prose-落葉の梢

2012年12月15日 趣味
 いかばかりか今日は暖かい。背を丸めた枯木になりたくないので背を伸ばし枯葉に顔をとられた公園の道を歩く。よく晴れた早朝にこの道を歩くと梢を離れた葉を踏む音のうえに青空を従えた昇陽のかがやきが射してくるのだ。まぶしくて掌を翳すほどだが日本離れしたモミジバフウの小径は気持ちを華やかにさせてくれる。愛犬を連れた夫婦の散歩をこよなく幸せに映す小径でもある。

 年賀状の作成に、尻火の気配を感じる。
 今年ほど喪中ハガキが多いことはない。
 友人の一人は「こう書くそうだ}
 「年老いたので年賀状は今年でもって終わりにしたいと思います」
 いいか悪いか別にして齢かさねて一つの節目であることは確かだ
 ただし本人はマイペースで飛んだり跳ねたりしている。

 総選挙も大詰めである。
 ときおり候補者の街宣車が走るがいたって静かな選挙戦だ。
 どっちもどっちだ。
 耳にいい公約はとんでもない政治を裏にふくんでいてはいないか、国民は疑い深い目を向ける教訓を学んでしまった。

 

 

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