小松 和夫氏写真展

2005年7月19日
小松 和夫氏写真展
 小松 和夫氏の17年度写真展が開かれます。
 詳細はHPのGalleryをご覧ください。

梅雨明け前

2005年7月16日
 ラジオで九州南部は梅雨明け宣言。岡山は週明けか。
 師匠と二人、9日の下見にトライする。
 県道85号線から入ると、カンザシギボシの群落に出会いヤブカンゾウの紅花を撮影。
 無明谷ではアルミ梯子で沢床に降り念願のギンバイソウを撮ることが出来たがやや遅い。
 180号線を千屋に走り、旧道沿いのギンバイソウはまだ蕾の状態。吉備高原では散ったネムノキが咲き、かたやマタタビが青い実を垂らしていた。どこそこにはないシデシャジンもカメラに収めることが出来た。
 石蟹から久保井野に上り、ユウスゲがクヌギ林の緑陰に咲く姿を確認して帰途についた。
 時雨の道行きでまずまずの至り。
 

青梅雨の雫

2005年7月9日
 梅雨末期の豪雨予報がでている。
 それでも雲の動きからは午前中は大丈夫だろうと予測して、稲岡夫妻、片山氏と無明谷に走った。ところが驟雨。傘をさしてカメラを構えるが頭上の花にレンズを向けるので、どうしても雨脚が叩くようになる。クローズアップレンズに湿気が入り込み、焦点に靄がかかる。着脱しながら曇りを拭くが、モニターで確認したらさんざん。諦めた。
 久保井野の撮影も無残に終わった。ギンバイソウ、ヤマアジサイ、オカトラノオ、カワラナデシコ、ヒメユリ、ユウスゲ等は泡と消えた。
  豊永のキツリフネ、吉備高原のワルナスビ、クサレダマ、ヌマトラノオ、ネジリバナ、カキラン、ミゾフサギはどうやら使えそう。

7月4日の日記

2005年7月4日
空梅雨と思いきや、手を返したような驟雨が扉を押し開いて、本来のシトシトと軒をたたく梅雨が到来した。雨音を聞きながら転寝したり読書でくらすのも乙なものだ。庭のアジサイは慈雨を待ちきれず貧弱な花冠のまま尾羽打ち枯れてしまった。バスの窓外にみる旭川も水かさが上がり、黄濁流が中州の樹木を包み込んでいて、豪雨に見舞われた県北はこれでダムは一息ついたろうが、反面山崩れや玉島地区の浸水、田植えを諦めた農家の人たちのことを憂えることである。
 強かった太平洋高気圧が弱まり、日本海に追し上げられていた梅雨前線が南下したためである。これが東の洋上に消え去ると梅雨明けになる。
 当分、明けそうもない。
 哲多のギンバイソウ、ユウスゲを見に行く計画していたが、危なくて近づけない気がする。

街道に咲く花 3

2005年6月27日
 この杣道は2トン車以上は通行不能、と立て札が出ていたが、マーク?の車幅と長さが精一杯で片側の谷沿いを避けて山際に自然とハンドルが向かうのが心理。後輪が路肩に擦れて金属音が木霊する。カーブ、ヘアーピンカーブが羊腸のごときの連続で、きり直し前進を余儀なくされる。2トントラックはおそらく立ち往生するだろう。
 対向車がきたらと思うと背筋に悪寒が走る。離合できる退避場所が滅多にない。恐ろしくてバックはとてもムリ。できれば車を捨てて雲隠れしたい気分になる。
 分水嶺を越えてみると、路傍に花が見えてきた。
 幾分広い場所に駐車して、カメラを構える。ホタルブクロ、ウツボグサ、キツリフネ等。
 やがて廃屋があらわれ、子供の声が聞こえてきた。
 ふっと、安心して気がつくと全身冷や汗でビショだった。
 この道は2度と通らない。

街道に咲く花 3

2005年6月26日
 吉備新線から国道429号線を走り、吉備中央町〔旧加茂川町]の片山邸でコーヒを味わい、玄関横の沙羅の花を写そうと思ったが、やはり町営の悲しさ休業の様子。
 小森温泉から県道371号線に進むと、ホタルブクロの群落が街道を覆う。
 湯質のいい湯の瀬温泉を通過してからかなり走ると、道路工事のため全面封鎖で立ち往生。少し手前にわき道があり、真庭の栗原へ抜ける標識が掛かっていた。栗原は故郷の近くなので迷わず車を乗り入れた。2トン以上は通行不能、とあるが当方は普通車なので快適に濃緑林道を走らせていると、にわか鬱蒼と陽の射さない杣道に変貌、車幅一杯で離合不可能、片や岩石のせりでた山肌、片や千尋の谷、路肩が崩れ、落石が散乱、ハンドルきり直しのヘアピンカーブの連続がえんえんと続いた。

ー27日に続くー
 はや、梅雨の中休みか。
 思い立ち、昼前に吉備高原へ。
 青空市でさわらのばら寿司を買い、山野へ入る。
 タツナミソウはもう盛期を過ぎて、花弁が傷んできている。触れば、ぱらぱらと落ちる。
 シライトソウは元気。
 好天気で気温が上昇、汗が吹き出る。出るのは汗ばかりではなく蛇も複数出た。
 好き嫌いの基準でいえば、巳年にかかわらず大嫌い、に入る。上半身があわ立つほど。しかし蛇が嫌いでは山歩きはできないので、好きではないが大嫌い、にならないよう訓練している。
 ここは蛇が多い。茶とか黒、縞がいるが、圧倒的に黒が多い。カラスヘビではない。灰色で太くて長い。たいてい先様の方で逃げてくれるので助かる。なかにはドクロを巻いて逃げないのがいる。距離があれば〔ゴメンナスッテ〕と仁義を切って通るが、杣道のど真ん中でトウセンボされていたら困る。追うと逃げるやつと逃げないやつがいて、逃げないやつはカマクビを持ち上げてシュシュと首を前後して脅してくる。無毒と分かっていてもこういうやつは気が立っているので迂回するに限る。
 山野草撮影は的が小さいので、どうしてもかがみこむ。ときには両肘を地に突いてピントを合わせる。そのとき目の前にいたら、転地がひっくり返るぐらいびっくりして、ばね仕掛けの人形のように飛びのける。先様もあわてて叢に逃げ込む。こいうことは千が一にもないが、万が一にはあるかもしれない。過去に一度だけ体験した。その晩は夢にも出てきた。
 ドクロを巻いているときは攻撃態勢ではないので大丈夫らしい。全身をクネクネ曲げカマクビをこっちに向けて動かないのは攻撃態勢にある。〔と、私は思っているが動物学者ではないので責任はもてない〕
 秋10月以外はあまり心配していない。前述のように先様から逃げてくれるから。
 秋は要注意。マムシにたまたまお会いすることがある。いままではマムシも先様の方で嫌って逃げてくれた。
 杖か棒切れに、露払いさせて歩くほうがいい。
 今後は私もそうすることにした。

落葉林床に咲く花

2005年6月4日
 6月に入って山野草は端境期になる。春花から夏花への移行期にあって目前に梅雨入りを控え、ぐんと種類の数が落ちるのはやむをない。反面珍しい花に接することも出来る。
 確実な情報のもとに、吉備中央町に走る。
 いわゆるホームグランドの吉備高原である。
 安易にホームグランドと思っているが広域な領域をほこる高原で、探訪の足を踏み入れた地域はほんのわずかでしかない。未踏の地はワンサとある。さらに春夏秋冬の機会を重ねれば、高山登頂が難易になってきている身にとって探訪撮の種は尽きることはないので、あえてホームグランドと称することにしている。
 今日の狙いは、シライトソウ、ホナガタツナミソウである。
 狙い処に狙い物があった。
 十分満足することができた。

はや夏花の山郷

2005年5月28日
 トキソウとハチョウトンボを狙って、佐伯の自然保護センターかヒイゴ池か迷ったが、真庭市宮地(旧北房町宮地)の探訪も気にかかっていたのでヒイゴ池に行くことにした。時間的にやや遅かったので駐車場はほぼ満杯。湿地の遊歩道はカメラマンの放列。
 トキソウが群落なして咲き零れていた。
 日本一小さいハチョウトンボともども撮影するこよができた。
 いずれHPに公開したい。

 小生の故郷である旧北房町宮地に走る。同じ地域でも大佐に抜ける街道沿いは種種の山野草が見られるが、ぜひ宮地の山野草をHPでとりあげたい思いでの探訪撮行である。
 313号線沿いの久松食堂に立ち寄り山野草が好きだという奥さんにHPアドレスを提供して、宮地最奥の〔天狗池〕に到着。子供時代に遊んだ想い出の面影はガラリと変っていた。神秘的な池の深淵模様は昔のままだが、深い谷だった堰堤下は埋め立てられて公園化していた。
 公園に駐車して池の東にある道を歩いたが、めぼしい花は見ることができなかった。ウマノアシガタ、ミヤマヨメナ、ノイバラ、ノイチゴ、スイカズラ、マタタビなどの夏花が見られただけ。春花はあるのか、今はもさだかではない。
 

今日この頃・続

2005年5月19日
 クマ追いのの米田さんは紹介によると、鳥獣保護、自然保護行政に携わった後、プロのクマ研究者になった人。著書を読むとクマへの情熱はピンピン伝わってくる。人間もクマも自然風土の上で生きている、そこで共存できることを考え行動されておられる。
 クマは人間が嫌いでできるだけ避けているそうだ。ただし追い詰めたり驚かせたら攻撃してくるので、鈴や携帯ラジオなどで未然に人間がいることを察知させることがいいそうだ。
 だけどクマは怖い。冬篭りがあける春、クマは落葉広葉樹〔ミズナラ、ブナ)の若葉を食べ、なんとイワウチワやザゼンソウなどが大好きらしい。
 夏は沢沿いのセリ科、秋はドングリ等の木の実が大好き。
 となれば、そんな所を徘徊している探訪撮マンにとって重複することになる。

 

今日この頃

2005年5月18日
 稲岡氏が執念のヤマシャクヤクの開花を見届けて、写真をメールで送ってきてくれた。固い幼げな蕾を発見してから何回も通い開花を待ちわびたものだ。見ているだけで上品な芳香が漂ってくる写真だった、さっそくパソコンの壁紙にいただいたがそれでももったいない気がして、HPの1ページに掲載させていただいた。

 いま山と渓谷社刊行の〔山でクマに会う方法〕という本を読んでいる。著者は自称クマ追いと称する米田一彦さん。店頭で手に取り、興味があって立ち読みしていたが止められなくなって買って読み出した。日本に棲むクマのうちヒグマは北海道、本州に広く棲息しているのはチキノワグマであることは承知していたが、その生態はほとんど知らない。この本はその生態をあますことなく紹介してくれている。久しぶりに読書に堪能した。
 昨秋、岡山でも岡山市に近いところでツキノワグマが連続出没して騒動になったのは記憶に新しい。全国的にみて岡山の棲息分布は少ない。多くは県北東に、鳥取、兵庫の境あたりの分布が定番なのに、どちらかといえば県南にまで出没域が拡大してきたのには驚いた。帰宅したらクマが上がりこんで留守番していたなんて、笑うに笑えない状況だった。要因は果たしてブナ系の実の不作だけなのか、いらざる深山の開拓なのか、植物の豊作不作の起伏はつき物でその状態を許容して秩序は保たれていてはずだが。
 本にはそのことは触れられていないが、どうも後者がクマの食物絶対量の不作の一因を引っ張っている気がしないでもない。

スミレの咲く時期

2005年5月6日
 いまどき里山から標高のある山を歩くと多品種のスミレの開花に出会う。彩り、株立ち、容姿などどれをとっても数ある山野草に引けをとらないが、あまり重要視していないのも事実。先日、朝鍋鷲ヶ山に登ってダイセンキスミレに出会い、これはひとつ腰を入れてとりついてみる価値があると思った。
 昼食時に紀伊国屋を覗いてみたが、スミレ独自の写真事典なるものがない、退社の脚で丸善に寄ってみたら、あった。〔山と渓谷社出版 日本のスミレ〕である。
 これで少し勉強して、ただ単に〔スミレ〕と表現しないようにしたいと思っている。

県北行

2005年5月4日
 絶好の日和。山に行かない手はない。
 7時出宅。院庄で高速を降り森林公園に。ザゼンソウは終焉でみずみずしい大きな葉っぱのみ。ミズバショウは数株残り遠路はるばるを慰めてくれるも、あと一週間がもちこたえるかどうか。
 リュウキンカ、オオイワカガミ、ミヤマカタバミ、ショウジョウバカマ、キクザキイチゲは今が盛り。
 上斎原に回る。咲いているかどうか戦々恐々として踏み込んだが、結果は大吉と出た。イワナシ、イワウチワが峠を越えても忍耐で待っていてくれた。

肩の懲り

2005年5月3日
 HPの模様替えで安易、とは思ってはいないものの、一旦狂うとすべてのシステムがグサグサに寸断され、解きほぐし改めて繋ぎなおしていく作業の膨大さに、少々肩が凝った。
 途中で何度か放り出そうと想いつつ忍耐で完遂した。

 

模様変えでクタクタ

2005年4月25日
 引越しや模様変えは家ばかりではない。HPの模様変えもタイヘン。今までの仕様の絡みがシステムに影響して修復に2日張り付いた。外は好天気で、今行かないと見えない花が手招きしていて焦った。
 もうコリゴリ。疲れた。

吉備高原

2005年4月16日
 日ごと山に薄紅色が、若葉色が濃くなってくる。
 季節は春の山を演出している。
 吉備高原一画を稲岡夫妻に同行して旬の花を撮影しにでかけた。ショウジョウバカマ、トキワイカリソウ、イチリンソウ、シロバナネコノメは今が盛りだった。

山野草ウォーク

2005年4月9日
 新見市豊永の山野草ウォークにクラブ3人で参加。
 ただし小生は単独行動。落ち着いて撮影するため。
 鐘穴神社付近のカタクリ群生地に行く。
 好天気で気温がウナギ昇りの効果で群生は満開状態。
 その中に白花のカタクリが一輪あった、なるほど葉が少し違う。アマナも満開。スズシロソウも満開。
 畑道に入るとその群生領域の広さに驚いた。公開はしていても僻地なので観光客は殆どいない。覚えのある人が2〜3人後からこられたがすぐ退散。下草の刈り取りが十分ではないのが未踏を保持しているのだろう。下に鍾乳洞があってそこへ至る道にカタクリ、アマナ、スズシロソウ、イブキスミレ(伊吹山と阿哲地区しか自生していない)が賑やかに群生。
 イチリンソウの葉は多数あるが蕾は硬くいま少しの時間が必要。
 湿生植物がないか、鍾乳洞に行こうと下っていったが途中かヤブコギになり諦めた。
 ウォークに参加した二人に聞くとカタクリの群生地めぐりであったとのこと。

 
 クラブ6人での観賞撮影行。好日荒天。
 大佐山ー路傍、山陰に残雪。アテツマンサクは今年初めて。
 豊永ーアズマイチゲ群落に大満足。
 高梁ーユキワリイチゲにも満足。

 今日はすべて良し好しの一日で終わった。

草間再挑戦

2005年3月21日
 今日は〔カタクリ庵〕でシシそばを食べる。シシとは、イノシシのシシである。ここのそばは9割そば。肉は珍味、そばは美味。
 庵主の許可をとり屋敷内を抜けて裏山にでる。山斜面にユキワリソウの紅白ピンクが花盛り。アズマイチゲ、オウレンも花競う。
 機能設定を変えて枚数を重ね帰途につく。
 台地の春に満足した。

墓参&花詣

2005年3月20日
 彼岸の中日。墓参に帰郷。兄姉弟3人で墓前に。好日好天哉。

 豊永から草間へ走り、ユキワリソウ〔スハマソウ〕の花盛りを撮影。あまり使わなかったカメラ機能にトライして熱中し思わぬ時間が経過した。そば道場〔田舎屋〕は大盛況でそばを食べるのに注文してからの相当の待機。お茶ばかり飲んで腹を宥めていて、肝心のそばが欲しくなくなった。

 撮影の結果は散々。幸い3連休で明日再挑戦を期す。

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SU

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