Marc Chagall展を観終えて美術館の扉を押すと高温で白色した街がとびこんできた。
道路も建物も白化していた、Chagallの画に溶け込んでいたからなおさらのことだろうか、と思った。
城下の地下にもぐりこみ丸善の入り口で冷たい缶コーヒを飲み落ち着いた。文庫本コーナで目的のものを購い、あとは歴史本をパラパラめくって時間かせぎ、体温調節がなって地上に出た。
暑い、土のない街は輻射熱がプラスして、その上冷房排気熱が加わり異常に暑く、正常にはたらいている温感に安心して岡山駅まで歩いた。
道路も建物も白化していた、Chagallの画に溶け込んでいたからなおさらのことだろうか、と思った。
城下の地下にもぐりこみ丸善の入り口で冷たい缶コーヒを飲み落ち着いた。文庫本コーナで目的のものを購い、あとは歴史本をパラパラめくって時間かせぎ、体温調節がなって地上に出た。
暑い、土のない街は輻射熱がプラスして、その上冷房排気熱が加わり異常に暑く、正常にはたらいている温感に安心して岡山駅まで歩いた。
後楽園の幻想庭園に夕涼みと洒落た。日没になると岡山城の方向から微風が流れて、広い空間のそぞろ歩きは心地よい。
芝生に腰をおろしマンドリンの演奏、白石踊りを視聴する。
カメラマンの跋扈はお互いさまだが、ことわりの挨拶もせずに狭い空間に割り込んで視野をさえぎり、警備員の制止も聞かずにぞろぞろ最前列に放列しシャッターをきる、あげくは制止にクレームをつける、人の肩越しにレンズを突き出して睨みつけられて逆恨みする、まったく忘却無尽である。
いずれカメラ禁止のお触れが出るかもしれない。
奥まった芝生に屋台が連なった特設のビヤガーデンには浴衣を着た女性が紙ジョッキーをグイグイ傾けていた。
トトッと、我が足はたたらを踏んだが、こちらはグイと踏みとどまった。
芝生に腰をおろしマンドリンの演奏、白石踊りを視聴する。
カメラマンの跋扈はお互いさまだが、ことわりの挨拶もせずに狭い空間に割り込んで視野をさえぎり、警備員の制止も聞かずにぞろぞろ最前列に放列しシャッターをきる、あげくは制止にクレームをつける、人の肩越しにレンズを突き出して睨みつけられて逆恨みする、まったく忘却無尽である。
いずれカメラ禁止のお触れが出るかもしれない。
奥まった芝生に屋台が連なった特設のビヤガーデンには浴衣を着た女性が紙ジョッキーをグイグイ傾けていた。
トトッと、我が足はたたらを踏んだが、こちらはグイと踏みとどまった。
prose-熱中症候群のウラ
2012年7月29日 趣味 世界も国も地方もお祭り騒ぎである。
この不景気で酷暑の環境下にである。
人が集まれば金の投下があって潤うおい、気分昂揚をもたらすという効用があるのは事実だ。
しかし考えるとこのような現象は刹那主義にすぎない。投資できる富裕層が蠢き、抑圧の安全弁が噴出した騒ぎにおもえる。
熱中症は高齢者に多いのだろうが、報道の状況にせっしていれば老若男女とわず罹っている。不用意で倒れる個人行動は特に気をつけねばならないが、組織運営の行事で人を狩り出し、炎天下にやっているスポーツだ。
火事だ火事だと喚きながら火をつけているのと同じだ。報道しかり、両手使いだ。
社会福祉の目的税を標榜しているはずの消費税増税は、国会答弁を視るかぎり公共投資ばらまきの流れが隠蔽されているような展開になってきた。
うすっぺらな裏表の読み物をひっくりかえして読んでいるようだ。
この不景気で酷暑の環境下にである。
人が集まれば金の投下があって潤うおい、気分昂揚をもたらすという効用があるのは事実だ。
しかし考えるとこのような現象は刹那主義にすぎない。投資できる富裕層が蠢き、抑圧の安全弁が噴出した騒ぎにおもえる。
熱中症は高齢者に多いのだろうが、報道の状況にせっしていれば老若男女とわず罹っている。不用意で倒れる個人行動は特に気をつけねばならないが、組織運営の行事で人を狩り出し、炎天下にやっているスポーツだ。
火事だ火事だと喚きながら火をつけているのと同じだ。報道しかり、両手使いだ。
社会福祉の目的税を標榜しているはずの消費税増税は、国会答弁を視るかぎり公共投資ばらまきの流れが隠蔽されているような展開になってきた。
うすっぺらな裏表の読み物をひっくりかえして読んでいるようだ。
prose-夢とうつつ
2012年7月25日 趣味一・ 寝苦しい夜がつづく
窓を開けると無視がしのびよってくる
生暖かい扇風機では用をたさない
冷房のSWをいれる
心地よい空間になり
安らかな眠りに誘われる
そして夢をみた
二・ 白熊が遊んでいた
氷山の絶壁がドドッと崩壊して海中に没した
白熊の氷は溶けて居場所が霧散してしまい
悲しさのあまり
白熊は咆哮のかぎりつくして
助けを求めた
三・ 少年の住む村は碧い空と緑だ
お祭りにみんな紙飛行機を飛ばした
いろんな色に塗られた飛行機は
風船のように 碧と緑に泳いだ
みんなワッと喚声をあげ 手をたたいた
そこへオスプレイが ブナ林すれすれに飛んできた
四・ 毎日のむ薬がみつからない
高齢者は時間の拘束がないので
なんべんもいきつもどりつ探すことに専念した
だけどわからない
息子が知っているかもしれない
息子の病院へいって聞いてみようとおもった
順番がきて診察椅子に座ると忘却の世界に入った
シャツを脱ぎ下着をまくり腹をだした
息子は小首をかしげたが聴診器をあててみた
こんどは大きくかしげて
「なにしに来た・・」と問うと
「・・・」
高齢者は可愛い目つきをした
窓を開けると無視がしのびよってくる
生暖かい扇風機では用をたさない
冷房のSWをいれる
心地よい空間になり
安らかな眠りに誘われる
そして夢をみた
二・ 白熊が遊んでいた
氷山の絶壁がドドッと崩壊して海中に没した
白熊の氷は溶けて居場所が霧散してしまい
悲しさのあまり
白熊は咆哮のかぎりつくして
助けを求めた
三・ 少年の住む村は碧い空と緑だ
お祭りにみんな紙飛行機を飛ばした
いろんな色に塗られた飛行機は
風船のように 碧と緑に泳いだ
みんなワッと喚声をあげ 手をたたいた
そこへオスプレイが ブナ林すれすれに飛んできた
四・ 毎日のむ薬がみつからない
高齢者は時間の拘束がないので
なんべんもいきつもどりつ探すことに専念した
だけどわからない
息子が知っているかもしれない
息子の病院へいって聞いてみようとおもった
順番がきて診察椅子に座ると忘却の世界に入った
シャツを脱ぎ下着をまくり腹をだした
息子は小首をかしげたが聴診器をあててみた
こんどは大きくかしげて
「なにしに来た・・」と問うと
「・・・」
高齢者は可愛い目つきをした
夕方きまったように驟雨にみまわれる。
雷がゴロゴロ鳴って一時雨脚がみえるほどに降る。
黒い雲が北の山を覆い東へ流れ、やがて碧い空がカーテンをひくようにあらわれ、全身びしょ濡れの体をなんとも爽やかな風がつつんでくれる。
雷がゴロゴロ鳴って一時雨脚がみえるほどに降る。
黒い雲が北の山を覆い東へ流れ、やがて碧い空がカーテンをひくようにあらわれ、全身びしょ濡れの体をなんとも爽やかな風がつつんでくれる。
proseー海の耀き
2012年7月19日 趣味 呉の義兄が重篤というので9日に見舞いに行って9日後の昨日はとわの別れに参列することになった。海彦の義兄は山出しの義弟をよく可愛がってでくれた、尽きることのない思い出は安芸の海の懐ふかい波間に還るのだ。
prose-ひまわり&五重塔
2012年7月17日 趣味 今が見ごろだよ、と通信いただき梅雨明けで陽炎がたつなか、おっとり刀で吉備路の国分寺にかけつけた。緑陰濃くなった国分寺の森をかすめてもっとも東側にあるひまわり畑に廻る。いい按配に大輪が咲きそろい平山郁夫画伯がスケッチしたという記念碑のある処、いつの間にか新しいトイレや休憩できる東屋ができていて折から老齢ご夫婦がカメラの撮影準備されていた。
畦を伝いいつもと違うアングルで数枚撮りおえ、東屋の日陰に憩う。
老齢ご夫婦の主人はトイレ脇にカメラを三脚で据え飽くことなくシャッターを押しておられるし、夫人は椅子に座りあらぬ方向を眺めていらっしゃる。
「ご主人は熱心に、カメラ好きなんですな」
「ええ、あと1~2年でしょうから」といってファインダー覗いているダンナを見返り、
「好きなようにさせています」と達観された言葉。
「奥さんもカメラをやられたらどうですか、夫婦で撮影旅行もいいんじゃあないですか」
「私は、他に好きなことはいっぱいあります」と片頬で笑う。
「私の知人で、奥さんは撮影道楽で主人はいつも奥さんのあとからカメラ付属品が詰まったキャリーバックを引いてお供をしていますよ」
「アハハ・・」と笑われたことである。
畦を伝いいつもと違うアングルで数枚撮りおえ、東屋の日陰に憩う。
老齢ご夫婦の主人はトイレ脇にカメラを三脚で据え飽くことなくシャッターを押しておられるし、夫人は椅子に座りあらぬ方向を眺めていらっしゃる。
「ご主人は熱心に、カメラ好きなんですな」
「ええ、あと1~2年でしょうから」といってファインダー覗いているダンナを見返り、
「好きなようにさせています」と達観された言葉。
「奥さんもカメラをやられたらどうですか、夫婦で撮影旅行もいいんじゃあないですか」
「私は、他に好きなことはいっぱいあります」と片頬で笑う。
「私の知人で、奥さんは撮影道楽で主人はいつも奥さんのあとからカメラ付属品が詰まったキャリーバックを引いてお供をしていますよ」
「アハハ・・」と笑われたことである。
午後日が翳るのを見計らって河川敷にでかけるのが日課になった。
橋梁の日陰に車を停め文庫本に耽るのである。心地よい川風が車のなかにながれこんで快適な気分になる。汗を覚えないときは無性に眠くなりバタンと本を落としてしばし午睡したりするが、短距離のウォークをしたりする。もちろんペットボトルを用意してのことである。
今日は前日確認しておいた野草の撮影をかたずけ、椅子を倒して文庫本に没する。一区切りついてカメラの対象を探して少しばかりあるくと、全身これカメラマンという装備の人に出会って野鳥撮影談義をうかがった。
カワセミ、オオワシ、ミサゴの作品をみせてもらった。B3サイズの、いづれも餌を捕る瞬間をゲットしたもので素晴らしいショトである。いつもこんな場面に遭遇するとは限らないので、早朝からカメラを構えて辛抱よくシャッターチャンスを待たねばならない。
その忍耐に「感嘆ものですなあ」というと、
「なあに年金生活者だからできるですよ」
時間の束縛がないという点ではまさしくそうだろうが、
「立派な撮影装備ですなあ」と親指と人差し指で〇をつくると、
「なあに初期投資ですよ、あなた」
と、のたまわれた。
橋梁の日陰に車を停め文庫本に耽るのである。心地よい川風が車のなかにながれこんで快適な気分になる。汗を覚えないときは無性に眠くなりバタンと本を落としてしばし午睡したりするが、短距離のウォークをしたりする。もちろんペットボトルを用意してのことである。
今日は前日確認しておいた野草の撮影をかたずけ、椅子を倒して文庫本に没する。一区切りついてカメラの対象を探して少しばかりあるくと、全身これカメラマンという装備の人に出会って野鳥撮影談義をうかがった。
カワセミ、オオワシ、ミサゴの作品をみせてもらった。B3サイズの、いづれも餌を捕る瞬間をゲットしたもので素晴らしいショトである。いつもこんな場面に遭遇するとは限らないので、早朝からカメラを構えて辛抱よくシャッターチャンスを待たねばならない。
その忍耐に「感嘆ものですなあ」というと、
「なあに年金生活者だからできるですよ」
時間の束縛がないという点ではまさしくそうだろうが、
「立派な撮影装備ですなあ」と親指と人差し指で〇をつくると、
「なあに初期投資ですよ、あなた」
と、のたまわれた。
prose-脳味噌が沸く日々
2012年7月15日 趣味 日中の出歩きは余程のことがないかぎり控えている。
かといってクーラつけずに部屋にいるのもたまらない、扇風機を駆使し濡れタオルを首に巻いて本を読んでいる。家内にいても熱中症になるというのだから何時までクーラなしに絶えられるかわからない。為に集中して暑さを忘れるのに猛烈な勢いで読了してしまい、せっかく蔵書を整理したのにまた増えだした。
喫茶店で新聞各紙を読み漁る。
全紙をそろえているのは少ないが大手5紙のうち2紙と地方紙はある、地方紙は大手からの配信記事そのままなので地方の記事しか見ないが全国紙は拾い読みしていく。一記事の取り扱い方の大小強弱はあって、定着している特性が確認できる。
新聞報道は公正中立の建前だが、真実とはかぎらない、という面もある。記事の裏に隠されたものはなにか、もっと露骨にいえば読者をどこへ誘導しようとしているのか、新聞社の特性をわきまえておくことが肝要だ、不穏なアジアの報道にお手並み拝見。
かといってクーラつけずに部屋にいるのもたまらない、扇風機を駆使し濡れタオルを首に巻いて本を読んでいる。家内にいても熱中症になるというのだから何時までクーラなしに絶えられるかわからない。為に集中して暑さを忘れるのに猛烈な勢いで読了してしまい、せっかく蔵書を整理したのにまた増えだした。
喫茶店で新聞各紙を読み漁る。
全紙をそろえているのは少ないが大手5紙のうち2紙と地方紙はある、地方紙は大手からの配信記事そのままなので地方の記事しか見ないが全国紙は拾い読みしていく。一記事の取り扱い方の大小強弱はあって、定着している特性が確認できる。
新聞報道は公正中立の建前だが、真実とはかぎらない、という面もある。記事の裏に隠されたものはなにか、もっと露骨にいえば読者をどこへ誘導しようとしているのか、新聞社の特性をわきまえておくことが肝要だ、不穏なアジアの報道にお手並み拝見。
prose-夏の流れの中で
2012年7月12日 趣味 カワセミを撮るために待機されている人に久しぶり逢った。
評判を聞いてこられたようだったが、ギャラリーは絶えて久しいのでうまく出会えたらいいですね、といってウォーキングをつづけた。
多分子育てを終えた母鳥はやつれて体に精気がなくなっているのではと思う。
エンジン音が橋梁に共鳴しておどろおどろしく河川敷にながれる。川風を待って昼寝している人、読書している人、語らっている人、一様に顔を挙げて何だと確認しているものの、異様な格好で駐車場を8の字に走りコーナでアクセルを吹かすのが耳朶をたたく。相当しつこかったが誰も見物しないのでやがて走り去った。
長文の文節をきりとったような、あるいはキャッチコピーのような政党名がまたできあがった。目先のスローガンは目先のスローガンでしかない。
不快などんより風がながれた。
評判を聞いてこられたようだったが、ギャラリーは絶えて久しいのでうまく出会えたらいいですね、といってウォーキングをつづけた。
多分子育てを終えた母鳥はやつれて体に精気がなくなっているのではと思う。
エンジン音が橋梁に共鳴しておどろおどろしく河川敷にながれる。川風を待って昼寝している人、読書している人、語らっている人、一様に顔を挙げて何だと確認しているものの、異様な格好で駐車場を8の字に走りコーナでアクセルを吹かすのが耳朶をたたく。相当しつこかったが誰も見物しないのでやがて走り去った。
長文の文節をきりとったような、あるいはキャッチコピーのような政党名がまたできあがった。目先のスローガンは目先のスローガンでしかない。
不快などんより風がながれた。
prose-屈するな
2012年7月9日 趣味 日本海の名称を韓国は「東海」を主張していたのが、なしくずしに現実味をおびだした。オーストラリアが今回作成した地図に両名を併記したとの報道がながれた。
尖閣列島では東京都が買うといったら中国が噛み付いた、めけずに推進する都の意気込みに関心をふくらましてみていたが、ここへきて腰のひけていた国が割り込んできて買収すると言い出したら、いつものことだが中国がまた吼えた。あれは恫喝だ。日本に関与する声明をだすときの調子は目下にみた言い草ではなはだしく癇に障る。それに習う台湾、韓国、北朝鮮、ロシア各国は思うがまま振舞うのである。
中国の意図は、東アジア、東南アジアの侵略で太平洋を窺い制覇することだろう。
自国の領土を守るのに右も左もあるまい。
海洋防衛を構築し毅然とした外交で対応すべきだ。
尖閣列島では東京都が買うといったら中国が噛み付いた、めけずに推進する都の意気込みに関心をふくらましてみていたが、ここへきて腰のひけていた国が割り込んできて買収すると言い出したら、いつものことだが中国がまた吼えた。あれは恫喝だ。日本に関与する声明をだすときの調子は目下にみた言い草ではなはだしく癇に障る。それに習う台湾、韓国、北朝鮮、ロシア各国は思うがまま振舞うのである。
中国の意図は、東アジア、東南アジアの侵略で太平洋を窺い制覇することだろう。
自国の領土を守るのに右も左もあるまい。
海洋防衛を構築し毅然とした外交で対応すべきだ。
prose-雷神雨神
2012年7月7日 趣味 屋根を揺るがす雷鳴がとどろいた。
カーテンを透過して稲妻が部屋の中を走る。
落ちたっ、と瞬間おもった。
間をおかず瓦をトタン葺きと聞き間違うほどの雨脚があばれた。
じっとしていると間断に雷神雨神はあばれたが、やがて彼らの住処はしだいに東へ流れていった。
それと供に睡魔がよみがえり前後不覚の境地に誘われた。
早朝の地方TVでは岡山に大雨雷の警報のテロップが流れた。
近くでは砂川が氾濫決壊して非難警報がでたようだ。
たびたび水害に遭うのにいまだ根本的に改修されていない。
カーテンを透過して稲妻が部屋の中を走る。
落ちたっ、と瞬間おもった。
間をおかず瓦をトタン葺きと聞き間違うほどの雨脚があばれた。
じっとしていると間断に雷神雨神はあばれたが、やがて彼らの住処はしだいに東へ流れていった。
それと供に睡魔がよみがえり前後不覚の境地に誘われた。
早朝の地方TVでは岡山に大雨雷の警報のテロップが流れた。
近くでは砂川が氾濫決壊して非難警報がでたようだ。
たびたび水害に遭うのにいまだ根本的に改修されていない。
prose-ダイヤはダイヤでも
2012年7月4日 趣味 新幹線のぞみに乗車、文庫本を読んでいるうちに広島のホームにすべりこんだ。
物語が佳境に入っていよいよ面白くなったころに、着いてしまった。遠地とおもっていた広島も近場になってしまった。
広島駅の在来線はごったがえしていて、えらい雑踏だなと感心していたら構内アナウンスで事情がのみこめた。平清盛ブームかとおもいきや、ときならぬ大雨の影響でダイヤが麻痺していたのだ。
時刻通り発着していなくて、振り回される乗客の渦。今回利用する呉線は特に激しいようだ。
電光掲示板の誘導によって停車している箱に乗って人いきれに酔っていると、30分近く超過しても動かない、するとアナウンスで隣接ホームの電車が先に発車するという、舌打ちする人波が外へでて階段をかけあがる、おおかた空っぽになった車内シートに大名気分で座る、あっちが先に出るということはこっちは後から出るだけだと思い込んだのが間違い、まてどくらせど大あぐらをかいたように動かないのだ。
こんどは悠長な心持なんかふっとんだ、広島駅の運行はどうなっているんだ、なのに大雨のせいだとか暫くおまちくださいとかお座なりのアナウンスばっかりで神経が苛立つ、同じ大雨ならあっちが走れてこっちはなぜ走れないのだ、この箱は待合室かあ、などとうそぶいていると、また隣接ホームに入った電車のほうが先に発車するというのだ、せつかれて階段を昇り、隣接ホームの半分ぐらい降りたところでその電車は発車した・・・、後に煙もなにも残さない、疲労のみおそってきた・・・。
物語が佳境に入っていよいよ面白くなったころに、着いてしまった。遠地とおもっていた広島も近場になってしまった。
広島駅の在来線はごったがえしていて、えらい雑踏だなと感心していたら構内アナウンスで事情がのみこめた。平清盛ブームかとおもいきや、ときならぬ大雨の影響でダイヤが麻痺していたのだ。
時刻通り発着していなくて、振り回される乗客の渦。今回利用する呉線は特に激しいようだ。
電光掲示板の誘導によって停車している箱に乗って人いきれに酔っていると、30分近く超過しても動かない、するとアナウンスで隣接ホームの電車が先に発車するという、舌打ちする人波が外へでて階段をかけあがる、おおかた空っぽになった車内シートに大名気分で座る、あっちが先に出るということはこっちは後から出るだけだと思い込んだのが間違い、まてどくらせど大あぐらをかいたように動かないのだ。
こんどは悠長な心持なんかふっとんだ、広島駅の運行はどうなっているんだ、なのに大雨のせいだとか暫くおまちくださいとかお座なりのアナウンスばっかりで神経が苛立つ、同じ大雨ならあっちが走れてこっちはなぜ走れないのだ、この箱は待合室かあ、などとうそぶいていると、また隣接ホームに入った電車のほうが先に発車するというのだ、せつかれて階段を昇り、隣接ホームの半分ぐらい降りたところでその電車は発車した・・・、後に煙もなにも残さない、疲労のみおそってきた・・・。
prose-前線居座り
2012年6月30日 趣味 奄美諸島は梅雨が明けたそうだ。
したがって、天気図の模様が変わってきた。
天気図をみると梅雨前線が中国地方に果断なくべったり覆っている。
梅雨本番、思うだけで肌着がベタつくのに少し運動すると汗をおぼえ気持ちが悪い。シャワー、肌着替えが頻繁になり洗濯物が満で飾になる。当分解放されそうにない。
友人が来訪、近所の喫茶店にいくと、コーヒーにゆで卵を添えてだしてくれた。
スポーツ新聞二紙を交互にみて、巨人オタクの友人は微笑み、阪神好きの私は勝ゲームをひっくり返されてしょ気る能美投手の画像に同調する。なにが悪いのか、だれが悪いのか、独流解説は茶飲みによく合う。
したがって、天気図の模様が変わってきた。
天気図をみると梅雨前線が中国地方に果断なくべったり覆っている。
梅雨本番、思うだけで肌着がベタつくのに少し運動すると汗をおぼえ気持ちが悪い。シャワー、肌着替えが頻繁になり洗濯物が満で飾になる。当分解放されそうにない。
友人が来訪、近所の喫茶店にいくと、コーヒーにゆで卵を添えてだしてくれた。
スポーツ新聞二紙を交互にみて、巨人オタクの友人は微笑み、阪神好きの私は勝ゲームをひっくり返されてしょ気る能美投手の画像に同調する。なにが悪いのか、だれが悪いのか、独流解説は茶飲みによく合う。
prose-似たような歴史話
2012年6月29日 趣味 どこかで読んだ本に、似ているなあとおもった。
なんの本だか思いだせないまま2日過ぎ、知人宅で新聞を広げていたときにピカッと閃きその小説を思い出した。松本清張作品の「かげろう絵図」がそうだ。小説だから何処までが信じられて創作部分はどの経緯だろうかなどと清張文学を思いうかべた。一時代の「かげろう」ごとき策略は時をえらばず人間社会につきものだろうか。
その時代は第11代将軍徳川家斉の世。この人は類まれな好色将軍で子供は述べ54人、「よくもできるものだ」と自我感嘆していたというからその意味では豪傑だ、が引退して嫡子家慶に将軍職を譲っても幕府決裁権を手放さずに西の丸で采配を振っていた御仁。
いわゆる院政政治、中世の天皇家で旺盛に便用された制度でここからにじみでた膿により日本国が「変」とか「動乱」の頻発で坩堝の混乱をきたした。今でも代表取締役社長の上に代表取締役会長が居座っている企業は少なくない。
小納戸役で身を興し、僧侶の娘美代を養女に直して家斉に献上し家斉ことのほかの愛妾により側近としての信頼をかちとった中野播磨守清茂という一品の策士がいた。隠居後は石翁と名乗り西の丸相談役になって西の丸重臣を気圧して実質権勢を我がものにした。
ただし家斉もいずれ崩御すれば本丸の現象軍家慶に実権が移るのは明らかなこと、わが世の春と謳った石翁以下西の丸重臣は今までないがしろにした本丸の報復はそのさい悲惨なもになるだろう。わが世の春は永遠に謳いたいのは必定。
奇しくも家斉が再起不能の病に倒れた。
そこで策謀家石翁には、このときの備えに長年あたためていた策を動かし始めた。
家慶あとの家定は虚弱体質、おつむも少々弱い。世子を産ますのはまづ望めない、養女美代の方が産んだ家斉娘を加賀百万石前田家藩主に嫁がせ、その子に犬千代なる者がいた。
石翁の策謀はこうだ、前田犬千代を家定の養子にし将軍家慶を強引に隠居させ、虚弱な家定は早晩死するので犬千代を心太のように押して征夷大将軍位につける。ならば、将軍は幼少、しかも我が孫、仕える重臣は自分の息のかかった者ばかり、まさに天下は掌に転がるのである。
腹の中でほくそ笑むも、角ばった顔に薄い眉、濁った細目で鋭く射る、石翁の人に見透かされない得意なポーズだ。
それを仕上げるのに強力な小道具が要る。
病床枕頭で介護しているのが腹心の水野美濃守と美代の方のみでいっさい他をよせつけない状態を演出、息絶え絶えの家斉の耳を噛むように口をちかずけ、美濃守は本丸のあることないことを吹き込むと家斉は憤怒、分けのわからぬ呻きをしながらブルブル震える手でどうにか読める文字を認めた。
犬千代を養子にして将軍位につけよ、という遺言である。
崩御たちまちのうちにこの書状を家慶や水野越前守忠邦以下本丸のうちそろう重臣の鼻つらに突きつけるのである。胸の好くような大芝居の仕掛けだ。演じるのは西の丸老中、石翁は戯作者、待っていた朗報が届いたが肝心の書面を水野越前に渡してしまった。石翁はひとり青くなった。
案の定、家斉の正室鑑定で「贋物」と断じられた。
今度は西の丸陰謀演者全員が青くなり、泡を食い、一気に奈落の底へ落とされたのである。
いつの世も策謀のなれの果てあった。
水野越前守忠邦は後世に質素倹約家で名をのこした。
電光石火で幕閣の悪を放逐したものの生来が財政緊縮の持主、以降江戸城大奥もとより武家、庶民にわたり華美を禁じ質素倹約の施行を強いたため各層の反発と反対党の策動に遭い老中罷免にいたっている。
今の世、だれが石翁でだれが越前か。
「かげろう」のごとき「政界図絵」である。
なんの本だか思いだせないまま2日過ぎ、知人宅で新聞を広げていたときにピカッと閃きその小説を思い出した。松本清張作品の「かげろう絵図」がそうだ。小説だから何処までが信じられて創作部分はどの経緯だろうかなどと清張文学を思いうかべた。一時代の「かげろう」ごとき策略は時をえらばず人間社会につきものだろうか。
その時代は第11代将軍徳川家斉の世。この人は類まれな好色将軍で子供は述べ54人、「よくもできるものだ」と自我感嘆していたというからその意味では豪傑だ、が引退して嫡子家慶に将軍職を譲っても幕府決裁権を手放さずに西の丸で采配を振っていた御仁。
いわゆる院政政治、中世の天皇家で旺盛に便用された制度でここからにじみでた膿により日本国が「変」とか「動乱」の頻発で坩堝の混乱をきたした。今でも代表取締役社長の上に代表取締役会長が居座っている企業は少なくない。
小納戸役で身を興し、僧侶の娘美代を養女に直して家斉に献上し家斉ことのほかの愛妾により側近としての信頼をかちとった中野播磨守清茂という一品の策士がいた。隠居後は石翁と名乗り西の丸相談役になって西の丸重臣を気圧して実質権勢を我がものにした。
ただし家斉もいずれ崩御すれば本丸の現象軍家慶に実権が移るのは明らかなこと、わが世の春と謳った石翁以下西の丸重臣は今までないがしろにした本丸の報復はそのさい悲惨なもになるだろう。わが世の春は永遠に謳いたいのは必定。
奇しくも家斉が再起不能の病に倒れた。
そこで策謀家石翁には、このときの備えに長年あたためていた策を動かし始めた。
家慶あとの家定は虚弱体質、おつむも少々弱い。世子を産ますのはまづ望めない、養女美代の方が産んだ家斉娘を加賀百万石前田家藩主に嫁がせ、その子に犬千代なる者がいた。
石翁の策謀はこうだ、前田犬千代を家定の養子にし将軍家慶を強引に隠居させ、虚弱な家定は早晩死するので犬千代を心太のように押して征夷大将軍位につける。ならば、将軍は幼少、しかも我が孫、仕える重臣は自分の息のかかった者ばかり、まさに天下は掌に転がるのである。
腹の中でほくそ笑むも、角ばった顔に薄い眉、濁った細目で鋭く射る、石翁の人に見透かされない得意なポーズだ。
それを仕上げるのに強力な小道具が要る。
病床枕頭で介護しているのが腹心の水野美濃守と美代の方のみでいっさい他をよせつけない状態を演出、息絶え絶えの家斉の耳を噛むように口をちかずけ、美濃守は本丸のあることないことを吹き込むと家斉は憤怒、分けのわからぬ呻きをしながらブルブル震える手でどうにか読める文字を認めた。
犬千代を養子にして将軍位につけよ、という遺言である。
崩御たちまちのうちにこの書状を家慶や水野越前守忠邦以下本丸のうちそろう重臣の鼻つらに突きつけるのである。胸の好くような大芝居の仕掛けだ。演じるのは西の丸老中、石翁は戯作者、待っていた朗報が届いたが肝心の書面を水野越前に渡してしまった。石翁はひとり青くなった。
案の定、家斉の正室鑑定で「贋物」と断じられた。
今度は西の丸陰謀演者全員が青くなり、泡を食い、一気に奈落の底へ落とされたのである。
いつの世も策謀のなれの果てあった。
水野越前守忠邦は後世に質素倹約家で名をのこした。
電光石火で幕閣の悪を放逐したものの生来が財政緊縮の持主、以降江戸城大奥もとより武家、庶民にわたり華美を禁じ質素倹約の施行を強いたため各層の反発と反対党の策動に遭い老中罷免にいたっている。
今の世、だれが石翁でだれが越前か。
「かげろう」のごとき「政界図絵」である。
prose-家庭栽培
2012年6月28日 趣味 いままで家庭菜園などと自称していたけれど、よくよく考えると[菜園]はおこがましいと結論した。門前にプランターを26個を並べてトマト、スイカ、キュウリ、ゴーヤ、オオバ、ネギ、サニーレタス、サラダナ、ムカゴ、ミツバ、ピーマン、オクラを植えつけている。
トマトが一番多くてミニをふくめ多種を植えどれもたくさんの実をつけている。完熟までおいて自然の旨味を楽しもうと思っている。品種の名前は忘れてしまったがミニトマトなどブドウのような房になって垂れ下がり、赤くなった一粒をほうばると甘味が口腔にみちみちて美味い、化学肥料や消毒液を一切使わない野菜だから、まさに天然の味である。植え付け前に鶏糞と油糟で土つくりした成果だと思っている。数熟れればトマト好きな孫にもっていってやりたいと、わくわくしている。スイカは成子が三ッつき二個は何日か後にポトリと落果した、さればと三ッ目を人工授粉してやったら見事成功、今はソフトボール大に大きくなって、メロンのように縦茎に育てているのでネットで受けてやっている。プランター育ちは市場で売っているようにはならずに美味くないそうだ。
ネギは、味噌汁に麺類の薬味に、ことのほか重宝している。オオバ、ミツバもその用途に気分でネギと使い分けている。
もっとも便利なのはサニーレタスで摘んでも摘んでも成長するので茎が高く伸びて収穫が追いつかないほど。毎日せっせと取り入れてサラダや味噌和え、さらに焼肉の包みにして食べているが、少し飽きがきている。
せめて自給自足の真似事をしたいという心境である。
トマトが一番多くてミニをふくめ多種を植えどれもたくさんの実をつけている。完熟までおいて自然の旨味を楽しもうと思っている。品種の名前は忘れてしまったがミニトマトなどブドウのような房になって垂れ下がり、赤くなった一粒をほうばると甘味が口腔にみちみちて美味い、化学肥料や消毒液を一切使わない野菜だから、まさに天然の味である。植え付け前に鶏糞と油糟で土つくりした成果だと思っている。数熟れればトマト好きな孫にもっていってやりたいと、わくわくしている。スイカは成子が三ッつき二個は何日か後にポトリと落果した、さればと三ッ目を人工授粉してやったら見事成功、今はソフトボール大に大きくなって、メロンのように縦茎に育てているのでネットで受けてやっている。プランター育ちは市場で売っているようにはならずに美味くないそうだ。
ネギは、味噌汁に麺類の薬味に、ことのほか重宝している。オオバ、ミツバもその用途に気分でネギと使い分けている。
もっとも便利なのはサニーレタスで摘んでも摘んでも成長するので茎が高く伸びて収穫が追いつかないほど。毎日せっせと取り入れてサラダや味噌和え、さらに焼肉の包みにして食べているが、少し飽きがきている。
せめて自給自足の真似事をしたいという心境である。
先日の国会は[転]の「序」であり、やがて「中」があり「終」があって、[結]にいたる展開があるだろう。
党内党ができるのも、それが具体的なことをひとつも掲げずにかき回して権力争いを、それも勝手な正義を唱えて餅をひきちぎるように裂くのもいい加減だが、血を流されて党議拘束がかかっていると声だかにふりかざす方も、言葉のわりには靄のように迫力がないではないか。
戦場を首のない武将がそれぞれの思惑でかけずり廻っているだけだ。
党内党ができるのも、それが具体的なことをひとつも掲げずにかき回して権力争いを、それも勝手な正義を唱えて餅をひきちぎるように裂くのもいい加減だが、血を流されて党議拘束がかかっていると声だかにふりかざす方も、言葉のわりには靄のように迫力がないではないか。
戦場を首のない武将がそれぞれの思惑でかけずり廻っているだけだ。
23.24日とつづいて講演会を聞きにいった。
一つは成人病の専門医の話、身に沁みて大いに肝に命じるものがたくさんあった。いままでの当たり障りのない講師の内容からいえば意義のあるものだった。
いまひとつは国家公論の話で著名なふたりの熱弁を聞いた。
感想はない。
一つは成人病の専門医の話、身に沁みて大いに肝に命じるものがたくさんあった。いままでの当たり障りのない講師の内容からいえば意義のあるものだった。
いまひとつは国家公論の話で著名なふたりの熱弁を聞いた。
感想はない。
prose-わやくちゃ
2012年6月24日 趣味 路頭迷う者とぶっ壊しする者を同じ袋に入れて振り回すと、一時はごちゃ混ぜに交わるが時がたつと分離する。もともと異質の者だから分離するときは明確な形になる。
これは政局以前の問題だ。
見方をかえるとアメリカと中国の、日本を利用したゲームに違いない。
そこまでこの国は主体のない体たらくなった。
これは政局以前の問題だ。
見方をかえるとアメリカと中国の、日本を利用したゲームに違いない。
そこまでこの国は主体のない体たらくなった。
prose-悪路を駆ける愛車
2012年6月23日 趣味 パジェロミニが生産中止される。
現役でなくなったとき、マークⅡから使用目的を優先して軽四四駆車に買い換えて長い間乗っている。奥まった山をわけいるとガタガタ地道、石くれがゴロゴロ転がる雨上がりの林道、ぬかるんでタイヤが埋まる道、積雪のきしみ音する道、など山野草探訪撮には重宝な走りをしている。
メーカーのコメントは、
エコカーへの需要変革、
専用部品が多い、
衝突安全基準への対応が難しい、
等々の課題があるようだ。
累計生産48台とのこと。
一時代を終えたようだが、趣味の申し子はさらに駆使していく、つもり。
現役でなくなったとき、マークⅡから使用目的を優先して軽四四駆車に買い換えて長い間乗っている。奥まった山をわけいるとガタガタ地道、石くれがゴロゴロ転がる雨上がりの林道、ぬかるんでタイヤが埋まる道、積雪のきしみ音する道、など山野草探訪撮には重宝な走りをしている。
メーカーのコメントは、
エコカーへの需要変革、
専用部品が多い、
衝突安全基準への対応が難しい、
等々の課題があるようだ。
累計生産48台とのこと。
一時代を終えたようだが、趣味の申し子はさらに駆使していく、つもり。