prose-散りぎわ

　愛犬との散歩でスポーツ広場の外周を歩く。帰宅して先日かかりつけ医院に置き忘れていた腕時計をとりにいき、その足で市中の歯科医院にいく。定期に歯の手入れ点検をお願いしているのであるが、甘辛両刀使いの刃こぼれが毎回指摘され暫く治療に通っているのである。
　照ったりくもったり変な天気の一日。
　電車道の二筋入った公園は染井吉野が満開、色とりどりのキャップの幼稚園児が遊戯をしていて彼等の頭にハラハラと花びらが舞い散っていた。

　往きも帰りも、新鶴見橋の東詰めの後楽園にまがる方向は稀にみる渋滞、判らずに後備についたら災難である。これだから人の集まる所には行きたくない。
　咲く花より散って粋な花筏をみてグイとやるほうが乙なのに。