prose-台風一過
2011年7月20日 日常 スカッ とした気配はきたいはずれ
はだにねっとりした湿気がまとわり
庭の植物 風よけの縛りを解いてゆく
ついでに油糟のふしょくした肥料を食材植物にあたえる
臭い 鼻がひんまがるほどくさい
根まわりを掘り肥料をうめ土を覆い
油糟の腐食臭をとじこめよう
国分寺のひまわりを写しにでかける
散策の人はいないのに
いつもの通り駐車場はほぼいっぱい
てこてこカメラを担いで遊歩道を進み
ひまわり畑に廻る
東風にたたかれて西向く一面のひまわり
五重塔を背景にした花を探すがなかなかもって難しい
せっかく来たのだから
妥協してシャッターをおす
ペットボトルの緑茶一本の撮影
五重塔は 八咫烏のように空に翔びたつ
http://sannyasou.sakura.ne.jp/
NO-240 ひなわり&ひまわり2
はだにねっとりした湿気がまとわり
庭の植物 風よけの縛りを解いてゆく
ついでに油糟のふしょくした肥料を食材植物にあたえる
臭い 鼻がひんまがるほどくさい
根まわりを掘り肥料をうめ土を覆い
油糟の腐食臭をとじこめよう
国分寺のひまわりを写しにでかける
散策の人はいないのに
いつもの通り駐車場はほぼいっぱい
てこてこカメラを担いで遊歩道を進み
ひまわり畑に廻る
東風にたたかれて西向く一面のひまわり
五重塔を背景にした花を探すがなかなかもって難しい
せっかく来たのだから
妥協してシャッターをおす
ペットボトルの緑茶一本の撮影
五重塔は 八咫烏のように空に翔びたつ
http://sannyasou.sakura.ne.jp/
NO-240 ひなわり&ひまわり2
台風6号が接近
四国沖を自転車なみの速度で北北東へ
岡山も同心円の大のほうにスレスレ
九州 四国の雨風ほどでもない
それでも呻り音が聞こえ
外の椅子が倒れ
植木が鉢ごと倒れた
高くのばし たわわに実るトマトの幹が
重さに負けて折れた
いさましく 雨をものともせずに
植木鉢を移動し
トマトの支えをくわえる
朝な夕なに眺めて大きくしている大好きな野菜
そっとのパワーには屈しないぞ
四国沖を自転車なみの速度で北北東へ
岡山も同心円の大のほうにスレスレ
九州 四国の雨風ほどでもない
それでも呻り音が聞こえ
外の椅子が倒れ
植木が鉢ごと倒れた
高くのばし たわわに実るトマトの幹が
重さに負けて折れた
いさましく 雨をものともせずに
植木鉢を移動し
トマトの支えをくわえる
朝な夕なに眺めて大きくしている大好きな野菜
そっとのパワーには屈しないぞ
prose-夜明け前
2011年7月18日 日常 なでしこジャパンが世界制覇を成す
ワールドカップ優勝の栄誉
選手 スタッフのみなさんに月桂樹の栄冠をかぶせてあげたい
あらためて体格はハンディではない証明をしてくれた
それどころか それを活かした
こまわり スピード 短いパスの技術を次第に練り上げて
試合の起承転結をなしとげた
これこそ霧散しかけている日本人特質の
耐え粘りで花を咲かせた
精神力の結晶だ
おめでとう
心からおめでとう
冷静になって 一言
「これからは女性が主導権を握る」
ワールドカップ優勝の栄誉
選手 スタッフのみなさんに月桂樹の栄冠をかぶせてあげたい
あらためて体格はハンディではない証明をしてくれた
それどころか それを活かした
こまわり スピード 短いパスの技術を次第に練り上げて
試合の起承転結をなしとげた
これこそ霧散しかけている日本人特質の
耐え粘りで花を咲かせた
精神力の結晶だ
おめでとう
心からおめでとう
冷静になって 一言
「これからは女性が主導権を握る」
prose-毒されて
2011年7月17日 日常夜空をひびかせてポーンとはじける音がする
西大寺の花火大会がはじまったらしい
夏だなあ・・・、とつぶやいた
どこかのCMで聞いたことがあるなあ
名古屋場所をみていてふたつおもった
空マス席が多いなあ・・・
力士名をつらつら流しを追って
お酒の銘柄にぴったりだあとおもった
日本酒に
焼酎に
美味いだろうなあ
魁皇がいい
満身創痍でありながら
人間の可能性に貫く
順風満帆なんてありえない
挫折をこえていく
こういう人間でありたい
競合のない企業は一党独裁
傲慢、隠蔽、管理不全、やらせ操作
民衆にたいして慇懃無礼
資本主義の膿を内包して危険きわまりない
せめて発電 送電に袖をわかて
高温注意情報の網が列島をおおった
使い古されたことばだが「亜熱帯日本」
そろそろ政府も経済もそっちへシフトしたら
放射線災禍がまたまた起こった
麦わらは刈り取り秋に消化するもの
それを春に消化するとは・・・、とのたわまう
農水省 自治体 JA
上をみて下をみていない典型
それにしても日本の流通はすごい
局地で出荷したものが
あっという間に全国量販店にとどく
情報あたえられていないから
どんどん運ばれて国土末端までゆきわたる
ある部分は発展しつずけ ある部分は置きわすれられる
この国のかたち どっかがおかしい
西大寺の花火大会がはじまったらしい
夏だなあ・・・、とつぶやいた
どこかのCMで聞いたことがあるなあ
名古屋場所をみていてふたつおもった
空マス席が多いなあ・・・
力士名をつらつら流しを追って
お酒の銘柄にぴったりだあとおもった
日本酒に
焼酎に
美味いだろうなあ
魁皇がいい
満身創痍でありながら
人間の可能性に貫く
順風満帆なんてありえない
挫折をこえていく
こういう人間でありたい
競合のない企業は一党独裁
傲慢、隠蔽、管理不全、やらせ操作
民衆にたいして慇懃無礼
資本主義の膿を内包して危険きわまりない
せめて発電 送電に袖をわかて
高温注意情報の網が列島をおおった
使い古されたことばだが「亜熱帯日本」
そろそろ政府も経済もそっちへシフトしたら
放射線災禍がまたまた起こった
麦わらは刈り取り秋に消化するもの
それを春に消化するとは・・・、とのたわまう
農水省 自治体 JA
上をみて下をみていない典型
それにしても日本の流通はすごい
局地で出荷したものが
あっという間に全国量販店にとどく
情報あたえられていないから
どんどん運ばれて国土末端までゆきわたる
ある部分は発展しつずけ ある部分は置きわすれられる
この国のかたち どっかがおかしい
prose-取材日記
2011年7月16日 日常 m175さんと川原の土手に生えるウマノスズグサを見に行ったが花芽の兆しなし、適宜偵察要。
山陽町の高倉山頂上へ車を向けてみた。細い車道は左右から藪葉が覗き管理手入れはしていないようだ。頂上の桜&藤広場も同様に荒れ放題、こんご如何なことになるのか分からないが、ときたま訪れる観光客は印象悪くしてときたまもなくなるだろう。
山陽町の高倉山頂上へ車を向けてみた。細い車道は左右から藪葉が覗き管理手入れはしていないようだ。頂上の桜&藤広場も同様に荒れ放題、こんご如何なことになるのか分からないが、ときたま訪れる観光客は印象悪くしてときたまもなくなるだろう。
proseー生ける者の別れ
2011年7月14日 日常 朝の散歩にはよろこんで歩いたそうだ
だがいつものコース半分で還ろうとしたそうだ
体を洗い
食事を全部平らげたそうだ
そのあと私の書斎でねそべるのが日課
ところがそこで異常な行動をみせた
苦しみ悶えた
足がたたず転ぶばかり
苦しき呻りが耳朶をうつ
最後は目が澄み腹ばいで時を移す
なにゆえか尻尾を垂直に立てて
幕をおろすように垂れた・・・
すぅーと 水がひくように息をしなくなった
惜別のあいさつを
尻尾でしてくれたのだなあ
ありがとう
13年にわたって飼主を慰めてくれたんだなあ
ほんと 長い間ありがとう
これからはリードがいらないからなあ
力いっぱい雲の上を駆けてくれ
愛犬「りゅう」とのおわかれ・・・
2011年7月14日 16時40分 旅立ち
生きるものへの惜別はいつもエレジーである
だがいつものコース半分で還ろうとしたそうだ
体を洗い
食事を全部平らげたそうだ
そのあと私の書斎でねそべるのが日課
ところがそこで異常な行動をみせた
苦しみ悶えた
足がたたず転ぶばかり
苦しき呻りが耳朶をうつ
最後は目が澄み腹ばいで時を移す
なにゆえか尻尾を垂直に立てて
幕をおろすように垂れた・・・
すぅーと 水がひくように息をしなくなった
惜別のあいさつを
尻尾でしてくれたのだなあ
ありがとう
13年にわたって飼主を慰めてくれたんだなあ
ほんと 長い間ありがとう
これからはリードがいらないからなあ
力いっぱい雲の上を駆けてくれ
愛犬「りゅう」とのおわかれ・・・
2011年7月14日 16時40分 旅立ち
生きるものへの惜別はいつもエレジーである
prose-犬も返る
2011年7月10日 日常 空の雲もさすがに高く流れる
陽射しが強くて町並みが白っぽく浮き上がった
散歩の犬も吐く息だけでは温度調整がきかなくて
くるりと180度回転して家に帰ろうという
いまだかってないことだ
飼い主も返りたくてうずうずしていたので
絆のリードを引っ張り合いして家路へいそいだ
冷たい水は犬
よく冷えたスイカは飼い主へのご褒美
陽射しが強くて町並みが白っぽく浮き上がった
散歩の犬も吐く息だけでは温度調整がきかなくて
くるりと180度回転して家に帰ろうという
いまだかってないことだ
飼い主も返りたくてうずうずしていたので
絆のリードを引っ張り合いして家路へいそいだ
冷たい水は犬
よく冷えたスイカは飼い主へのご褒美
prose-梅雨明け
2011年7月9日 日常 昨晩、突然、梅雨明けをしらされた
予報はよく聞いているけど
明日、梅雨が明けるでしょうなんて
予報官、いってたかなあ
例年より10日早いんだって
いよいよ灼熱の季節かあ
よく冷えたスイカやトマトが目の前にとんできた
ことしの夏はどんなことになるか
腕まくりして団扇を動かすかなあ
てんでばらばら
場当たり思いつき
絆をきって信頼をきって
前後左右の脈絡なんのその
我意を口にしてはばからず
人は怒り涙ぐみ
去っていく
なんでネバルのだろう
粘れるんだろう
まさか意図してやっているんじゃないんだろうね
だったら絵解きしてもらいたい
背後にいる操師のベールを剝いでみたい
まあ あれか そんな役者でもないか
だったら さっさと幕裏にひっこめって
予報はよく聞いているけど
明日、梅雨が明けるでしょうなんて
予報官、いってたかなあ
例年より10日早いんだって
いよいよ灼熱の季節かあ
よく冷えたスイカやトマトが目の前にとんできた
ことしの夏はどんなことになるか
腕まくりして団扇を動かすかなあ
てんでばらばら
場当たり思いつき
絆をきって信頼をきって
前後左右の脈絡なんのその
我意を口にしてはばからず
人は怒り涙ぐみ
去っていく
なんでネバルのだろう
粘れるんだろう
まさか意図してやっているんじゃないんだろうね
だったら絵解きしてもらいたい
背後にいる操師のベールを剝いでみたい
まあ あれか そんな役者でもないか
だったら さっさと幕裏にひっこめって
prose-飽和気分脱却
2011年7月7日 日常 マンネリにおちいるとシフトして脱却を図る。
世の中なにもかマンホールの闇にはまって灯りがみえない。
ならばHPのマンネリから少し脱却することにして勝手にシフトした。
山野草探訪撮 見方をかえて訪問をいただければうれしいです。
世の中なにもかマンホールの闇にはまって灯りがみえない。
ならばHPのマンネリから少し脱却することにして勝手にシフトした。
山野草探訪撮 見方をかえて訪問をいただければうれしいです。
2月5日午後7時18分、パソコン作業していたときぐらっと地震がきた。
いそいでTVをつけると震源地は和歌山北部で震度5を速報した。岡山は震度3、生きているプレートのストレス発散だろうけどぐらっぐらっとこないように願いたいものだ。
いそいでTVをつけると震源地は和歌山北部で震度5を速報した。岡山は震度3、生きているプレートのストレス発散だろうけどぐらっぐらっとこないように願いたいものだ。
日没でもないのに掻き曇り音たてて雨が降り出した。
蛇の目なら粋に音をだす具合で風情あるが、息子の家の木を切っているときに驟雨にみまわれた。濡れた大きな蝉になり、これもいざぎよし、シャワーを浴びている気分で開き直ってみたものの、その格好で車のシートに座るのはいささかためらいがあった。
走行は目前が見えない。
雨と雨の間をくぐる芸当は出来っこない。
しばらく空地で封鎖され雨上がりを待って百間川をわたった。
蛇の目なら粋に音をだす具合で風情あるが、息子の家の木を切っているときに驟雨にみまわれた。濡れた大きな蝉になり、これもいざぎよし、シャワーを浴びている気分で開き直ってみたものの、その格好で車のシートに座るのはいささかためらいがあった。
走行は目前が見えない。
雨と雨の間をくぐる芸当は出来っこない。
しばらく空地で封鎖され雨上がりを待って百間川をわたった。
第39回 岡山県独立書展
会場:岡山県天神山文化プラザ
会期:23年7月3日まで
友人:角羊亭氏の書道
「桃季不言」
・・・良き書に起承転結の世界あり・・・
うんちく語れる書展でした。
会場:岡山県天神山文化プラザ
会期:23年7月3日まで
友人:角羊亭氏の書道
「桃季不言」
・・・良き書に起承転結の世界あり・・・
うんちく語れる書展でした。
創作ー刑事転田(どうか、ころんだ、とよんでください)
2011年6月27日 日常「いやあ、よく分かりましたよ社長さん」
転田警部はよれよれのコートをはたいてたちあがった。
「あなたが立派な信念で会社をたて直し社員の幸福を約束したい気持には敬服以外なのものもありませんね。そこいらの経営者に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいですよ、社員は喜ぶでしょうね、きっと、なにせ家族にいままでと同じようにディナーを与えることができるんですから」
彼は卓のブランデーグラスを手にはさんで鼻にちかづけて芳香を嗅いだ。
「おお、たまらない芳醇ですな・・・ところで、うちのカミさんは」
カラマツの林が見渡せられる窓枠に近寄り、しばらく釘ずけにただずんで観察していた。ポケットから手帳をとり出しちびた鉛筆でなにやら窓枠を上目で見ながらメモっていた。書き付けた手帳をびりびり破り外で検証していた相棒を呼んでにそれを渡した。鷹の目つきで入室してきた鑑識は転田警部の指示する窓枠の写真を撮り血液検査の段取りにかかった。
「やあしつれいしました」
振り返った転田警部の顔はもとの惚けた表情になっていた。
「うちのカミさんはね ・・・いつも口煩くいうんですよ私に、外で美味い酒を飲んじゃあいけない、あとで苦味をかならず噛むようになるって、ね。せっかくですがこの酒は飲めないんですよ」
残念でたまらない仕草でグラスをはなし、油気のないボサボサの髪をかきあげ剃り忘れた顎を撫でたのである。
「いやあ失礼しました、で、さっきの続きですがね、うちのカミさんは潔癖症であれやこれや口やかましくいうんです。掃除するのもフロアでも窓枠でも丸く掃くもんじゃあない、なんでも、四角に掃く習慣をつけなさいって娘にしつけしているんですよ。もともと丸いもんだったら、四角に掃くとどうなるんでしょうかね」
指先で窓枠を撫でて、
「ほら、この通り埃が残っているんで、なんとも弁解できなくなりますが、なにかにつけて喧しくいうんで娘も依怙地になって、丸く掃くんです。たまにアカンベーを埃の上に描いてウサをはらしているようですがね、50%は身についた習慣でね、それがまたあなた、意外な証拠をのこすんですな」
「おっとと、社長さんいまさら拭いたってだめでなんです。鑑識が全部処置しましたから、なにキレイに掃除するんなら結構です、スーツの袖でごしごし拭いてもらって結構なんですがね。私たちいなくなってから、気がすむまでおやりください・・・」
「ところで、ここからが肝心な話です。今期想定外の災害が発生したんで、これは天災というべきもなんで人の責任ではないことは明々白々なんですが、その後がいけません。あなたは企業のトップですから椅子に座って全体の動き分析して対策指示すればいいものを自ら前線を飛び回って目先の対策をまるで空手形を乱発するように怒鳴って直接指示されたんでしょう」
「人間おこられていい気がしませんでしょう、凶暴な人ならかっとなってつかみかからんとは限らんでしょう?。第一あなたがそのタイプだったらどうします・・・、陰鬱なドーベルマン、いやあ、明日になったら判りますがね、私にゃあそんな風に思えてしかたがない、社長さんあなた御自分の性格をどう分析されておられるんですかね?」
「みかねた、というより次期社長の座を窺う専務さんにとっては絶好の機会にみえたんでしょうね、財政立て直しを命題にあなたに辞任をせまった、私どもの調査では公私にわたって再三の圧力があったようですな、そこで」
警部はしわくちゃのタバコを伸ばして指に挟んだまま、
「昨日、専務をこの屋敷に呼びつけて、あることをやってしまった」
「えっ、それ以上聞きたくないっておっしゃる、ははあ・・・ようございます」
タバコを銜え指をパチンと鳴らした。
「人間粘りもよしあしです。明日またすがすがしくお会いしたいもんです」
転田警部はよれよれのコートをはたいてたちあがった。
「あなたが立派な信念で会社をたて直し社員の幸福を約束したい気持には敬服以外なのものもありませんね。そこいらの経営者に爪の垢を煎じて飲ませたいくらいですよ、社員は喜ぶでしょうね、きっと、なにせ家族にいままでと同じようにディナーを与えることができるんですから」
彼は卓のブランデーグラスを手にはさんで鼻にちかづけて芳香を嗅いだ。
「おお、たまらない芳醇ですな・・・ところで、うちのカミさんは」
カラマツの林が見渡せられる窓枠に近寄り、しばらく釘ずけにただずんで観察していた。ポケットから手帳をとり出しちびた鉛筆でなにやら窓枠を上目で見ながらメモっていた。書き付けた手帳をびりびり破り外で検証していた相棒を呼んでにそれを渡した。鷹の目つきで入室してきた鑑識は転田警部の指示する窓枠の写真を撮り血液検査の段取りにかかった。
「やあしつれいしました」
振り返った転田警部の顔はもとの惚けた表情になっていた。
「うちのカミさんはね ・・・いつも口煩くいうんですよ私に、外で美味い酒を飲んじゃあいけない、あとで苦味をかならず噛むようになるって、ね。せっかくですがこの酒は飲めないんですよ」
残念でたまらない仕草でグラスをはなし、油気のないボサボサの髪をかきあげ剃り忘れた顎を撫でたのである。
「いやあ失礼しました、で、さっきの続きですがね、うちのカミさんは潔癖症であれやこれや口やかましくいうんです。掃除するのもフロアでも窓枠でも丸く掃くもんじゃあない、なんでも、四角に掃く習慣をつけなさいって娘にしつけしているんですよ。もともと丸いもんだったら、四角に掃くとどうなるんでしょうかね」
指先で窓枠を撫でて、
「ほら、この通り埃が残っているんで、なんとも弁解できなくなりますが、なにかにつけて喧しくいうんで娘も依怙地になって、丸く掃くんです。たまにアカンベーを埃の上に描いてウサをはらしているようですがね、50%は身についた習慣でね、それがまたあなた、意外な証拠をのこすんですな」
「おっとと、社長さんいまさら拭いたってだめでなんです。鑑識が全部処置しましたから、なにキレイに掃除するんなら結構です、スーツの袖でごしごし拭いてもらって結構なんですがね。私たちいなくなってから、気がすむまでおやりください・・・」
「ところで、ここからが肝心な話です。今期想定外の災害が発生したんで、これは天災というべきもなんで人の責任ではないことは明々白々なんですが、その後がいけません。あなたは企業のトップですから椅子に座って全体の動き分析して対策指示すればいいものを自ら前線を飛び回って目先の対策をまるで空手形を乱発するように怒鳴って直接指示されたんでしょう」
「人間おこられていい気がしませんでしょう、凶暴な人ならかっとなってつかみかからんとは限らんでしょう?。第一あなたがそのタイプだったらどうします・・・、陰鬱なドーベルマン、いやあ、明日になったら判りますがね、私にゃあそんな風に思えてしかたがない、社長さんあなた御自分の性格をどう分析されておられるんですかね?」
「みかねた、というより次期社長の座を窺う専務さんにとっては絶好の機会にみえたんでしょうね、財政立て直しを命題にあなたに辞任をせまった、私どもの調査では公私にわたって再三の圧力があったようですな、そこで」
警部はしわくちゃのタバコを伸ばして指に挟んだまま、
「昨日、専務をこの屋敷に呼びつけて、あることをやってしまった」
「えっ、それ以上聞きたくないっておっしゃる、ははあ・・・ようございます」
タバコを銜え指をパチンと鳴らした。
「人間粘りもよしあしです。明日またすがすがしくお会いしたいもんです」
prose-2夜連続熱帯夜
2011年6月25日 日常 汗でめがさめた
0時、深夜じゃないか
なんてことだ、とおもいながら
シャワーあびて着替えた
それでも汗がでる
首筋から 胸元から わき腹から 二の腕から
ぷっとわいて玉になり
つつっとはしる
きもちわるい!
ねむれない
夜中のラジオ
深夜番組で滋賀県にかかわる特番をしていた
地元の漁師さんいわく
平成10年以降漁獲高激減したそうだ
ブルーギル ブラックバスの獰猛さは言うに及ばず
湖岸の葦ヶ原のコンクリート化で不毛現象化
水田の化学肥料で生物になじまない水質の氾濫
生活汚濁の無機動放流
杉檜の植林放置で鉄砲水ひんぱつ
たんたんと話されるけど経緯の綾は
にじみ出るような悔しさが重い
それを乗り越え
ボランティアで琵琶湖再生の運動しておられるそうだ
国が自治体が椅子とりゲームのみにヒートアップ
琵琶湖就航の歌がながれよき時代を奏でる
聞くうちに睡魔がとびおりてきて
まぶたを引っ張ってくれた
0時、深夜じゃないか
なんてことだ、とおもいながら
シャワーあびて着替えた
それでも汗がでる
首筋から 胸元から わき腹から 二の腕から
ぷっとわいて玉になり
つつっとはしる
きもちわるい!
ねむれない
夜中のラジオ
深夜番組で滋賀県にかかわる特番をしていた
地元の漁師さんいわく
平成10年以降漁獲高激減したそうだ
ブルーギル ブラックバスの獰猛さは言うに及ばず
湖岸の葦ヶ原のコンクリート化で不毛現象化
水田の化学肥料で生物になじまない水質の氾濫
生活汚濁の無機動放流
杉檜の植林放置で鉄砲水ひんぱつ
たんたんと話されるけど経緯の綾は
にじみ出るような悔しさが重い
それを乗り越え
ボランティアで琵琶湖再生の運動しておられるそうだ
国が自治体が椅子とりゲームのみにヒートアップ
琵琶湖就航の歌がながれよき時代を奏でる
聞くうちに睡魔がとびおりてきて
まぶたを引っ張ってくれた
6.23の日記
梅雨間の猛暑に耐えかねて車を走らせた。次第に色濃くなっていく山間をドライブしていると爽快である。全開の車窓からふきこんででくる風の心地よいこと。
ただし停車すると30度なんなんとする熱気が襲いかかってくる。山野草探訪撮も久しぶり、水分をしっかり摂って炎天下に出るわくわく気分に浸った。
ヒロハレンリソウの撮影に没頭。
白っぽく厚化粧しているようにみえるのはなにも盛りを過ぎた花だけではない、草木も山も疎な家も、押しなべて白く溶け込んでみえ、アスファルトの道路がゆらゆらしてきだした。
サングラスをかけてペットボトルの水をがぶ飲みした。
梅雨間の晴れがこんなんだったら、真夏の晴れは釜茹でになるんじゃないんかと不安がよぎる。
夜の放送で岡山市内34.5度をキープ
明日24日は33度らしい
今夏は平年より暑いとのこと
山野草のメカにも異変がおきるかも
梅雨間の猛暑に耐えかねて車を走らせた。次第に色濃くなっていく山間をドライブしていると爽快である。全開の車窓からふきこんででくる風の心地よいこと。
ただし停車すると30度なんなんとする熱気が襲いかかってくる。山野草探訪撮も久しぶり、水分をしっかり摂って炎天下に出るわくわく気分に浸った。
ヒロハレンリソウの撮影に没頭。
白っぽく厚化粧しているようにみえるのはなにも盛りを過ぎた花だけではない、草木も山も疎な家も、押しなべて白く溶け込んでみえ、アスファルトの道路がゆらゆらしてきだした。
サングラスをかけてペットボトルの水をがぶ飲みした。
梅雨間の晴れがこんなんだったら、真夏の晴れは釜茹でになるんじゃないんかと不安がよぎる。
夜の放送で岡山市内34.5度をキープ
明日24日は33度らしい
今夏は平年より暑いとのこと
山野草のメカにも異変がおきるかも