☆NO261 遅れてきたイチゲ
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prose-

2012年3月28日 趣味
 連日報道の政界、とくに与党は「コップの中の諍い」だ。党の中に党が存在していて異夢同床のケンケンガクガクである。どっちもどっち、国民はあきれてものもいえない、のが本音・・・。
 増税ー選挙民の不興ー新人議員の次選挙不安、この流れを舵で直進させる人がいて、かたや一方は身をきる財源捻出を先行させない増税前のめり人がいて、政策が膠着状態、いやはや。
 重要な国際会議に出席しても、出番もなく個別会談の時間もなくとんぼ返りで帰国、もっぱら内政の足枷手枷のありさま。外交の災いにもなっているこのような事態に、なぜ与野党は一致した行動がとれないのか。

 社会で慢性的に発生している犯罪、現象、風潮をみていると、この国の民主主義は糜爛状態にあるんでは、と思う。
☆NO260 春陰の小花
 2012.3.21

 締め切った車に橙色の陽光が窓越しにのぞくと暑さを感じるようになる。
 山々の木々が蕾に色をにじませほんのり淡いピンクにみえるようになった。
 ドライブにはもってこいの日だ。
 ネコヤナギを探しながら川の上流へ走らすが昔日あれほど自生していた木が見あたらない、河川工事のなれの果てだ。なるほど、川はみちがえるようにきれいになったが、流れの澱み、枝垂れが覆うみどり濃い淵はなくなって鯉、鮒などの棲家は姿を消し河川敷の植物までとりさっている。
 
 これほどの天候なのにかんじんのユキワリイチゲは花弁を半開のまま、きままな草花に肩を落とした。
 明日土曜日から雨降りの予報にうんざり、今日しか動けない天候にはや外出しようと気分は高揚、陽が窓を明るくするので拍車がかかる。修理が終わったカメラを試したいのもてつだって午後、「ユキワリイチゲ」を観にでかけた。が、如何せんこの天候が気に入らないのか半開の唐傘のよう。そうそう来れるかい、執念深く探索して7~8分咲きの花冠を数枚写して諦めた。
 ユリワサビも全開とはいかなかったものの撮影対象になってどれもこれも半分満足で終わった。

 竹の径に「カ~ン カ~ン」と乾いた音が響きわたる。そのあと「ザザ~」と倒竹のざわめきが空気をゆるがす。湿った陰鬱なこんな空間に庵を構えたら幽境の気分になるだろうか、いやいや怖いぞう、八雲の世界だ、はやかえろ・・。

 東日本大震災に遭われ、岡山で芸能活動されておられる「まじょりん」さんをお呼びしての被災地応援トーク&ライブ「あの日を忘れない」に参加してみて、災害を乗り越え果敢にたちむかわれる姿に感銘した。
 夜、北海道まで波及した東北の強度な地震発生の報道があって、津波警報ー避難警報がやつぎばやにだされて一瞬ドキリとした。
 幸い大過なく落ち着いたようで、震災の怖さはまだまだ続くようだ。

更新情報

2012年3月12日 趣味
☆シンメトリック画像 NO259 白無垢五弁
☆ギャラリー ギリシャNO5 
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 11日は東北大震災1年。
 なにも理屈をいうことがない。
 ただただ被災地に、被災者にお見舞い申し上げ、亡くなられた魂に合掌するのみである。
 活字に飢えると苛々する、待合室や診察待、バスのなかや自家用車の駐停車の時間に読むものがなにもなかったら堪らなく味気ない空白に溺れる。本がなかったら新聞広告を広げて活字を追う、そんなに勉強(?)したらさぞかし頭のの中は知識が詰まってその道では秀才だろうと思うのだが人間そうはいかない。八分り読んだら大体起承転結が飲み込めるので読了せずに放り投げる癖があるので知識の蓄えは中途半端でものにしかならないのだ。興味津々、わくわくする段階を通過すると途端に色あせたほうへ転がるのだ。

 話は飛ぶが、[一]の漢字はどう読むか、[十]はどうか。
 一は「はじめ」とも読むが「まえなし」、
 十は「つなし」

 漢字文化の傑作だと思っているが。
 文章の妙技がつまっているように思える。
 昨日は山野草探訪撮にでかけた。
 梢をわけて弱弱しい陽がさしこみ、谷川そいの林床にセリバオウレンの群落があった。湿度の高い岩陰や杉の樹の根元に白花が線香花火のように開花していて、自生環境によほど適しているのだろう、目がなれると勢いのある群落をなしているのが確認できた。
 滝音を枕にしたコショウの木は蕾で潜んでいた。
 照る日に開花したユキワリイチゲは花弁を半開して曇り空をうらめしげに眺めていた。

prose-芽吹き時期

2012年3月7日 趣味
 バスの窓から何気なくみていてハッと気がついた。川畔や中洲に繁る樹木の梢がこころもち薄緑色に映えてみえた。芽吹き色だ。うっとしい天候に、(いいかげんにしろ!)と、ぼやきたくなる気持ちに南西の風が春を運んできてくれた。ひさしぶりの市内だから少し美味いもんを食べてやろう。

 確定申告に作成した書類を提出、5分とかからず駅構内と地下街をぶらぶら歩き書店をはしごして文庫本を数冊購入して炉辺やきの暖簾をくぐった。

 3日の夜、ひな祭りの撮影したカメラの画像処理すべくSW-ONにしたが入らない、瞬間的に入電したシグナルはあるが直ぐ消える、100V電源にきりかえても同じこと、説明書を開いてみたが該当の答えがない、おもうのにこれはカメラの基盤がいかれたのだ。購入店に持ち込むにしても、遠隔地に送っての修理だ、さあ困った、2台続けてのトラブル、これで手持ちのカメラがなくなった、近日撮影する行事があるので頭を抱える。
 同機を持ってサブ機に使っている師匠に連絡して緊急の手当てをして、さて修理か新型機に買い換えるかの課題解決にかかる。
 こんどはカメラ店のはしごにかかった。

prose-ひな祭り

2012年3月4日 趣味
   3月3日 

 ♪あかりをつけましょ ぼんぼりに
  お花をあげましょ 桃の花
  五人ばやしの 笛太鼓
  今日はたのしい ひな祭り

 ♪お内裏様と おひな様
  二人ならんで すまし顔
  お嫁にいらした ねえさまに
  よく似た官女の 白い顔

 初孫のはじめてのお雛まつり
 たくさん盛られたオードブルと美味しいばらずし
 小さな赤子は1歳と6ヶ月に成長して
 保育園でならったり
 父母に教えられた
 いろんな歌と手遊びを爺婆に披露してくれる
 すくすく育ちますように 

 



 「慰安婦」謝罪要求、国民の耳目を逸らすためにとうとう常套手段を使った。この大統領だけは使わないだろうと思っていたが、自身にふりかかる火の粉から逃れる選択肢はもっとも有功とみているのだ。はたして世論の支持が向いてくるのだろうか、またもや友好モードは後退に舵をきった。
 中国、朝鮮半島、ロシアなどの沿岸国はコノ手を国内事情または権力者の都合で便宜的に使ってきた。
 かっての日本軍爪あとを今に残しているとはいえ、この言葉の使い方をみると「平和」の言葉がそらぞらしく聞こえる。
もろもろの国があっていろんな人がいるのもたしかであるが。

創作ー花旅人

2012年3月1日 趣味
 「花旅人」    魚住 純
 
 甚作の家は藁葺きの大きな家だ。山間の錐であけたたような細長い集落の大方の稲田をもっている土地では裕福な賄いをしている方の家だった。
ーーー執筆中ーーー
 ある会の研修に参加した。
 端的な区分けに、なるほどと認識したことを一言。

 朝ごはんは何を食べたっけと考える・・・のは物忘れ
 朝ごはんを食べたのに食べてないと主張・・・するのは認知症
                        -予備軍ー
 27日(月曜日)
 午前中の陽射しは午後にひきつがなかった。曇天であるけれど友人を誘いドライブがてらセツブンソウの探訪撮にでかけた。
 旭川中流域の山間にまだら点在する農家の裾を走り、見覚えのある自生地の道路わきに車をとめる。土地の人と先客カメラマンが声だかに四方山話をしていた。昨日で、冬とはサヨナラしたはずだが里からのぼってくる風は冬将軍の置き土産か寒さがこたえた。だれもが鼻したに光るものをみせていた。
 主役のセツブンソウは山懸の斜面に八分咲きで帯をなし撮影に好適、2~3日で全ての蕾はほころびるであろう。

 次のところは人気なし、あらゆるところに金網や紐をめぐらしていて事実上立ち入り禁止になっている。撮影するマナーをわきまえないのもどうかと思うが、もはや此処に探訪撮で訪れることはないだろう。
 
 今ひとつの場所は地面いっぱいに白花が展がり、屈んで360度みまわすと花園に囲まれた気持ちにつつまれるのだ。白碁石を蒔きひろめたような花弁は花弁にあらず、実はガクなのである。薄紫色の蕊の周りに黄色のものが輪になってついているが、これが退化した花弁だ。キンポウゲ科の植物の特徴だ。

 さあ、春だ、ちじんだ体をメリメリと伸ばして歩いてみよう。
 来週からは暖かい気候になるらしいので、めくるめく春花をおいかけようと思う。




 

prose-感銘

2012年2月26日 趣味
 地元ケーブルTV・oniビジョン主催の朗読会を視聴する機会をえた。
 300席あるさん太ホールは満席、元NHKアナウンサーの山根基世さんは向田邦子「カワウソ」を、松平定知氏は藤沢周平「橋ものがたり・約束」を朗読、卓越した話術で活き活きと状況&登場人物をえがき、活字で親しんだ小説とはまた違った世界にみちびかれ魅了された。
 満席は惜しみない拍手を送った。
 
 棚にいおいてあったカメラのバンドに新聞が触れて落下した。
 悲鳴が我が咽喉をつきぬけた。
 板張りに落ちたからたまらない、レンズが大きく割れてころがった。長年愛用してきたオリンパスのカメラは、もっぱら手軽に持ち歩いていたので切歯扼腕もの、修理にだしたら新品を買うのとさしてかわらない、げっそりして諦めた。もう一機の重たい一眼レフだけを使うはめになった。

 おりとてオリンパスの会社が不正経理発覚して大騒ぎになったのはまだ記憶に新しい。企業への信頼はいちじるしく失墜し日本の不名誉を世界にばらまいた。(落ちた)のと(墜ちた)のは字の違い以上に、(偶然)と(故意)の意味が大きくへだたりがあるけれども、個人にとって資産をそこねたダメージは同等だと、憮然としたことである。

 国会の予算委員会は相変わらず党利党略の質疑応答に終始、行政府と立法府のスリム化を早く法制化して復興および社会保障の財源をつまびやらかにし、それでもこれだけ不足するから国民に補填をお願いするという政策決定が一向に実現しない。与野党が政局がらみに染まっておたおたしているからだ。
 それにしても与党の有様はどうだ,元代表の党内野党の霍乱戦法はまたぞろ蠢きだしたようだ。いったいどうなっているんだあ、既成政党の支離滅裂には目を疑う、まったく別の隣人が数だけをたのんで同じ家屋に住んでいるのは有りかあ。
 ひょっとしたら、これを八つ当たりというのだろうかしら。
 
☆NO-258 燃ゆる花びら
 http://sannyasou.sakura.ne.jp/
 吉備高原の懐に入った。
 小さな集落を分けて流れる小川は堰をこえ琴のように奏でている。
 暖かい陽射しを浴びて梅林にはいりセツブンソウを探す。
 小さい、目をうたがうほど小さい花冠が、それでも群れて咲いていた。
 毎年、春をさきがけ開花して一番に被写体になる野草、アングルを変えてシャッターをきる。自分の行動範囲で撮れる種類はしれたもの、素直な直球からくせ球を多用し果てはテーマに緞帳がおりるだろうと予感しながらトライしている。
 
 市郊外の半田山にたちより、フクジュソウとスノードロップを探訪撮して暮れなずむ旭川をわたった。

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