prose-港町0番地
2013年7月16日 趣味 山陽道高屋JCTから専用自動車道として接続されているのが東広島呉道であるが馬木ー黒瀬間は未だ工事中、その間一般道を走行、一年前と同じコースで山間をうねうねと走り里の集落をぬっていくのであるが、黒瀬からはふたたび自動車道に乗り新広に近づくと次第に汐香が漂ってくる。これも地理が分かっている鼻腔のせいかもしれない、しても瀬戸内はもう目の前である。
このまま海岸線に出て海沿いを走ると呉の市街地を南巻きにして音戸大橋の袂に着くが、今回は185号線を走り市中を抜けることにして、呉駅の咽喉元をこすり海上自衛隊総艦部につきあたって左坂道へ上り音戸大橋に向かった。
平清盛が一日にして開鑿したという海峡を眼下にした日招公園で休息、孫娘にその景色を見せてから対岸倉橋島の大伽藍のある寺院でおこなわれる義兄法要に参列する。
江田島の料理店での昼食は豪華だった。
さざえとしまあじ真鯛、さらに鯛めしの美味でまさに海の幸を満腹、食べすぎを自戒するものの珠の飽食もよかれと肯定した次第。
帰路、息子と孫娘は音戸瀬戸の渡船を利用、当方は大橋をわたり対岸は警古屋の渡し場で待つことにした。
ヤーレーノ 船頭可愛いや 音戸の瀬戸でヨー (アードッコイドッコイ)
一丈五尺の ヤーレノ 艪がしわるヨー (アードッコイドッコイ)
※以下 掛け声同様
ヤーレーノ 船頭可愛いと 沖行く船にヨー 瀬戸の女郎衆が
ヤーレノ 袖濡らすヨー
ヤーレーノ 泣いてくれるな 出船の時にゃヨー 沖で艪櫂の
ヤーレノ 手が渋るヨー
ヤーレーノ 浮いた鴎の 夫婦の仲をヨー 情け知らずの
ヤーレノ 伝馬船ヨー
ヤーレーノ 安芸の宮島 廻れば七里ヨー 浦は七浦
ヤーレノ 七恵比寿ヨー
ヤーレーノ ここは音戸の瀬戸 清盛塚のヨー 岩に渦潮 ドンと
ヤーレノ ぶち当たるヨー
(音戸舟歌)
三大舟歌に数えられている由、のどかな舟歌だが満潮引潮のときは瀬音をたてて流れるほどでとても長閑とはいえない緊張感が渡舟の乗客にみなぎる、あにはからんや孫娘は大層怖がったようだ。
鍋桟橋から呉港沿いに走り海上自衛隊の艦船係留場所で駐車、どでかいシロナガスクジラの日向ぼっこしているような潜水艦隊を眺め、暮れなずむ中心部の高台にのぼってあれが「灰が峰」の説明を受け夜景がらみの夕食を摂る。
経済沈滞からうきあがれない街はこの街とて同様、人出まばら、路地裏のマドロス酒場のような止まり木に止まってみたい願望があったが、今日の陣容ではむり、車のなかの港町0番地の夜は更けて咽喉が渇くばかりであった。
このまま海岸線に出て海沿いを走ると呉の市街地を南巻きにして音戸大橋の袂に着くが、今回は185号線を走り市中を抜けることにして、呉駅の咽喉元をこすり海上自衛隊総艦部につきあたって左坂道へ上り音戸大橋に向かった。
平清盛が一日にして開鑿したという海峡を眼下にした日招公園で休息、孫娘にその景色を見せてから対岸倉橋島の大伽藍のある寺院でおこなわれる義兄法要に参列する。
江田島の料理店での昼食は豪華だった。
さざえとしまあじ真鯛、さらに鯛めしの美味でまさに海の幸を満腹、食べすぎを自戒するものの珠の飽食もよかれと肯定した次第。
帰路、息子と孫娘は音戸瀬戸の渡船を利用、当方は大橋をわたり対岸は警古屋の渡し場で待つことにした。
ヤーレーノ 船頭可愛いや 音戸の瀬戸でヨー (アードッコイドッコイ)
一丈五尺の ヤーレノ 艪がしわるヨー (アードッコイドッコイ)
※以下 掛け声同様
ヤーレーノ 船頭可愛いと 沖行く船にヨー 瀬戸の女郎衆が
ヤーレノ 袖濡らすヨー
ヤーレーノ 泣いてくれるな 出船の時にゃヨー 沖で艪櫂の
ヤーレノ 手が渋るヨー
ヤーレーノ 浮いた鴎の 夫婦の仲をヨー 情け知らずの
ヤーレノ 伝馬船ヨー
ヤーレーノ 安芸の宮島 廻れば七里ヨー 浦は七浦
ヤーレノ 七恵比寿ヨー
ヤーレーノ ここは音戸の瀬戸 清盛塚のヨー 岩に渦潮 ドンと
ヤーレノ ぶち当たるヨー
(音戸舟歌)
三大舟歌に数えられている由、のどかな舟歌だが満潮引潮のときは瀬音をたてて流れるほどでとても長閑とはいえない緊張感が渡舟の乗客にみなぎる、あにはからんや孫娘は大層怖がったようだ。
鍋桟橋から呉港沿いに走り海上自衛隊の艦船係留場所で駐車、どでかいシロナガスクジラの日向ぼっこしているような潜水艦隊を眺め、暮れなずむ中心部の高台にのぼってあれが「灰が峰」の説明を受け夜景がらみの夕食を摂る。
経済沈滞からうきあがれない街はこの街とて同様、人出まばら、路地裏のマドロス酒場のような止まり木に止まってみたい願望があったが、今日の陣容ではむり、車のなかの港町0番地の夜は更けて咽喉が渇くばかりであった。
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