三平山は1、010m。びっくりするほど高くはないが、蒜山ICからは正面に形のいい山容をそびえさしている。山麓から登山口にとりつき左右に折り返す道を登るのであるが以前より樹高をのばし繁茂の草丈に蒜山大山が隠れている。
登山道の両脇はきれいに刈られていて、アキノキリンソウやリンドウがみられるのだが、そもそも山野草の探訪に向いていない殺風景な山でむしろ右手に標高をかせいでいくうちに屏風絵のように開いていく蒜山大山の雄姿を味あうのに適した山であり、頂上からはそれらに加えて弓ヶ浜、境港、島根半島の望見が楽しめる。
しかし今日は山霧が覆いかぶさり、ときおり霧雨、最悪の天候になった。
8合目あたりからは岡山鳥取の境界になる土塁の上を歩くときは完全に厚い雲の中、乳白色世界のなかの行進になった。日本海の強風をまともに受ける頂上は降雪は吹き飛ばされるので他山ほど積雪がないといわれている。
一番がっくりきたのは、ほかでもない、自分が思うほど体力がなくなってしまったことだ、足が動かないんだ。ほうほうの態で頂上にたどりついた。さんたる姿は刀おれ矢が尽きた、老いた山男。下山のそれはケタケタ膝が笑うのだ。
同行二人にはおもいのほか迷惑をおかけした。
登山道の両脇はきれいに刈られていて、アキノキリンソウやリンドウがみられるのだが、そもそも山野草の探訪に向いていない殺風景な山でむしろ右手に標高をかせいでいくうちに屏風絵のように開いていく蒜山大山の雄姿を味あうのに適した山であり、頂上からはそれらに加えて弓ヶ浜、境港、島根半島の望見が楽しめる。
しかし今日は山霧が覆いかぶさり、ときおり霧雨、最悪の天候になった。
8合目あたりからは岡山鳥取の境界になる土塁の上を歩くときは完全に厚い雲の中、乳白色世界のなかの行進になった。日本海の強風をまともに受ける頂上は降雪は吹き飛ばされるので他山ほど積雪がないといわれている。
一番がっくりきたのは、ほかでもない、自分が思うほど体力がなくなってしまったことだ、足が動かないんだ。ほうほうの態で頂上にたどりついた。さんたる姿は刀おれ矢が尽きた、老いた山男。下山のそれはケタケタ膝が笑うのだ。
同行二人にはおもいのほか迷惑をおかけした。
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