小春日和

2009年11月20日 日常
小春日和
小春日和
 朝の冷え込みはキツかった。ブルッとふるえた。
 陽が上がるにつれ、日だまりができる庭の一隅に椅子を持ち出して愛犬リユウを抱いていると暖かくなってきた。まだ暖房していない部屋より格別気持ちがいい。
 百間川の河川敷を歩いてみた。
 芒の穂が銀色に光ってわずかな風に波うっていた。
 ついこの前、確認していたヒナギキョウがわからなくなった。
 ノコンギクが舌状花を垂らして一輪二輪がんばっていた。
 ハハコグサは春の花で、オギョウという名で七草に数えられているが、今の時期でも見られる。
 しかし相当やつれていた。
 

挽歌

2009年11月15日 日常
2009.11.11

 芒野や一夜ぞ明けて脚絆の旅
 木枯や呼び戻す声流れけり
 
              魚住 純

頭高山

2009年11月10日 日常
頭高山
2009.11.6
 東岡山ー竜之口に頭高山公園が整備されている。山というより丘といった形容がふさわしいコンモりと盛り上がった独立山である。土田と四御神からの登山道が整備されていて散策には絶好、早足ではいささか斜度があって息がきれるのも運動には手ごろかもしれない。
 頂上の休憩舎には椅子や卓が備えられ、市街のビル群、京山、竜之口山、操山などが一望でき、なかでも新幹線や在来線の電車が模型のように見られるのが抜群である。
 あたたかい陽気に誘われて昨年確認していたノコンギクの塊を見る目的で登った。残念ながら消失していて、生育していた痕跡すらない。
 登山道に外来種のマルバルコウ、アメリカヤマゴボウ(実、赤色から次第に黒くなる)頂上にアメリカイヌホウズキ、アメリカアサガオが咲いていた。開花時期は秋口のものだが此処のは遅れて咲いたのは、ひょっとしたら、整備した土の落とし子かもしれない。
 ふと思ったアイデア、此処を桜公園にしたらどうだろう。
 ソメイヨシノは勿論、山桜、四季桜(十月桜)、ヒマラヤサクラ、とそろえば一年を通してサクラが見られるし、特にヒマラヤサクラは二酸化炭素を吸収してくれる
ありがたい樹木だ。
 しばらく眺望を楽しんで下山した。
(新・おかやま画像ルポに同様記事)
 

河川敷みて

2009年11月6日 日常
河川敷みて
河川敷みて
河川敷みて
2009.11.5

 市内で所用を済ませ渋滞の原尾島橋を通過していたとき、大型機械で河川敷の草刈をしていたのを見た。県北の草原にいくと通常見られる物だが、刈り取りした草をロール状に巻いて保存し冬場の飼料する、あれを何と称するのか不知だが、見ていると機械の糞のように落として行く。市街では珍しいので、帰宅後カメラをかかえて河川敷に走った、が残念、草のロールケーキはトラックに収載されていた。これでは画にならない。
 あきらめついでに少しぶらつくと、花があった。
 ヒメキキョウ、ヨウガキク、ススキ、紅葉した潅木・・・、逆光承知でシャッターをきってみた。

書展

2009年11月6日 日常
書展
書展
書展
2009.10.24

【21年 日本の書展ー岡山の書展】
 天満屋葦川会館で開催された。角羊亭氏と同窓の仲間7人が駆けつけた。
 書道会重鎮の方の作品がずらり展示、角氏が鑑賞客にそれぞれ説明された。
 ポイントを解説していただくと、門外漢の者も個性の筆致、墨の濃淡で筆者の現すところが朧ながらかすめた。書も自己表現の世界であることが感じられる。
 そのあと、著名な方の席上揮毫があった。
 角羊亭氏のときは同窓生が前列の椅子に陣取り揮毫の実勢を拝見することができた。

写真展

2009年11月6日 日常
写真展
2009.10.9

【福浜カメラ同好会の写真展】
エネルギアプラザで開催され鑑賞に赴いた。知人の児山夫妻が会員で力作を展示、久しぶりの談話を挟み鑑賞して交誼をあたためた。夫人の力量向上に感嘆した。
コスモスの蜂を吸うホバーリングの動的画像は素晴らしかった。

山裾を巻いて歩く
山裾を巻いて歩く
山裾を巻いて歩く
 2009.10.4
 薄い雲に秋陽が射す天気に吉備高原を歩いた。急傾斜を登るのが億劫になった身には山裾をそぞろ歩くのがちょうど良いコース。重たい三脚を持つものもほど良い距離。木々の葉も季節を感じて色褪せはじめている。吉備高原はHGだ。
 撮影に熱中していると、山野草好きな夫婦が後追いしてきて同じように会話しながら撮る。ちょっと気になる話を聞いたが、まあ、確証したわけではないから流すことにした。
 10月というのにわずかばかり歩くのに汗をかいた。
 センブリ、カシワバハグマ、コウヤボウキ、シロヨメナ、アキノキリンソウ、ミゾハギ、スイレン・・・、お馴染みの花を少しばかり変わった撮り方にしていこうと意識しだしたので可不可は別として、釣瓶落としの陽を浴びるまで遊ぶことができた。
 
上:カシワバハグマ
中:シロヨメナ
下:スイレン

コスモス

2009年10月3日 日常
コスモス
コスモス
コスモス
 コスモスを漢字であらわすと[秋櫻]という
 この花を見ると日本人なら[秋]を感じる
 空地に咲いていた
 花を遠っくみていたが、写そうとは思わなかった
 なんだか分からないが今日カメラをごそごそ取り出した
 茎丈があるので風によく揺れる
 美しい時は過ぎているようだ
 てふてふが翔んできた
 もんしろちょうだ
 これはよく動く
 花は風にあそばれ
 てふてふは勝手に翔び翔びする
 中途半端な1日は暮れた

十五夜

2009年10月3日 日常
十五夜
十五夜
十五夜
 月と太陽の黄経の差が180度になったときの十五夜の月。後楽園の雅美な月見を心づもりいていたが、生憎雲が出張って気持ちが萎えてしまった。このところ萎える気持ちになるのが早い。
 部屋で新聞を読み返していたら、「月が出たよ!」の声。
 カメラを出して設定し2階ベランダに3脚を据える。出るには出ていたが雲の流れと頻繁に交叉していた。しびれを切らしてシャッターを押した。こんな気分のとき写したものはこんなもんだ、と自戒した。
梨買出しに西粟倉へ
 2009.9.27
 志度坂トンネルを抜けると鳥取県という地の利にある西粟倉村の道の駅「あわくらんど」へ。実をいうと、格別に梨が好物ということではない。季節の風景を楽しみながらのドライブに憧れていたから。ヒガンバナ、ソバの花が多く見られる地方。のどかな田園の中をゆったり走る。
 「あわくらんど」、此処だけは人が湧出したように賑わっている。
 ひとしきり遊んで食べて、陽の傾きを覚えるころに帰途につく。
 途中、武蔵の里に立ち寄る。
 初めてカメラを持ち出し、自分の思うところだけを写した。
 淀橋の武蔵に送られて岡山へ。

秋のGW

2009年9月22日 日常
秋のGW
秋のGW
 秋にとてつもない国民的休暇が発生した。
 サラリーマンには嬉しい〈?〉休みだろう。
 だがかってない経済格差に襲われている底辺の国民は手放しで喜べるだろうか。
 浮かれて動けば金はどんどん出て行く。

 お盆休暇のときは全国の高速道にみたこともない県ナンバーの車が遠距離を大移動し、高速道が動脈硬化をおこしたのは記憶に新しい。
 岡山自動車道でさえ渋滞麻痺になって!&?が交錯した。動かぬ車内で持参のおにぎりを食べて凌いだものだった。

 墓参の[北帰行]。
 今回はこりたので一般道を走る。落合までの所用時間は1:30分。
 帰途は高速利用してみた。普段よりやや多いかなという程度で高速スピードを維持して山陽ICまでが1:30分。
 一般道と高速道はほぼ同じ所用時間。

 美味いビールを少量だがいただきながらTVをみていると、首都圏近辺の高速道はドエライ渋滞。どこまでいっても1000円だから、夏はできるだけ遠距離の観光地をめざしたが、今回は近辺でいいや、というサトリを開いた人が多くなったと分析。
  ※高速のどこまでも1000円は、結局のところ財布のなかは後楽代で大幅出   費。ダマサレタ!ヤラレタ!・・・特をしたというという認識が麻痺して財   布の紐をゆるくしたもである。
 田舎はヒガンバナが畦に一杯。イベントの主役・コスモスは咲き始めだった。
 

 

 
高原ドライブ
高原ドライブ
[2009.9.17]
 
 通俗的だが[天高く馬肥ゆる秋]、蒜山&新庄の高原を家族でドライブしてきた。
 ポッカリと綿菓子のように浮んだ高い雲、澄んだ青空、爽やかな風にワクワクする光景だ。
 ナツメロに[高原列車は行く]というのがある。

1 汽車の窓から ハンケチ振れば
  牧場の乙女が 花束なげる
  明るい青空 白樺林
  山越え 谷越え はるばると
  ララララ ララ ララララララ
  高原列車は ラララララ 行くよ

2 みどりの谷間に 山百合揺れて
  歌声ひびくよ 観光バスよ
  君らの泊りも 温泉(いでゆ)の宿か
  山越え 谷越え はるばると
  ララララ ララ ララララララ
  高原列車は ラララララ 行くよ

3 峠を越えれば 夢見るような
  五色(ごしき)の湖 飛び交(こ)小鳥
  汽笛も二人の しあわせうたう
  山越え 谷越え はるばると
  ララララ ララ ララララララ
  高原列車は ラララララ 行くよ 

 歌手は複数いるようだが記憶にあるのは岡本敦郎。

 生憎、列車は走っていない。
 愛車を駆って走るのである。どこへでも、思うところに行くことができる、列車にはない得点がある。しかしだ、SLがあって蒸気をあげ窓を開放して走る状況を空想すれば、なんともいえないロマンである。

 蒜山の大観覧車は動かず。観光客もまばら、来る連休に備え施設全体がてぐすねをひいているようだ。昼食はいつもより奮発した。
 新庄へ走り、なだらかな野山を幾コースも往来した。もうすぐ色ずく木々だが今は濃緑を保ちおだやかな陽射しに照映し、光陰の落差が落ち着いた趣を演出していた。
 路傍のツリフネソウ、ツリガネニンジン、ツルニンジン、ナガミノツルケマンが豊かに咲いていた。
 

展示会観賞

2009年9月16日 日常
展示会観賞
 『第60回岡山県展覧会』
 俳句の例会に合わせて家族で出かけた。
 少しに時間待ちで地下駐車場にセーフ。
 知人の萩焼茶碗と天神山プラザの書を時間かけて観賞した。
 秋の季風を満喫した。

市郊外に咲く花

2009年9月4日 日常
市郊外に咲く花
市郊外に咲く花
 爽やかな日和に、夏の汗は忘れ去った様。
 郊外を流れる堤防を花を求めてたどると、メバチコの小規模な群れが夥しく繁るクズの中にあった。花の盛りは終わったがそれでも健気に咲いていた。ホシアサガオより一回り大きいアメリカアサガオがクズと絡まって目ざとく咲いていた。
 吉備新線に上がりマメ科のヤブツルアズキの蝶形花弁をみて、笹川の堤防を歩き、水が張った休耕田にミズオオハコベの花とガガイモの花を写す。
 帰化植物の逞しさにはほとほと感心した秋口の一日だった。。
街で咲く原野の花
街で咲く原野の花
街で咲く原野の花
 選挙投票を済ませて息子夫婦と家内&娘の誕生日デイナーに。伊太利亜料理のコース料理。胃袋もびっくりだろう。
 帰宅後、かねて目をつけていた近所の公園にカメラを持って出かける。
 フエンスにからまって長く伸びたボタンズルが白花を咲かせている。隣にヘクソカズラが青い実をつけていた。
 もちろん植栽ではない。遊歩道とフエンスの基礎との隙間に根を下ろし成長したもの、一時の流行語を借りれば、さしずめ[ど根性山野草]といえる。ヘクソカズラは新幹線の桁下とかのフエンスに近年は進出して珍しくなくなったが、原野に自生しているはずのボタンズルがこんなところに根ずいているのには奇異である。
 公園の近辺は最近の新興住宅地に取り囲まれていて、山土を大量に埋め立てている。眠っていた実が陽の目をみて芽をだし花を咲かせたのだろう。
 
林原美術館[平家物語絵巻]展
2009.8.26

 「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり・・・」で始まる平家物語は、平清盛をもって平家の勃興、盛衰を書いた本である。
 林原美術館は会館45周年にあたる記念企画展として、所蔵の[平家物語絵巻]を前期、後期に分けて展示している。この絵巻は江戸時代前期に描かれ越前松平家に伝えられたものだそうで、全36巻、長さ約940メートル、750場面が描かれた日本で唯一全文章を[絵巻]にしている。
 余りにも有名な[平家物語]で読了はしていても絵巻にみると目を見張る豪華さである。
 前期展示は8月9日~30日。後期は9月1日~27日。
渓谷&高原の探訪撮
渓谷&高原の探訪撮
渓谷&高原の探訪撮
 空は秋雲、高地の渓谷では涼風が流れて爽やかさを感じる。
 山歩きでは虫、蜂、蛇に備えてそれなりの装備をすることになるが、汗が流れて閉口することはなかった。アマゴ狙いの渓流釣師に幾度か出会う。フライでは巧みに糸さばきして木漏れ日にラインが煌く。釣果はやはりイクラの餌釣りに凱歌があがっていた。ながれ落ちて渦を巻く壷が随所にあり、とある壷にビックリするほどの大蛇が衰弱したように渦に巻かれて頭部だけを水上に出していた。大騒ぎして目のいい人に確認してもらったら、なんと、太い枝木!とのこと。高所からみると水流に躍っている生物に錯覚した。これも山歩きのご愛嬌、かな。
 マツカゼソウ、ミズタマソウ、オオキツネノカミソリ、ヌスビトハギ、クサフジ、ツリフネソウ、キツリフネソウ、シロツリフネソウ、ヤマアジサイ、クサアジサイ、オトギリソウ、ミズヒキ、キンミズヒキ、ゲンノショウコなどが登山道を彩っていた。
 高原ではビッチュウフウロ、フシグロセンノウ、ガガイモの花に出会えた。

湿地植物探訪

2009年8月14日 日常
湿地植物探訪
湿地植物探訪
 m175氏と午後から湿地探訪に出かけた。
 空は夏雲、地上は熱暑、秋とは名ばかりなり。
 
 湿地は山合の底辺にあって周囲は山膚に囲まれよほどのことがないかぎり無風状態、わずかな水の湛えは流れがないところは温水だ。
 サギソウ、コオニユリ(終盤)、上部にはヒオウギ(終盤)、コバギボシ、ヒゴダイがみられた。
 ヒゴダイは珍重ものだった。
オレフ 倉敷美観地区吟行
オレフ 倉敷美観地区吟行
オレフ 倉敷美観地区吟行
 昨日とは一転して終日雨天。まるで梅雨に逆戻りしたようにしとしと降る、時折傘鳴りするほどの降り込み、JR倉敷から集合場所の観光案内所へ歩くだけで、汗と雨でドブ鼠。
 ガイドさんの案内で日ごろ見ぬポイントを縫うように案内していただく。観光の新しい見所を発見することができた、もののドブドブ鼠、作句より気持ち悪さの方が先行して没頭できなかった(もっとも没頭できても駄句なのだが、・・・言い逃れに過ぎぬ)。
 とうとう高島駅に下車しても雨は止まなかった。台風の影響だろう。
 
 1画:雄心池 陶器燈篭の一つが見える。奥は雄心亭。
 2画:ロダン作「歩く人」ブロンズ像。
 3画:クロード・モネ「睡蓮」 別名ヒツジグサ

立秋の盛夏?

2009年8月8日 日常
立秋の盛夏?
立秋の盛夏?
立秋の盛夏?
2009.8.8
 県北へ走る。
 梅雨が明けとほぼ同じくして暦上では立秋。
 このまま毎年繰り返されると春夏秋冬のリズムを修正しなけねばならなくだろう。人間を含めて動植物の生態軌道を改造しなけねばならない、ことには、ならないか?

 濃緑に煙る県北でも気温表示が35度、山歩きの格好は長袖に網目のベスト、タップリ汗を吸い込んで変色してしまった。絞れば雫が垂れそうである。

 谷深く、水量の嵩んだ沢を渡るのはいささか危険を伴う。出来るだけ浅瀬を選び、靴底で水中の苔を均して対岸の崖渕に取り付く。

 イワタバコは長梅雨のためか群落開花。これだけの規模は初めての現象。
 帰途ではヒオウギもカメラに収めることができた。

 一枚目:イワタバコ
 二枚目:ヒオウギ
 三枚目:ヒシジミ

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SU

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