prose-春待草ーフクジュソウ
 28日は重たいジャンバーを脱いでベスト姿で公園の傾斜をあるくと軽く汗を覚えた。春本番の陽気だったが1日の今日は灰色の雲が天蓋を覆い陽射しをさえぎって気温はあがっても肌寒い、なんとも悪戯小僧のような寒暖の差である。
 公園にはフクジュソウを見にいった。
 陽気に誘われた観光客が目立ち始めて園内を散策、正面の花園頂部に色付いた紅梅の盛枝が見事に眼を奪う。フクジュソウも黄金の羽を平開しているのに出会い撮影、そのまま上り詰めてシダレウメを愛でて紅梅のところへ、持参のコーヒーを飲みながら楽しんでいると、女子学生の4人が脇の遊歩道に屯いそれぞれ一眼レフで紅梅をこのみのアングルを変えながら撮影しだした。享楽の雰囲気は感じられず生真面目にシャッター音をつたえてきた。大学に写真部でもあるのだろうかしら。
 午後のひと時、春先の暖かい陽のしたで身体の弛緩をあじわった。
 

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