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2011年3月19日 日常
☆山野草探訪撮 NO-227 ナズナ
☆ギャラリー  ロシア②
  http://sannyasou.sakura.ne.jp/
2013・3・15
 心房細動の治癒手術をおえて退院。
 
 この間にとんでもない災害が日本列島を襲った。
 地球構造のきしみがもたらした未曾有の惨状は、成す術もない原野への荒廃である。鋸の刃海岸に怒涛の波が押し寄せる様、先端の波頭はアメーバの足のようにあらゆるものをつつみこんで逆上がる様、万物の抵抗もあらばこそ悲鳴さえ許さず一瞬のうちに破壊しつくす様、自然界では許されるのであろうか。
 コメントは多々あるが安易な批評はつつむべし。
 今はただただ息をのみ復興を見守るのみ。
 
 それにしても、あの海岸に原発があんなにあったのか!・・・、の思いはする。
 

 
 

 
 西からの低気圧に北からの寒気がおりてきて冬の寒さがしのびこんできた。
 ひなが暖かくした部屋であすからの旅にそなえ支度しつつ、予算委員会の中継をみていた。その一場面、大臣席に総理大臣が一人だけ、自分の所轄する質問がないので臨席しない大臣が大方、、一人で野党に対応している総理をみて、いみじくも今を象徴しているなと思った。

 カダフィ政権がおいつめられてきた。
 彼をまもって攻撃しているのが傭兵軍団とか。
 昔年、フランスは自国の軍隊損傷を回避して傭兵で戦ったきた。
 彼らに国家観はなく民族愛のかけらもない、雇主の金銭のみの価値でうごく殺戮集団だ。
 再現された今回は原油利潤を私物化した権力者の傲慢だ。

 さきごろ傭兵を主人公にした小説をよんだばかりで状況がなまなましくよみがえってきた。

 旅の途中でも中近東、国内の動静からはなれないだろう。

 
☆山野草探訪撮 NO-226 「フクジュソウ」
  http://sannyasou.sakura.ne.jp/
 ぐつうの日で人なしかとおもえば、三々五々熟年くみが目につく。
 園内まことしずかで津山線のマッチ箱電車がかわゆく音をたててはしりたる。
 西廻りをあるくにフクジュソウの植栽がほぼがく片をひらきおりて撮影する。ぜんたい黄金色なればまともからでは色彩変化が乏しい。陽のうらにまわりりてがく片に脈がはしるる模様がポイント、おもしろい。
 桜樹のしたでナズナのすがたかたちいいものをえらび写す。この花はよくもわるくもしほう変化のない野草でなんとか工夫ないかと、アングルをこころみたがおもうにかなわず。
 ソシンロウバイ、シナマンサク、ベニバナマンサクはみごろ。
 シダレウメや紅梅のはなびらきは遠目に空うかび豪華でキレイ、地のスイセンは満開で歩道領域をうめる。
 たに麗し花はない。
 うすぐもりは撮影にもぶらぶらあるきにももってこい、満足で時間をすごした。
 白内障術後の視野はバッチリ明るくなった。
 煩わしいわだかまりが失せて気分爽快である。
2011/2/18
 岡山城(烏城)。
 城郭に残った内堀の石垣を見つめている。野面積みである。
 大雑把にとらえて大名積みと2方法あり、つらつら見るに大方は戦国時代までの築城には野面積みが多いと思う。大名積みは四方形に加工して面と面を合わせて崩れもなく積み上げていく方法で、見た目にきれいだが反面非常に手間がかかり労力と費用、月日を費やす。自然石に多少手を加えるにしても小石を間に使い自然形のままに積んでいくほうが手っ取り早い。戦塵の絶えない群雄割拠の時代に適していた工法だろう。楔のように詰めた小石に苔や草がのびていると、まさしく古城の趣である。
 強度からみても双方同じようにして差はなく、日本人好みの弓反りの美しさを備え、大名積みの隙のない構築と荒々しくも孤美を誇る野面積みのそれぞれの美的構造を彷彿とさせているではないか。
 ーーー榊原病院の病窓から/本日恙なく退院ーーー
 
 
 
 深夜に降雪はなかったようだ。
 それでもスリップ事故が耳に入る。耳がピーンと伸びるような事故はなくてよかった。
 太陽がやわらかくふりそそいで、厚着の身は暖かい。願わくばこのまま春本番へいってもらえればありがたい、が、長期予報ではまだ波乱がありそうだ。 我慢させていたリュウを散歩につれていき、今度は自分のペースでと一万歩のウォーキングに挑戦した。明日から旅行なので基礎体力の俄か鍛錬である。
 

 西日本を寒気団と低気圧がすっぽり覆ってしまった。ぼたん雪になったり粉雪になったりみぞれ雪になったりして終日降っている。民家の屋根や植木には綿帽子のように白く化粧し、車のフロントガラスには嵩のある積雪になった。駐車していると前面が見えなくて、ワイパーを動かすと、ドサッと重々しく雪嵩が落ちる。道路はシャーベット状でつっかけではとても歩けないし、タイヤは砂利の上を走っているごときの音をたてている。夜になってもこのままであるとしたら翌朝は凍結しすべてが積雪の下になる心配がある。
 郊外の会社では16時で退社するところが続出したらしい。
 雪国の人には考えられないことかもしれないが不慣れな瀬戸内の人間には危険な現象だ。
 通勤、通学の人はどうぞ気をつけてください。

エジプトの騒乱は大統領辞任声明で民衆の目的は達せられた。
 はたして穏健な方向で収束されるのだろうか、新政権のあり次第だ。

 しかしインターネット、ツイッターの威力をまざまざとみせつけられた出来事だった。今回と同様な動きがおきた場合、北朝鮮や中国の独裁政権国家がネットを遮断する恐怖が分かる。一人の発信に火がついてたちまち国民の行動にまで燃え上がるのは新しい国民表示の手段になるだろう。しかし幾ら封鎖しても、国民のあいだに不公平感が充満していたら燎原の火のように侵食していくだろうと思う。

 今回、外野席で情報知る限りは、他国に松明を投げて国民の目を逸らす愚考を政府は行使しなかったことだ。
 これが中国、北朝鮮、はてはロシアとなればご存知の通り他国、とくに日本をターゲットにして騒動を起こし国民の意思をガス抜きして収める戦術を常套的につかう。中近東のなかでの役割がそうさせたのか、他国をつるしあげて当面を切り抜けるような方向にエジプト政府が走らなかっただけ幸いである。

 今総合月刊誌を読んでいたら、米政界の元高官のコメントに釘つけになった。
 曰く、
・「鳩山氏は日米同盟というものをきちんと理解していない・・・」
・「彼(菅首相)は自分で何を言っているのか理解できていない・・・「
・「(安陪、前原氏)日本が望むものが自立しても得られないことがわかっていた。日本にとって次善の策は日米同盟の枠内でより強くなること・・・を目指すところでもあった・・・」
・「彼(小沢氏)は日本の将来を中国の「善意」に預けようとしている。

 言われてう~んと呻るのも、あたらず遠からずであるからだ。

 それにしてもきょうび、政治家の言葉は紙のごときうすっぺらで軽くて空を飛ぶ。どこへ飛んでどんな反響をおこすか考えないのだろうか。頂点に立つ者がこれだから屋台骨がギシギシと音をたてている。

炉辺余話ー降雪

2011年2月11日 日常
 備前平野に雪が降った。
 積雪といったら口幅ったいが、夜明けに窓を覗くと深夜に降った雪が家々や車に綿帽子を被せていた。道路は溶けてざらめ状、車が走るとザザッという音がする。凍てついた空気は研ぎわたりいつもと違う静寂が肌に触れる。
 雪国ではないのでこの雰囲気はたちまち消えてしまうだろう。
 久しぶりに昔々の田舎を偲んでみた、
 この週末の天候具合は「戻り」などというやわで済むものだろうか。
 天気予報官の言葉は大寒波、日本側、太平洋側に投網をかけたような襲来である。
 朝の天気は太陽が振りそそぐ絶好の晴れ、午後は曇天、宵口から雲が厚くなり小雨がばらつきだした。これで冷えると雪になることは間違いない。
 夜半の状況をトイレの時確認しなくては。
 秋の夜長に灯を低くして読書に耽るのもいいが、待ち焦がれる春の窓下に歴史本のページをめくるのも時を忘れさせてくれる。
 加藤廣著「信長の棺上下」「秀吉の枷上下」「明智左馬之助の恋上下」の文庫本。
 「信長の棺」に引き込まれてすべて読了した。読後、清清しさに包まれる。安土時代で歴史に浮上した織田信長・明智光秀・羽柴秀吉の三傑についての知識は、史実創作を含めた諸書で得るところ。「信長公記」や「太閤記」を下書きにした読物に多く接している。しかしそれぞれの側にたって記述しているので妙にけばけばしさが目立ち終末を割愛しているので未消化のままだ。この三部作はそこらあたりを解明して読者を飽かさず読ませる、巻を追うごとに著者の筆跡が冴えてくるのが分かる。一読の価値本である。

因みに、
 「馬上湖水渡り」の明智光秀の娘婿・明智左馬助こと三宅弥平次はもともと備前児島半島の常山を拠とした国人。
 祖は後醍醐天皇の隠岐送りの途「院の庄」において、
 天莫空勾 時非無范蠡 
と桜樹に墨書したあの児島高徳であるとのことらしい。

 常山は標高307m、金甲山・怒塚山に次いで3番目に高い山であり、その山容から児島富士とも呼ばれている。山頂には電波塔や玉野市指定史跡の常山城跡があり、本丸の部分である展望台からは児島湾干拓地や岡山市街地を見渡すことができる。
☆山野草探訪撮 NOー225 「ホトケノザ」
 http://sannyasou.sakura.ne.jp/
 古代エジプトはピラミットをはじめ巨大な文化、文明を開いた。
 近代ではナセル、サダト、ムバラクとつづいた最高責任者は、專権的で過激な中近東のなかでは比較的穏健で両翼の接点の役割をしていたイメージがあった。特にイスラエルとイスラム原理主義国家の間で仲介の労がとれるのはエジプトしかない存在だ。
 ところが国内の内実は、長期指導者が陥りる糜爛、つまりは側近政治、富裕の囲い込み、あげく民衆の貧困、雇用の格差を生み出していることに耳目が利かなくなっているようだ。次大統領に現大統領の次男にバトンされる報道は、東アジアの某国にならぶ私物独裁国家の匂いを感じてあまりある。
 この状況は突然あきらかになったのではなく、常に介在していたようで、親近のアメリカはあえて問題とせずにいたのは前記の特殊性を利用していたからだ。
 政変で誕生する新国家の体制がイスラム原理を奉ずる国家であったなら、土地を強奪された思い異質と捉えるイスラエルを巡って、中近東はいちやくキナ臭くならないか、懸念は膨大する。

 この記事を書いているさなか、副大統領とデモ首謀者の話し合いがもたれ穏やかな情勢に向かうのではないか、というニュースが流れた。
・ムバラク大統領は9月任期まで今の地位
・実権は副大統領に委譲 大統領は象徴化
・そのための憲法改正

 懸念はさらないが、これで収束に向かえば、激動は回避できる。
 
 

 長い体制で節々の異変勃発は必ず起きる。新しさを歓迎してもいつしか飽和状態になり欲望や環境の価値観でより新しいものに芽生えて怒涛のように思考が氾濫する。このことは歴史年表を開けば一目瞭然である。奔流の勢いになると如何なる強権で蓋をしても封じることは叶わない。長いこと人間稼業していれば変節動向を肯定せざるを得ない事実ばかりだ。
 アフリカ列国は旧い文化にかかわらず文明開化に遅れ政治的発展を遂げることはなかった。
 が、今日において突如的に蓋が吹っ飛んだのである。
 
 なにが要因かと思えばNetの普及。
 好悪は別にして普遍的多数の人に呼びかける手段としては強力である。
 燎原の野火のごとくあっというまに民衆に広がり、一党独裁、専権軍事政権にうみ、抑圧されたもろもろの不満とどうしょうもない格差、展望のない不安を抱く人々が開かずの扉を押し開けた。
☆ギャラリー たかちゃんのワールドトラベル 「ロシア①」
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高気圧が張り出してきてポカポカ気分が味わえそうだ
植木鉢の主はちじんだ葉をひろげて背伸びしている
いつのまにか水仙があちこち顔をだしている

小さい春 小さい春 小さい春 見つけた

今日から春節 今日は節分 そして旧正月
最上稲荷は豆まきで大賑わいだろう

そうだ 植物園にいってみよう
いや動物園でもいい
生きものの 息吹に 元気をもらおう

恵方巻
市内に勤務していたころは
デパートを経由してバスターミナルに向かうので
七草粥の材料パックや恵方巻を買って帰った
退職してからはそんな季節感の行事にはとんとご無沙汰~、
しかし今年は神さんが健気に巻いて食べさしてくれた
うん?・・・、冷蔵庫にある食材ですのこ巻き・・・、
ま、いいか・・・
大口でも入らない巻物を目張寿司の要領で食べた
南南東を向いて!

誰がこんなことを考案したのだろうか
博学のご隠居さんがいうことにゃあ
さのいうことにゃあ
海苔屋さんが流行らしたらしい
丑の日は うなぎ屋さんが平賀源内に頼んで流行らしたらしい
どうも商業ペースに踊らせているんではないか
もうすぐバレンタインデーだ
チョコレートメーカの差し金といっても
内心うれしい
昔人間だから てれくさくて
素直になれないだけなのだ

サッカー アジアカップ 日本チーム優勝。
各レベルの戦線をTV桟敷でつぶさに見て熱狂した。
ただ実況は日本時間の深夜なので睡魔に襲われて中抜き観戦になりがち。
ムリせずとも、あとでダイジェスト版を見たほうがいいと、思う。
深夜+思い入れ、のナマはいろんな意味で一喜一憂し心臓にこたえるもんね。

炉辺余話ー天害

2011年1月29日 日常
 ここんとこ、夜明けから夜半まで虎狩笛が絶えない。空はどんよりして天蓋がいまにも落ちてきそうだ。暖かい部屋で本の友達になっていると、外を瞥見しただけで、もうたくさんとひたすら読み耽る日々だ。
 北海道・東北・北陸甲信越・山陰・広島・福岡のベルト状にのびた降雪情報がひきもきらず、さては霧島連山の新燃岳噴火(いずれの報道のなかでもPCのyoutube動画がもっとも迫力がある)は昨夏の灼熱とイコールでまさに天害である。

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