prose-栄養教室
2011年8月19日 日常 標記タイトルでの調剤薬局高島店主催で
管理栄養士さんの栄養教室に参加させてもらった
塩の摂取は人間が生きていくうえで水の次に重要な要素
だが摂取過多は生体システムに弊害を及ぼす
この傾向は近年において食文化の多様化に比例し
成人病の加速に輪をかけている
身近な人たちに
この危険マークをはられた人がなんと多いことだろうか
ここは〇〇を締めなおして勉強しよう
ーーー調剤薬局高島店主催ーーー
(サブタイトル) これで塩(え~ん)かな??
~一ひと工夫で減塩生活~
①高血圧ってなんだろう
②血圧を下げる救世主とは!?
③「しょうゆ」でおいしく減塩
④今すぐ出来る!ちょっとひと工夫
以上の有意義な内容で
クイズなどの受講者参加型は肩をはらずに受け入れできた
特にしょうゆの使い方は有意義な話だった
ますらお厨房に秘めやかな挑戦
さっそく
腕をふるわねば
意気込んでみた
管理栄養士さんの栄養教室に参加させてもらった
塩の摂取は人間が生きていくうえで水の次に重要な要素
だが摂取過多は生体システムに弊害を及ぼす
この傾向は近年において食文化の多様化に比例し
成人病の加速に輪をかけている
身近な人たちに
この危険マークをはられた人がなんと多いことだろうか
ここは〇〇を締めなおして勉強しよう
ーーー調剤薬局高島店主催ーーー
(サブタイトル) これで塩(え~ん)かな??
~一ひと工夫で減塩生活~
①高血圧ってなんだろう
②血圧を下げる救世主とは!?
③「しょうゆ」でおいしく減塩
④今すぐ出来る!ちょっとひと工夫
以上の有意義な内容で
クイズなどの受講者参加型は肩をはらずに受け入れできた
特にしょうゆの使い方は有意義な話だった
ますらお厨房に秘めやかな挑戦
さっそく
腕をふるわねば
意気込んでみた
prose-赤い実への願いごと
2011年8月18日 日常 パチン、パチンと剪定鋏の音がここちよい。
「まるで植木の手入れだね」
訪ねてきた友人が煙草をふかしながら言う。
「だろう。わしもそう思っている。野菜の剪定じゃあないわな」
朝昼晩に十分まかなったのに、ここへきて成りが止まり
青い実がなかなか赤くならない
トマトにも集荷の周期があるような気がする
今は周期のはざまで次の熟れに移る一休みか
それとも
葉色につかれた窶れが目立つので終期の兆しか
2メートルも伸ばしたので鉢中の栄養の供給がとどかないのか
下葉、脇芽剪定すれば身持ちが軽くなる勝手な推測で挟をパチンパチン
11個の青い実が日焼けするように
むきだしにしてしまったが
はてさて
明日以降いかがなりましょうや
(2011年8月19日の記)
赤くなる
色ついてくる
夕日に染まって
さらに赤くなる
やっぱり
手を入れて
可愛がったほうがいいんだ
「まるで植木の手入れだね」
訪ねてきた友人が煙草をふかしながら言う。
「だろう。わしもそう思っている。野菜の剪定じゃあないわな」
朝昼晩に十分まかなったのに、ここへきて成りが止まり
青い実がなかなか赤くならない
トマトにも集荷の周期があるような気がする
今は周期のはざまで次の熟れに移る一休みか
それとも
葉色につかれた窶れが目立つので終期の兆しか
2メートルも伸ばしたので鉢中の栄養の供給がとどかないのか
下葉、脇芽剪定すれば身持ちが軽くなる勝手な推測で挟をパチンパチン
11個の青い実が日焼けするように
むきだしにしてしまったが
はてさて
明日以降いかがなりましょうや
(2011年8月19日の記)
赤くなる
色ついてくる
夕日に染まって
さらに赤くなる
やっぱり
手を入れて
可愛がったほうがいいんだ
prose-亜熱帯定義
2011年8月15日 日常 亜熱帯を広辞林で調べると、
「・・・平均気温20度以上のことが少なくとも四ヶ月ある・・・」と書いてある。このまま9月まで続くとあやうく日本は亜熱帯域に分布され我々は亜熱帯人に冠する。精神と肉体の精緻がおもむろにそれに耐えうる生体に進化していくことにだろう。
さすれば食物もおなじように変化していき会席料理などは四季が失せた風土には胡散臭いものになってしまう。香辛料のよく利いた食膳に移行するのではないだろうか。侘びとか寂びとかは空中分解して鉈の味わいが横行するのではないだろうか。
このところ、唐辛子で赤く染まった激辛麺を大汗かいて啜りその対応に悪戦苦闘している。
「・・・平均気温20度以上のことが少なくとも四ヶ月ある・・・」と書いてある。このまま9月まで続くとあやうく日本は亜熱帯域に分布され我々は亜熱帯人に冠する。精神と肉体の精緻がおもむろにそれに耐えうる生体に進化していくことにだろう。
さすれば食物もおなじように変化していき会席料理などは四季が失せた風土には胡散臭いものになってしまう。香辛料のよく利いた食膳に移行するのではないだろうか。侘びとか寂びとかは空中分解して鉈の味わいが横行するのではないだろうか。
このところ、唐辛子で赤く染まった激辛麺を大汗かいて啜りその対応に悪戦苦闘している。
prose-昼間うつつ
2011年8月13日 日常 熱帯夜で半端な睡眠
昼間に本を開いていると睡魔がやってくる
TVで追い払ってもしつこくおそってくる
政局にやっと目鼻がついたようだ
停滞 課税 空手形 嘘つき 毀誉褒貶 なんでもありだった
どっこいどっこいの与野党の品質に消費者は不味いものを食わされた
今後如何な展開になるのか
後継者のレースもさりながら
骨のある政策実施や世界への布石
これを示してもらわないと経済津波に日本は沈没するだろう
だれがバトンを受取るか
昼間に本を開いていると睡魔がやってくる
TVで追い払ってもしつこくおそってくる
政局にやっと目鼻がついたようだ
停滞 課税 空手形 嘘つき 毀誉褒貶 なんでもありだった
どっこいどっこいの与野党の品質に消費者は不味いものを食わされた
今後如何な展開になるのか
後継者のレースもさりながら
骨のある政策実施や世界への布石
これを示してもらわないと経済津波に日本は沈没するだろう
だれがバトンを受取るか
灼熱をくぐって河口の土手に走る
今日も35度をしめす水銀柱
タオルを首にかけ
玉の汗をふきふき河川敷をはいまわる
たくさんの株は強靭な蔓で斜面の他草にからみ
ひときわ濃緑の存在をアピールしている
蔓茎をたどって幾株をあたるも
前3回の偵察を袖にされた不運のてつが脳をかすめた
またもふられたとおもいつつ
今日でさいごの昂揚気分
偵察範囲をひろげておよいでいくと
あった!
みつけた!
二株にあの独特の花冠をみつけた
宝くじを買ってみようかな
花の名は ウマノスズクサ
かって馬子が曳く馬の首で鳴る鈴だ
http://sannyasou.sakura.ne.jp/
NO-243 わたしの耳はロバの耳
今日も35度をしめす水銀柱
タオルを首にかけ
玉の汗をふきふき河川敷をはいまわる
たくさんの株は強靭な蔓で斜面の他草にからみ
ひときわ濃緑の存在をアピールしている
蔓茎をたどって幾株をあたるも
前3回の偵察を袖にされた不運のてつが脳をかすめた
またもふられたとおもいつつ
今日でさいごの昂揚気分
偵察範囲をひろげておよいでいくと
あった!
みつけた!
二株にあの独特の花冠をみつけた
宝くじを買ってみようかな
花の名は ウマノスズクサ
かって馬子が曳く馬の首で鳴る鈴だ
http://sannyasou.sakura.ne.jp/
NO-243 わたしの耳はロバの耳
prose-模作絵画展
2011年8月9日 日常 和洋とわず古来から名画の模作は多いらしい。高名な作家だから模作はしない、というものではなく自らの研鑽のためにてがけるらしい。その一派に偽作があらわれた。
念のため、模作は偽作とは根本的にことなることは門外漢の私でもわかる。
たとえば、尾形光琳の風神雷神屏風図は有名であるが、これは俵屋宗達の模作であるのは良く知られているように、模作はひとつの芸術に昇華して伝わっているそうだ。
一枚の葉書をいただいた。
旧来の知人からである。
作画が日美絵画展に入選、国立美術館に展示される由、この機会に岡山駅南地下道でも展示される由、の案内である。
8日でかけてみた。
「光琳ー風神雷神屏風図模作」「北斎ー凱風快晴(赤富士)模作」が秀逸。
製作過程の進行写真も掲示してある。
わたしの知識が正しければ模作は真画とくらべ、作家が故意に一点、変えるそうだ。
模作画のルールは未詳者に及ばぬこと。
感嘆して観賞に時間をついやした。
このような画は筆使いもさることながら、根気と情熱がなけねば完成しないだろう。
念のため、模作は偽作とは根本的にことなることは門外漢の私でもわかる。
たとえば、尾形光琳の風神雷神屏風図は有名であるが、これは俵屋宗達の模作であるのは良く知られているように、模作はひとつの芸術に昇華して伝わっているそうだ。
一枚の葉書をいただいた。
旧来の知人からである。
作画が日美絵画展に入選、国立美術館に展示される由、この機会に岡山駅南地下道でも展示される由、の案内である。
8日でかけてみた。
「光琳ー風神雷神屏風図模作」「北斎ー凱風快晴(赤富士)模作」が秀逸。
製作過程の進行写真も掲示してある。
わたしの知識が正しければ模作は真画とくらべ、作家が故意に一点、変えるそうだ。
模作画のルールは未詳者に及ばぬこと。
感嘆して観賞に時間をついやした。
このような画は筆使いもさることながら、根気と情熱がなけねば完成しないだろう。
prose-この日に
2011年8月7日 日常 8月6日は日本人の心臓が震える日だ
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分
忌まわしき爆弾が広島に投下された
その3日後
9日 長崎にも同様に投下された
国によって
立場によって
言い分は微妙にぶれるが
核原子のもたらす甚大な破壊力は
地球生物に阿鼻叫喚の現象をあびせる
それ以外なにものもないことを
つねに下敷きにしながら
そのことを戦略にしている
原子力発発電所は
使いようによっては平和に貢献して
豊かな生活ができる
爆弾投下の広島に
そんな言い分で
アメリカは過去に計画していたそうだ
ところでスリーマイル原発事故はどうだ
さらにチェルノブイルの原発事故、
そして福島原発事故はどうだ
原発施設に
一滴の
一陣の
原子の洩れが阻止できないことをうらずけたではないか
核爆弾 核原発
この危険きわまりない科学物質
人間の手のひらに載せて戯んではならない
悪魔の手毬だ
このような核原子の惨禍に
特権と隠蔽の緞帳を落として
権力当該者は
ひれふしたほうがいい
8月6 9日のその空のもとに
1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分
忌まわしき爆弾が広島に投下された
その3日後
9日 長崎にも同様に投下された
国によって
立場によって
言い分は微妙にぶれるが
核原子のもたらす甚大な破壊力は
地球生物に阿鼻叫喚の現象をあびせる
それ以外なにものもないことを
つねに下敷きにしながら
そのことを戦略にしている
原子力発発電所は
使いようによっては平和に貢献して
豊かな生活ができる
爆弾投下の広島に
そんな言い分で
アメリカは過去に計画していたそうだ
ところでスリーマイル原発事故はどうだ
さらにチェルノブイルの原発事故、
そして福島原発事故はどうだ
原発施設に
一滴の
一陣の
原子の洩れが阻止できないことをうらずけたではないか
核爆弾 核原発
この危険きわまりない科学物質
人間の手のひらに載せて戯んではならない
悪魔の手毬だ
このような核原子の惨禍に
特権と隠蔽の緞帳を落として
権力当該者は
ひれふしたほうがいい
8月6 9日のその空のもとに
ゴーヤチャンプルは豆腐と豚肉がよくあう
最初はひょとこの口になるが
慣れると舌が麻痺して美味いというように思わせるからくせものだ
苦味がいい塩梅に飛躍して
熱いご飯の友に絶妙であるし
日本酒や焼酎のうま味をひきだす
5本をプランターに植えて
グリーンカーテンとの二兎を追う
かぶせた網を巻きひげでからみどんどん伸び
いぼいぼの実をいまのところ8個がぶらぶら
朝な夕なに飽きもせず眺めてはいるが
眺めるほどには数はふえもせず
細い蔓に等間隔の節
葉と対生に巻きひげ
右巻きと左巻きが交互にでる
黄色で小さな花
おおくは雄花
成子のついた雌花は希少で
まぶりつく勇敢な雄花を選択
蜂や蝶の仲立ち
高砂やアで
めだきかな
成子は特有の凹凸はだ
ひめくりで大きくなる
巻きひげの交互の力は強靭
太った実をいくつも吊るして
ひょうきんに風と戯れている
いつ収穫しょうかしら
ペコちゃんのように
舌なめずりした
最初はひょとこの口になるが
慣れると舌が麻痺して美味いというように思わせるからくせものだ
苦味がいい塩梅に飛躍して
熱いご飯の友に絶妙であるし
日本酒や焼酎のうま味をひきだす
5本をプランターに植えて
グリーンカーテンとの二兎を追う
かぶせた網を巻きひげでからみどんどん伸び
いぼいぼの実をいまのところ8個がぶらぶら
朝な夕なに飽きもせず眺めてはいるが
眺めるほどには数はふえもせず
細い蔓に等間隔の節
葉と対生に巻きひげ
右巻きと左巻きが交互にでる
黄色で小さな花
おおくは雄花
成子のついた雌花は希少で
まぶりつく勇敢な雄花を選択
蜂や蝶の仲立ち
高砂やアで
めだきかな
成子は特有の凹凸はだ
ひめくりで大きくなる
巻きひげの交互の力は強靭
太った実をいくつも吊るして
ひょうきんに風と戯れている
いつ収穫しょうかしら
ペコちゃんのように
舌なめずりした
prose-家庭菜園①
2011年8月3日 日常 菜園というのは 面映い
丸鉢とプランターの
いうなれば菜鉢
それぞれ種類の異なるトマトを7本
ゴーヤを4本を春先に植えつけた
はやく大きくなれ
美味い実をつけろと
気を入れて
水やりを欠かさない毎日
トマトに黄色の小花が咲き
成子が青から橙色に そして赤に育ち
されば早く熟れろと
暇があれば眺めつづけ数をかぞえ
日ながそれをやっている
いたたまれずトマトは完熟の道をいそぎ
紅くろく熟れた実がつぎつぎ花のようにつき
いそいそと捥ぐことがうれしかりし
輪切りの皿盛りに醤油をかけて朝昼晩
これ口に入れれば
思わず
美味い!
我家のトマト
トマトだいすきの
この夏
他に勝る味覚なし
丸鉢とプランターの
いうなれば菜鉢
それぞれ種類の異なるトマトを7本
ゴーヤを4本を春先に植えつけた
はやく大きくなれ
美味い実をつけろと
気を入れて
水やりを欠かさない毎日
トマトに黄色の小花が咲き
成子が青から橙色に そして赤に育ち
されば早く熟れろと
暇があれば眺めつづけ数をかぞえ
日ながそれをやっている
いたたまれずトマトは完熟の道をいそぎ
紅くろく熟れた実がつぎつぎ花のようにつき
いそいそと捥ぐことがうれしかりし
輪切りの皿盛りに醤油をかけて朝昼晩
これ口に入れれば
思わず
美味い!
我家のトマト
トマトだいすきの
この夏
他に勝る味覚なし
prose-真夏のいちにち
2011年8月1日 日常 動くと暑い
動かなくていいのなら極楽だが
もつれ蠢き躍動する分子の生体は
静止し呼吸だけに精進していると
なまけ病という毒素に侵される
プランターの野菜つくり
滴る玉の汗がわいて
気分高揚して
膨張しつくすと
たまらん といって
家にかけこみ
シャワーの滝にうたれ修練する
人間 こうやって新陳代謝をくりかえす
真夏のいちにち
清張をうずたかく積んで読みかえしている
小説 古代・近代・現代の史実発掘物
とてつもない知識をはきつづけたこの怪物作家に
圧倒され窒息しながら
没頭し たまにいねむりしている
真夏のいちにち
動かなくていいのなら極楽だが
もつれ蠢き躍動する分子の生体は
静止し呼吸だけに精進していると
なまけ病という毒素に侵される
プランターの野菜つくり
滴る玉の汗がわいて
気分高揚して
膨張しつくすと
たまらん といって
家にかけこみ
シャワーの滝にうたれ修練する
人間 こうやって新陳代謝をくりかえす
真夏のいちにち
清張をうずたかく積んで読みかえしている
小説 古代・近代・現代の史実発掘物
とてつもない知識をはきつづけたこの怪物作家に
圧倒され窒息しながら
没頭し たまにいねむりしている
真夏のいちにち
prose-異次元のたくましさ
2011年7月31日 日常 日暮れ前 運河の護岸石に座って一息いれていた
岸近くの淀みにヨシ ガマが無尽に繁り
泥地がすくないところは 根張りがままならず
水生植物もまだらになった空白の水面に
越年のカモが小集団で戯れ
水紋の輪が元の顔にかえるあたり
シロサギと青サギが離れて突ったっていた
脚を杭にし長い首をS字にして
失念の老師というか
思索に没念している哲学者というか
他の出来事一切 われ関せずの風貌
瓢々の威厳である
ヨシが茎もろともツーと水中にくもがくれした
哲学者はさもあらんと見向きもしない
しばらくして 小紋がたち
ヨシの茎が
ふたたびツツーと水中に入った
水中でだれか引っ張っりこんでいる
水を引き裂いて巨大なネズミが浮かんだ
全体がはかれないのでなんともいいがたいが
50~60cmはあろうか
淡水の怪獣
淡水の生きている空母
褐色の剛毛をかぶり白口ヒゲをZ旗にした
悪名たかきヌートリアだ
まじまじ対面するのは初めて
まさしく怪獣だ
ブルルッとふるえた
3mさきになにより怖い人間がいるとは
相対者はつゆとも知らず
メタンが沸く淀水 ヘドロに培養された鼻つまみの悪臭
ヘともせづに天国にいるような顔をしている
まるまる肥えた大砲の胴体に奇怪なネズミ顔
偉そうに白口ヒゲはピンと張り
黄ばんだ上下4歯は強靭な武威
いっぱい菌糸に汚れているギロチンだ
日本古来種ではなく戦時中に移入
養殖され
剛毛と柔らかい満毛の二重になった特性が
凍土の兵士を守った
肉は食用の膳にのぼった
食用?・・・
役目を終えた戦後は硝煙処理に遭い
一部放逐された
全国で岡山はTopの生息地
児島一体に野生化し増殖つづけた
害獣となり水田の堤に穴を開け
稲苗を食い荒らす
だから人は執念で追い回し
ヌートリアは怨念で出没
で、絶えて絶えていないのである
たちあがるとガバッと潜水した
サギも
カモも
人間も
脅威を感じて飛翔 滑走 浮き足だった
岸近くの淀みにヨシ ガマが無尽に繁り
泥地がすくないところは 根張りがままならず
水生植物もまだらになった空白の水面に
越年のカモが小集団で戯れ
水紋の輪が元の顔にかえるあたり
シロサギと青サギが離れて突ったっていた
脚を杭にし長い首をS字にして
失念の老師というか
思索に没念している哲学者というか
他の出来事一切 われ関せずの風貌
瓢々の威厳である
ヨシが茎もろともツーと水中にくもがくれした
哲学者はさもあらんと見向きもしない
しばらくして 小紋がたち
ヨシの茎が
ふたたびツツーと水中に入った
水中でだれか引っ張っりこんでいる
水を引き裂いて巨大なネズミが浮かんだ
全体がはかれないのでなんともいいがたいが
50~60cmはあろうか
淡水の怪獣
淡水の生きている空母
褐色の剛毛をかぶり白口ヒゲをZ旗にした
悪名たかきヌートリアだ
まじまじ対面するのは初めて
まさしく怪獣だ
ブルルッとふるえた
3mさきになにより怖い人間がいるとは
相対者はつゆとも知らず
メタンが沸く淀水 ヘドロに培養された鼻つまみの悪臭
ヘともせづに天国にいるような顔をしている
まるまる肥えた大砲の胴体に奇怪なネズミ顔
偉そうに白口ヒゲはピンと張り
黄ばんだ上下4歯は強靭な武威
いっぱい菌糸に汚れているギロチンだ
日本古来種ではなく戦時中に移入
養殖され
剛毛と柔らかい満毛の二重になった特性が
凍土の兵士を守った
肉は食用の膳にのぼった
食用?・・・
役目を終えた戦後は硝煙処理に遭い
一部放逐された
全国で岡山はTopの生息地
児島一体に野生化し増殖つづけた
害獣となり水田の堤に穴を開け
稲苗を食い荒らす
だから人は執念で追い回し
ヌートリアは怨念で出没
で、絶えて絶えていないのである
たちあがるとガバッと潜水した
サギも
カモも
人間も
脅威を感じて飛翔 滑走 浮き足だった
prose-幻想庭園
2011年7月30日 日常 後楽園の夏のイベント
現実にはありえない想念の世界
幻想とはそいうものだと理解していたが・・・
人が集まり 箸がころがっても笑いこける年齢がソフトクリームをなめなめ
夜店の前のテーブルはビヤガーデンそこのけの喧騒の渦
夢か幻かと思いつめるのは野暮の骨頂のように煩わしい
お祭り広場への小道をたどり
露店の呼びかけを受けながら憮然と歩くのが今の幻想の世界
広い回遊式庭園に三角灯篭が随所にならび
夕闇せまるころに点灯される
唯心山の頂点に樹間を透かしたあかりが入り
右に岡山城が浮揚
池田大名の2天楼閣が闇に出現
観光客の1/3を占めた素人カネラマンは
ヌウーのようで
バッタのようで
暗闇に跋扈し
視野のなかをのったり出没する
知った顔に出会う
その人は
むちゃくちゃシャッターをきる人
憑かれたように
シャッター音に酔い痴れている
バッタで消え
ヌウーであらわれて
びっくりさせられる
刺身の泳いでいる海が うつつに波うっている
現実にはありえない想念の世界
幻想とはそいうものだと理解していたが・・・
人が集まり 箸がころがっても笑いこける年齢がソフトクリームをなめなめ
夜店の前のテーブルはビヤガーデンそこのけの喧騒の渦
夢か幻かと思いつめるのは野暮の骨頂のように煩わしい
お祭り広場への小道をたどり
露店の呼びかけを受けながら憮然と歩くのが今の幻想の世界
広い回遊式庭園に三角灯篭が随所にならび
夕闇せまるころに点灯される
唯心山の頂点に樹間を透かしたあかりが入り
右に岡山城が浮揚
池田大名の2天楼閣が闇に出現
観光客の1/3を占めた素人カネラマンは
ヌウーのようで
バッタのようで
暗闇に跋扈し
視野のなかをのったり出没する
知った顔に出会う
その人は
むちゃくちゃシャッターをきる人
憑かれたように
シャッター音に酔い痴れている
バッタで消え
ヌウーであらわれて
びっくりさせられる
刺身の泳いでいる海が うつつに波うっている
prose-おくれてきた青春挽歌
2011年7月30日 日常 このところ書棚の寄生虫になりきって整理している
狭い部屋に書庫を増設してまかなっていたが
濫読の結果 整頓した本の前につみかさねて
ついに何がなにやらわけがわからなくなり
暑苦しいのも加わって
ついに整理に手をつけた
回顧に懐古がドッキングして立読みがつづき
遅々として 整理どころか乱雑になり惨憺たる空間になった
ページを開くのを断念
思い入れを一刀両断
通俗的な作家のものを選択
資料価値のないものを取捨
でるわでるわ
近くのスーパーで大きめのダンボールをもらいうけ
詰め込んで10箱余 すべて文庫本
その一箱を自力でもちあげられない
サロンパスもってきてぇ
友人に軽トラを借りてつみこみ
これも近くの中古書店へ走る
値がついて引き取ってくれたのがわずか
流行作家とか 比較的娯楽的なものが
一冊5円 50円 高いもので150円
〆て3450円也
かたくるしい文芸本は美味くないそうだ
大方は中古書店さえも要らないそうだ
「もってかえられますか?」
「NO」
「再生業者で処分します よろしいか」
「YES」
一杯の酒席で散逸するほどの
青春の残骸は泡沫として消えた
狭い部屋に書庫を増設してまかなっていたが
濫読の結果 整頓した本の前につみかさねて
ついに何がなにやらわけがわからなくなり
暑苦しいのも加わって
ついに整理に手をつけた
回顧に懐古がドッキングして立読みがつづき
遅々として 整理どころか乱雑になり惨憺たる空間になった
ページを開くのを断念
思い入れを一刀両断
通俗的な作家のものを選択
資料価値のないものを取捨
でるわでるわ
近くのスーパーで大きめのダンボールをもらいうけ
詰め込んで10箱余 すべて文庫本
その一箱を自力でもちあげられない
サロンパスもってきてぇ
友人に軽トラを借りてつみこみ
これも近くの中古書店へ走る
値がついて引き取ってくれたのがわずか
流行作家とか 比較的娯楽的なものが
一冊5円 50円 高いもので150円
〆て3450円也
かたくるしい文芸本は美味くないそうだ
大方は中古書店さえも要らないそうだ
「もってかえられますか?」
「NO」
「再生業者で処分します よろしいか」
「YES」
一杯の酒席で散逸するほどの
青春の残骸は泡沫として消えた
Prose-セミと脱皮
2011年7月26日 日常 以前、セミが鳴かないので異変ではないかと心配していたが
今朝は喧騒なほど朝はやくからなきだした。
ジャワジャワと耳障りだ
ここんとこ涼しい朝にくつろいでいた
と、合唱の洗礼をうける
まあ、恒の夏だったのでよかった
河川敷に野草の様子を見にいってきた
残念ながら開花時期をキャッチできなかったのではないかと思う
ツルの茎頂に枯れ花らしき形跡あり
触るとポテッと落ちる
しもた おそかったか
ただ それが全ての株ではないので疑問はのこるが
衆議院の震災復興委員会をパソコンでみていた
第一義的に賠償責任は電力社にある
債務オーバーのつけを国にまわすのは大いに不満だ
どれほど肉をそいだか脱皮のありようが未詳
不要不急の組織 資産を徹底的に売却減少して賠償資金をまかなうべき
そしてつぶさに公開することが肝要
脂身の組織は国民が納得する合理化が先決
安易な期間増税は悪い奴ほどよく眠るになりかねない
今朝は喧騒なほど朝はやくからなきだした。
ジャワジャワと耳障りだ
ここんとこ涼しい朝にくつろいでいた
と、合唱の洗礼をうける
まあ、恒の夏だったのでよかった
河川敷に野草の様子を見にいってきた
残念ながら開花時期をキャッチできなかったのではないかと思う
ツルの茎頂に枯れ花らしき形跡あり
触るとポテッと落ちる
しもた おそかったか
ただ それが全ての株ではないので疑問はのこるが
衆議院の震災復興委員会をパソコンでみていた
第一義的に賠償責任は電力社にある
債務オーバーのつけを国にまわすのは大いに不満だ
どれほど肉をそいだか脱皮のありようが未詳
不要不急の組織 資産を徹底的に売却減少して賠償資金をまかなうべき
そしてつぶさに公開することが肝要
脂身の組織は国民が納得する合理化が先決
安易な期間増税は悪い奴ほどよく眠るになりかねない
prose-アナログ人生
2011年7月24日 日常 TV放送を開始して58年だそうだ
その人生の刻みはアナログ放送にどっぷり浸かって経過した
力道山の空手チョップ
東京夏季オリンピック
皇太子(今上天皇)成婚式
数多の政変劇
なでしこジャパンの世界一
etc・・・
そして(0)と(1)の電波世界に変わった
これからはデジタル
大相撲名古屋場所は14日間アナログで
千秋楽だけデジタルの放映になった
不思議な世界だ
しかし私は早くからデジタルに惚れていた
いわくデジタルカメラ
アナログに長い人生をついやし
今はデジタルの恩恵に浸っている毎日だ
その人生の刻みはアナログ放送にどっぷり浸かって経過した
力道山の空手チョップ
東京夏季オリンピック
皇太子(今上天皇)成婚式
数多の政変劇
なでしこジャパンの世界一
etc・・・
そして(0)と(1)の電波世界に変わった
これからはデジタル
大相撲名古屋場所は14日間アナログで
千秋楽だけデジタルの放映になった
不思議な世界だ
しかし私は早くからデジタルに惚れていた
いわくデジタルカメラ
アナログに長い人生をついやし
今はデジタルの恩恵に浸っている毎日だ
prose-暑くて熱い日に
2011年7月23日 日常 どこも高校野球が盛んだ
太陽をもろともせず白昼に熱闘を繰り広げている
ラジオのスイッチを入れて
オヤとおもった
放送中継が女性アナだ
しばらく耳を傾けていて
喋りが素直 簡潔 具体的
進行がたんたんと進み
解説者の話すうち
口をはさまない
自分と解説者の話にくぎりをつけているのでさわやかだ
ヒットを打ったり
ファインプレーがあったときも
冷静にその行動をつたえてくれるので展開が読める
めったやたら興奮して喋るのが男性アナ
そして主観的説明を加えて勝手に沸騰している
解説者の話にあいのてをいれ
話のこしを折って自分の見解にそわせたりしている
プロ野球の中継がそうだ
いきなり絶叫するので
びっくりして丼を落としそうになる
すぐ普通にもどればいいものを
当分興奮さめやらずだから
もう辟易するしかない
最近は見ないがプロレス
最初から最後まで絶叫しっぱなし
喋るほうも視聴するほうも
さぞかしお疲れだろう
この手の実況は最初オリンピックのアナが用いた
あの時は世界に名乗りをあげるべく雌伏していたのだ
国家高揚で おいつけおいこせの時代
勇気鼓舞はその精神のあらわれ
今は曲がりなりにも経済大国
価値観がシフト
冷静な分析が必要な時代
興奮のなかに視聴者をとりこもうなんてもう旧い
経験を重ねても
女子アナの今日の中継ぶりを忘れないでほしい
太陽をもろともせず白昼に熱闘を繰り広げている
ラジオのスイッチを入れて
オヤとおもった
放送中継が女性アナだ
しばらく耳を傾けていて
喋りが素直 簡潔 具体的
進行がたんたんと進み
解説者の話すうち
口をはさまない
自分と解説者の話にくぎりをつけているのでさわやかだ
ヒットを打ったり
ファインプレーがあったときも
冷静にその行動をつたえてくれるので展開が読める
めったやたら興奮して喋るのが男性アナ
そして主観的説明を加えて勝手に沸騰している
解説者の話にあいのてをいれ
話のこしを折って自分の見解にそわせたりしている
プロ野球の中継がそうだ
いきなり絶叫するので
びっくりして丼を落としそうになる
すぐ普通にもどればいいものを
当分興奮さめやらずだから
もう辟易するしかない
最近は見ないがプロレス
最初から最後まで絶叫しっぱなし
喋るほうも視聴するほうも
さぞかしお疲れだろう
この手の実況は最初オリンピックのアナが用いた
あの時は世界に名乗りをあげるべく雌伏していたのだ
国家高揚で おいつけおいこせの時代
勇気鼓舞はその精神のあらわれ
今は曲がりなりにも経済大国
価値観がシフト
冷静な分析が必要な時代
興奮のなかに視聴者をとりこもうなんてもう旧い
経験を重ねても
女子アナの今日の中継ぶりを忘れないでほしい
prose-不思議な夏
2011年7月21日 日常 朝一番
朝寝坊の耳にやかましい
あの鳴き声がきこえてこない
翅と翅をすりあわせて鳴く
あの蝉しぐれはどこへいった
イヤな予感がするのは
私だけかなあ・・・
ところが
ところがである
今朝の耳
公園で鳴いていた
ごくごく控えめに
やはり気になる夏だなあ
山すそに住んでいる人の注進
おるわおるわ精一杯鳴いているぞ
めざまし時計はボタンをおすだけで静かになるのに
橡や槙の林がゆらぐように
思いのたけ鳴き続ける
梅雨明けが10日ほど早かったから
脱皮がおいつかんだけじゃ
いつもの夏 変わりなし
そうか
蝉も自分のことだけを
考えているんじゃなあ
朝寝坊の耳にやかましい
あの鳴き声がきこえてこない
翅と翅をすりあわせて鳴く
あの蝉しぐれはどこへいった
イヤな予感がするのは
私だけかなあ・・・
ところが
ところがである
今朝の耳
公園で鳴いていた
ごくごく控えめに
やはり気になる夏だなあ
山すそに住んでいる人の注進
おるわおるわ精一杯鳴いているぞ
めざまし時計はボタンをおすだけで静かになるのに
橡や槙の林がゆらぐように
思いのたけ鳴き続ける
梅雨明けが10日ほど早かったから
脱皮がおいつかんだけじゃ
いつもの夏 変わりなし
そうか
蝉も自分のことだけを
考えているんじゃなあ