prose-ゆすら苺②
2013年6月6日 趣味 鉢植えして3年目のゆすら苺(ゆすら梅)がはじめてたくさん実をつけてぽろぽろ落果するほどに熟した。孫娘にいちご狩りと言い含めて脚立の上に立たせ取らせた。喜んで紅い小さな実をもみじのような手で摘んだ。小さな網籠に底のほうでこんもりなるほどになった、ひとつぶ口にさせると口中もごもごさせていたが変な顔してそのまんま吐き出した。爺が強いるので口にしたものの味覚に合わない顔である。甘いのだが酸っぱい口当たりを含むので、それがイヤだそうだ。甘くて美味しいので爺の子供の頃はいっぱい食べたもんだといっても、今はこれ以上に甘い菓子やジュースがあってとても勝てない、見向きもされない果実になったようだ。
でも目的は食べることではなく苺狩りした思い出メモリーにしたいのである。
でも目的は食べることではなく苺狩りした思い出メモリーにしたいのである。
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