徳川家康は自ら薬草を採集し乾燥させ薬研の加工までして愛飲、人一倍健康にはげんでいたようであったが、ある日好きな鷹狩にでかけ獲物を天麩羅にして食べてところ俄か腹痛をおこし、それが災いになり落命したということがつたえられている。薬草の効果もそこまでは及ばなかったようだ。

 ゲンノショウコ、ドクダミ、センブリなど古来から汎用的に知られているもののほか、山野草=薬草の関連から文献をひらいてみると興味深くとたんに面白くなる。
[中風]アカザ、イカリソウ
[脳卒中]アマドコロ
[心臓弁膜症]ヤブラン
[扁桃腺]オウレン、キキョウ、センニンソウ、ヒオウギ、ユキノシタ
[止血]ガマ、ナズナ、ヨモギ
[腎臓病]ウツボグサ、カキドウシ、スイカズラ、ダイコンソウ、ニワトコ
[膀胱炎]イタドリ、ウツボグサ、オオバコ、ナンバンギセル、チガヤ
[むくみ]カワラケツメイ、タネツケバナ、ナズナ、
 ・・・等々、山野草の花を求めて山野を歩いている人には先刻承知のものばかりである。
 なかには猛毒を含むトリカブト、ハシリドコロも混在しているし、多くは絶滅危惧の状況にあることも事実。
 山野草=薬草というのは、知識の範囲のみで観賞しているのがベターだろう。
 

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