prose-メモリアル

2012年5月22日 趣味
 21日は25年前沖縄以来の金環日食、数日まえからマスコミあげて地球規模の天体ショー。
 岡山では7時20分過ぎあたりがやや太陽の照度が落ちて今がピークかなと思う程度。どんな形になるかわかっているのでプランターの野菜の世話をしていた。
 友人が[画像掲示板]に投稿、軌跡を拝見した。
 前回は平安時代だったそうで1080年来、932年ぶりの現象、こちらのほうが格段ロマンがある。
 次回は2016年の部分日食、2030年は北海道地域にだけ観察できる金環日食といわれている。
 思うだに、お付き合いできそうにない。
prose-高梁川野草探訪撮
 岡山三大河川のひとつ、いちばん西の高梁川河川敷を師匠と探訪する。下流域ではないが、いわば中流の最後尾にあたるところ、河川敷に草莽に囲まれたスポーツ広場があったり背丈の高い木々が鬱蒼と繁ったりしている流域。
 霞橋付近までくだると滔々たる大河の風雅をみせるようになるが、この付近はまだ河半分を緑に放恣した川相である。
 草をわけて歩くと、先の洪水を被った痕跡がまだ残っていて、根元あたりは泥の白さを浮かしている。
 その合間にハマウツボが無尽といっていいほど繁生していた。それとまけずにカワラヨモギが周囲一帯にみられ、ハマウツボがカワラヨモギに寄生する植物であることを裏ずけている。
 花冠は筒形で紫色の小花をたくさんつける。
 一時撮影に没頭、焼け付くような暑さに汗を覚え我にかえる。
 草莽に点在するノイバラの純白さは目にしみる。
 堤防の則面にあったヤセウツボを写した。
 ちょっと川上に走るとジャケツイバラの黄花をとらえることができる。

 いわくこの川には渡来した植物が多くみられる。
 水島、玉島の港湾を控えていることが関与しているのでは、との思いが
流れてくる川風の匂いにこめられている。
 

prose-ざわざわ

2012年5月17日 趣味
5月16日 河川敷で本を読みながらの描写

 名の分からない大木が空を突いて巨体を揺らしている
 繁った葉をはおった樹勢は葉裏の白さを見せて遊んでいる

 よく見ていると三つの細胞にわかれて生きているようだ
 一番上の部分は大きく前後左右に踊り
 真ん中部分はゆったりのたって動き
 基幹はわずかながら左右にかしいでいる

 尖端にいくほど風にあおられて悲鳴さながら狂い
 中ほどはその動きを掌にのせて動き
 幹基はたわみを巧みに吸収して
 あわてず騒がず安定と伸張を支えている

 今の政治、金融、経済は根っこから大きく揺らぎ
 いつ倒壊するのかまことに危なかしいかぎりだ


prose-試行中

2012年5月16日 趣味
 HPはブログ中心の構成に変えました。
 ただ今試行中です。
 蒜山のサクラソウ自生地が荒らされ30株以上が盗掘された報道。
 岡山県指定希少動植物で規制のかかった植物である。
 数年前に探訪撮で観賞させてもらったことがあり、大自然のなか可憐に咲いていた光景をおもいだした。指定された動植物で規制のその旨を書いた板看板が建てられていたが、盗掘する者は先刻承知の行動だろう。県希少野生動植物保護専門委員で面識のある片岡博行氏の悔しい思いが伝わってくるようだ。
 
 世に山野草の愛好家は尽きるまじだが、愛で撮影するまでが愛好の境界、盗掘行為はもっての外である。

 
 このところの天候はまことに不安定、自身は着替えに猫の目のように変化させておけばすむが、日本全土は荒々しい気象に見舞われててんやわんやである。規模の大きい竜巻などアメリカのものと思っていたが、そんな脳天気なことがいえなくなった。地球のどかのネジが緩んで修理不可能な状態が出現している。
 
 地球はどこへ向っていこうとしているのか。
 新しい価値&秩序の展開にこのさきたどりつけるのか。
 世界の体制が、経済が金融が坩堝のなかでガタガタ音をたてている。

 絶対おかしい、だけど収まりどころがわからなくて余計混沌としている状態だ。
 

 

prose-天空急変

2012年5月9日 趣味
 早朝雨足がつよく雷鳴が窓をうった。
 太平洋からの暖かい気圧の上に大陸からの冷たい気圧が重なり、突風、豪雨、竜巻警報がだされた。
 しかしして、午後は好天気、双眼鏡もってバードウォチングに百間川にでかけた。ヒナを懸命に育てるカワセミの母鳥は、やつれ汚れていて定刻に枯れ葦の葉をたたいてあらわれたが、おりから暗雲たれこみ、猛烈な風雨に驚いて巣のある繁みに逃げかくれてしまった。
 当方は濡れネズミ、水も滴る老年男になって車に飛び込んだ。
2012.5.4
 津山市と鏡野町の境界を越えると西空の暗雲が全体に広がり雨脚が強くなってきた。森林公園の駐車場はそれでも満杯、車から離れる人は黄色や橙色の合羽をきて雨中登山を強行するようだ。
 当方はフロントガラスを叩く様子に戦意喪失、雲の流れに切れ目がないのを確認してUターンした。院庄までかえると曇り空に時雨ていど、ならば屋内の休憩にかぎると縦貫道路を落合JCに走って降り、高速道から派手にみえる「佐田建美ギャラリー」を見学、木造自動車、組子、数々の木製品を社長さんの説明に木質、特にもみの木の建材についてうんちくの知識を新たにして意義のある時間を過ごすことができた。
 もう一戸つくる(!?)ことがあらば、この知識は活かしたい。
 10年このかた使っているHPソフトはかなりバージョンにおいていかれ限界疲労きたしているのではと勝手に思っている。Windows7に対応しきれずWindowsXPで更新してきたものの、意図しない絡みが突然あらわれ、ひとつひとつときほぐしてみたが堪忍袋の緒がきれて復活を断念した。
 部分的に使える1頁を使い、そこからブログにジャンプする方法で急場をしのぐことにした。
 昔ほど執着性がなくなったのも事実、気楽に遊んでもらう道具として向かい合うことにした。
 児島駅から西よりの臨時駐車場に満車の隙間をぬって停める。広大の空間に「仰山」な車がひしめきあっている。潮風に夏光のはしりとおもわれる暑さに、人ごみの息がまじり、歩きまわると妙な疲れを覚えた。
 愛用しているジーンズが擦り切れているので交換用を求め、ワゴンに重ねられた商品をみつけた。一着100円均一、色もいい、しかも銘柄品だ、これこれと広げたみたらウエスト78の統一品でわが身には到底かなわぬもの。
 安くていいものでも規格を外れた身体には女性軍に着いて望見するばかりだった。
 
 ゴールデンウィークの初日、就業現役時代はなんとも嬉しい気持ちでわきたったものだが、365日フリーの身分になるとTVの報道になんの感慨もおこらないようになった。
 へえ~さよか、と受け流す白々しさに我がことながらあきれる。
 だがこの幾をとらえてイベントが行われるのでつい出かけるようになる。
 今日は故郷の旧北房町における「北房山野草愛好会」にむかって岡山道を走る。山陰から黒潮の土佐までつながっている高速道のため通常より抜群に通行量が多い、風音をたてて追い抜かれ単線では後続車が延々と伸びて苛苛した光景がバックミラーに映るも80キロメートルを上限をかたくなに守る軽四の四輪駆動車の我輩は知らぬ顔。息をせきった後続車は北房JCで縦貫道の落合方向へ蛇のようになって流れる、下り方向は我輩の軽四四輪駆動車のみ、この差にあにはからんやの心持ち、悠々と北房ICで降りた。

prose-温泉

2012年4月26日 趣味
 旭川中流域に八幡温泉がある。転勤でふるさと還りしたときに教えられて入ったきりで随分疎遠になっていた。近辺は山野草の多いところで年何遍も出入りし馴染みの里山風景である。
 福渡の街に入る手前の橋を右岸にわたり直ぐ右折すればサン・タケベという湯館がある、あまり広くない湯舟に浸かっていると、轟音をひびかせて津山線の電車がのぞきこむように通過したのでびっくらこいた記憶がある。
 いったん駐車場に寄せたが手前にある町営温泉会館を利用するためUターンする。あとで聞けばサン・タケベとG経営だそうだ。レジャー温泉施設と異なり鄙びた保養温泉とか湯治の表現がふさわしい風情、手桶を持ってこられる老人が多いのが、いみじくも象徴している。
 湯屋は別館で階段下の川床に近いところにある。中へ入ると昔の芝居小屋の趣を思い出す造りで白けた入相である。
 湧出量は豊か、湯温はぬる湯、湯槽からせせらぐ川の流れに向かい合う仕掛けだ。
 因みに効能は、神経痛、リュウマチ性疾患、慢性消化器病、外傷性障害、運動機能障害、疲労回復、不眠症、胃潰瘍、神経炎とある。
 築3年ということで、近々建替えしてサン・タケベと併合の建物になるとのこと、この鄙びた趣は消えるようだ。
 すっかり軽くなった気分で53号線を走った。
 今週は今日が最後の晴天日の様子なので家にじっとしていられない、で吉備高原に走る。
 道路沿いの桜花は大方終焉でつむじ風に花吹雪とになってフロントガラスに舞う。健在なのはウコンザクラ、その並木がつづくとパッと明るくなる。
 財政事情で閉鎖したかっての公園はソメイヨシノ、シダレウメ、ツツジ、ハクモクレン、レンギョが研を競うように豪華に咲いていた。
 桜の下で巻き寿司の花見弁当を味わい大いに満足、これだけの花に囲まれて山の醍醐味に浸ることができた。
 湿地域にショウジョウバカマが群生していて探訪撮に叶う。
 春耕の耕運機がこだまする山郷のカタクリ群生地、時期としては遅くきたのでダメだと思ったがなんとか撮影に耐えられて咲いていた。 
 

prose-花筏

2012年4月16日 趣味
 所要で真庭市に走る。染井吉野は満開、山桜もぼんぼりのようにかすみたつ山肌に咲き乱れている。裾を縫う小川に姿を映し、はや花筏のはしりが浮遊していた。
 旭川の落合域の河川敷や中洲に菜花があたりを一変させるほど咲きほこっていた。桜と菜花は春爛漫の風情によく似合う。
 313号線から醍醐桜への入り口は車が列をなしていた。ここは1週間ほど遅れて、今は一輪二輪ほどの便りの筈だがと首をかしげながら通過した。

お知らせ

2012年4月14日 趣味
訪問していただいている皆様にお知らせいたします。

HP「山野草探訪撮」が現在支障により開けない状態が続いています。
編集替えを含めて検討していますので暫くお待ちください。
なおブログの「ダイアリー」「月別山野草」「とある風景」「画像掲示板」は継続して使用していますので訪問ください。
                ---魚住 純ーーー
 ホームページを更新した。
 だがTOPのみ表示して各ページが表示しなくなった。
 リンクも、負荷の程度もOK、その他思いつく項目を点検し再編集してみたが症状は同じこと。くたぶれて幾日も放置していた。
 サーバに連絡しても混雑しているのでつながらない。
 明日もめけずに復帰に汗をかきます。
4月5日(木曜日)
 嵐の余韻で強風が残るランニングコースを歩いて後楽園に行くと、桜のほころびが目につく程度にはなった。おおくの枝は、蕾のままで待機しているようであるが、触れば開花するのではと思わせる膨らみぐあい。遠目には淡いピンクの霞をたちこめたようである。
 花見の宴をしている人たちは疎ら、屋台にならぶ人なんていない、アルコールのかわりに家族連れも若い格好の、たぶん学生だろうとおもう人たちもペットボトルのお茶で焼肉を楽しんでいる。
 咽喉が渇いたので屋台のペットボトルを指して、これ幾ら?と尋ねると300円、2倍の値段、びっくらこいて財布を戻し、後楽園の自動販売機を利用しる。
 行きは迎い風で、帰り送り風、サッカーに興じている学生の喧騒のなかをすり抜け、黒い怪鳥が蹲っているような工事中の病院をながめながら歩をはやめた。

prose-春の嵐

2012年4月3日 趣味
 嵐・・・、まるで台風の荒れ方、定期検診で病院にきていたが烏城の緑や病院前の木々は悲鳴をあげて揺れる。刻々TVでながれる予報は低気圧にこだわって報道しているが、この風の勢いは台風並みである。低気圧と台風の違いはなんだろうか、8階の食堂でカレーライスを食べながら考えたが分からずに食べ終えた。

 枝に残っている枯葉はきれいに飛ばされ路肩の縁に吹き溜まりになった。人も犬も合羽を着て散歩している。とんだ雨中行進であるがガラス越しに見るぶんにはほほえましさがある。

prose-未開と乱開

2012年3月31日 趣味
 桜はさいていないのに「さくらカーニバル」とか「さくらまつり」が賑々しくオープンの今日この頃。
 河川敷の花見処を車で通過したがぼんぼりだけが色付いていた。ビニールシ-トで焼肉している花見客はいないしもちろん酔客もいない。午前中のそぼふる雨がわざいしたのか、連なっているテントの屋台が寒々と映る。

 河川敷に停まって国家を論じる、お堅い雑誌を読んで眠くなり小一時間うとうとする。難しいテーマをことさら難しく論じていて気安く理解できない。

 政局の魑魅魍魎が闊歩しだした。ぶっ壊し屋のあの人とこの人が出てきて、役者がそろい、混沌芝居の緞帳があがった感じだ。これはどうみてもガラガラポイで編成変えの軌道を走りだした。こんあことばかりしているから世界で相手にされなくなる。
 これが春の日和だといわんばかりの好天気。
 今日ばかりは屋内に潜んでいる場合じゃあない。
 買物がすんで、いつもの河川敷に車を乗り入れてラジオの高校野球を聞いているうち暑くなり上着のジャンバーを脱ぎ、喧しくなった鳥類のさえずりに身を委ね、バードウオッチングをしておられる独りの横に張り付いて鳥談義を交わすことにした。楽しいひと時だった。

 午後半田山植物園に赴く。
 昨日のTVでサンシュウが満開が報じられていたので、それが眼目、池の畔にあるサンシュの大木はなるほど黄色い花が辺りを染めるほどに爛漫と咲いていた。無尽に咲くものである。
 梅は白梅、紅梅、しだれ梅とどの木も花盛り、しかし園を盛り上げるように咲きあがる桜はカンザクラを除き弾けるばかりの蕾を枝先に重たく垂れさげるばかり。咲き乱れるのは今日の天気が2~3日続けばスタートする按配。
 トサミズキ、ミツマタなど黄色い花はいまや爛漫である。
 もうすぐ、短い春の謳歌が里山を木霊する。
 花見弁当を持って、ノンアルコールで楽しむのも近い。

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