしたたかで、これから領域を拡散するに違いない・
同じナス科外来種にワルナスビがあるが、アメリカイヌホウズキの方は花が0.5cmでかなり小さい。
前者は北米原産で昭和初期、後者は戦後に渡来している。
外来種の繁生はしたたかで、これから領域を拡散するに違いない・
おかやまうらじゃまつり
2008年8月3日
暑さをぶっ飛ばすのが祭りだおう。演舞場で[うらじゃ うらじゃ]と叫びながら全身を踊らすダンスを見ていると、若いことはいいことだ、と真実そう思う。
つぎからつぎに湧いてでてくる汗は、傍観してカメラを構えている身も同じこと。吹き飛ばさない分、余計厚さが応える気がする。
近郊にいながら一度もみていないでは話にならん、とねばってみたものの、厚さには勝てない。
==画像は画像掲示板にて==
つぎからつぎに湧いてでてくる汗は、傍観してカメラを構えている身も同じこと。吹き飛ばさない分、余計厚さが応える気がする。
近郊にいながら一度もみていないでは話にならん、とねばってみたものの、厚さには勝てない。
==画像は画像掲示板にて==
山へ山へと車を走らす
2008年7月30日
エアコンの効いた部屋ばかりいると、ますます夏バテになりそうで、負けるまじ、思い切って山へ向かった。
総社の湿原に立ち寄りサギソウの斥侯を試みたが、サの字もなし。蒸し風呂にいるようで早々に退散。
新見は石蟹から久保井野に。
キツリフネ、ユウスゲ見えず。カワラナデシコ満開。
キャンプ場の広場では涼感を楽しみ、徘徊していたらタツナミソウをみつけた。茎丈がないので大地にへばりつく姿勢でカメラを構えたのだが、アシナガハチの攻撃を受けてシャッターを押すことができずに車内に避難。車に音を立てて当たりまくる。この手のハチは怖い。少し移動してキツネノカミソリを相手にしていると姿は見えないもののブーンブーンと羽音が耳にまとわりつく。やむなく哲西へ下山する。
無明谷に乗り入れれば、此処はキツナノカミソリのオンパレード。薄暗い谷の陰鬱を明るく染め上げるほど。道の膨らみに折り畳み椅子に座って読書している老人に出会った。傍らに自転車があるので、上からか下からか分からないがここまで態々やってきて、谷を流れる涼風のもと読書をしているのだ。
悠々なるかや谷風のページ捲り。
たいした収穫もなく181号線の井倉洞に下りる。
総社の湿原に立ち寄りサギソウの斥侯を試みたが、サの字もなし。蒸し風呂にいるようで早々に退散。
新見は石蟹から久保井野に。
キツリフネ、ユウスゲ見えず。カワラナデシコ満開。
キャンプ場の広場では涼感を楽しみ、徘徊していたらタツナミソウをみつけた。茎丈がないので大地にへばりつく姿勢でカメラを構えたのだが、アシナガハチの攻撃を受けてシャッターを押すことができずに車内に避難。車に音を立てて当たりまくる。この手のハチは怖い。少し移動してキツネノカミソリを相手にしていると姿は見えないもののブーンブーンと羽音が耳にまとわりつく。やむなく哲西へ下山する。
無明谷に乗り入れれば、此処はキツナノカミソリのオンパレード。薄暗い谷の陰鬱を明るく染め上げるほど。道の膨らみに折り畳み椅子に座って読書している老人に出会った。傍らに自転車があるので、上からか下からか分からないがここまで態々やってきて、谷を流れる涼風のもと読書をしているのだ。
悠々なるかや谷風のページ捲り。
たいした収穫もなく181号線の井倉洞に下りる。
浮世絵の美展
2008年7月27日 県立美術館に赴き観賞する。千葉市美術館所蔵の約200点が展観されている。見事というほかない。浮世絵の肉筆画、版画は絢爛たる町民文化の華だったということが実に良く分かる。日ごろ複製とか写真でみている絵画が真物に接してみると、ドラマが浮び描かれた人物や風景にひきこまれる。
以降の人生でこのような一覧にして観賞できることはもうないかもしれない。
2Fでは藤原 啓・雄親子展が同時に開かれている。陶芸はよく分からないが、分からないことを前提に敢えて感じるのは、備前焼の特性であると思う素朴豪放に、啓氏の詩的な趣と線、素朴さに豪放の中に緻密な線、いずれも備前焼の土と炎の工が結実したものと感じた。
以降の人生でこのような一覧にして観賞できることはもうないかもしれない。
2Fでは藤原 啓・雄親子展が同時に開かれている。陶芸はよく分からないが、分からないことを前提に敢えて感じるのは、備前焼の特性であると思う素朴豪放に、啓氏の詩的な趣と線、素朴さに豪放の中に緻密な線、いずれも備前焼の土と炎の工が結実したものと感じた。
高原花便り
2008年7月20日
山野草探訪撮Gで但馬高原植物園・瀞川平へ。
山陽自動車道は姫路東から播但連絡道路を和田山ICで国道9号線へ、鳥取方面に走行していると表示看板がある。
入場料500園で入るのであるが、遊歩道全体整備されていて山野草は自然そのままの趣を維持した植物園である。当然自生のものもあり、植栽されたものもあるのであるが人の管理を思わせない状態がいい。
山野草探訪撮の参考には優れた植物園である。
アップダウンの少ない園地なのでピクニック気分はグリーンシャワーを浴びて満喫できる。
撮影した山野草は下記の通り。
オカトラノオ ヌマトラノオ オオバギボウシ アカバスモモ オミナエシ シモツケ ズタヤクシュ クサレダマ クガイソウ クレナイヤマジサイ カシワバアジサイ サンカヨウの実 トリアシショウマ センジュガンビ タイマツソウ トチバニンジン タツナミソウ ツチアケビ ナガホワレモコウ ノコギリソウ ノリウツギ ニッコウキスゲ ハナショウブ ハエトリソウ ヒメドリバナ ベニガクアジサイ ハナイカダ マンネングサ ヨツバヒヨドリ ヤブレガサ ヤマアジサイ 等々
8月のレンゲショウマ、キレンゲショウマに興味そそられる。
山陽自動車道は姫路東から播但連絡道路を和田山ICで国道9号線へ、鳥取方面に走行していると表示看板がある。
入場料500園で入るのであるが、遊歩道全体整備されていて山野草は自然そのままの趣を維持した植物園である。当然自生のものもあり、植栽されたものもあるのであるが人の管理を思わせない状態がいい。
山野草探訪撮の参考には優れた植物園である。
アップダウンの少ない園地なのでピクニック気分はグリーンシャワーを浴びて満喫できる。
撮影した山野草は下記の通り。
オカトラノオ ヌマトラノオ オオバギボウシ アカバスモモ オミナエシ シモツケ ズタヤクシュ クサレダマ クガイソウ クレナイヤマジサイ カシワバアジサイ サンカヨウの実 トリアシショウマ センジュガンビ タイマツソウ トチバニンジン タツナミソウ ツチアケビ ナガホワレモコウ ノコギリソウ ノリウツギ ニッコウキスゲ ハナショウブ ハエトリソウ ヒメドリバナ ベニガクアジサイ ハナイカダ マンネングサ ヨツバヒヨドリ ヤブレガサ ヤマアジサイ 等々
8月のレンゲショウマ、キレンゲショウマに興味そそられる。