Gパンは穿き慣れるとすこぶる便利だ。現役時代は思いも及ばなかったが今頃は何処へいくのにもGパンを愛用してのこのこでかける。
 普段はもちろん市街や病院、官公庁やちょっとした会議、里山歩きにもそのままの格好である。
 ラフないでたちが市民権を得ているので着る方も見る方も違和感がなくなっている。
 昔なら顰蹙をかったかもしれない。
 今日はある官公庁の機関に出向いたさい、ひさびさにうさんくさい監視の雰囲気を感じ取り一時代を遡った思いをした。
 ある機関の会議に出席していた親友と打ち合わせを昼食時にロビーでの待ち合わせしていていたのででかけた。玄関内側の正面にガードマンが後ろ手に仁王立ちにしていた、なんの目的かよく知らないがいかに官公庁といえども時代離れしたいでたちの人間が訪問する人間に睨みを利かすのは、どうみても気分がよくない。12時を過ぎても会議が終わらないので苛苛しながらロビーのソファーに小一時間腰をかけていたら、いかにも胡散臭そうな目つきで頭のさきから足許をじっくり点検された。ここに出入りするような人間の服装ではないと断じている顔つきである。
 役所に権威を鼻にかけてひきずっている機構の浪費ではないか。

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