prose-秋の節季

2012年9月22日 趣味
 23日は彼岸の中日、仏前に二十世紀梨を供えようと北東部の西粟倉にドライブ。いままで思わなかったのに、ノンストップで片道3時間半、道の駅アワクランドに到着すると目が落ち込むほどの疲労を覚えた。若杉原生林の尾根を踏破し口笛吹いて帰岡、悠々たる気分であったのはも少し若かりしころの生体であったのだと、悔しいけど自覚せざるをえない。
 湯郷を越えると稲はきれいに刈り取られ、粟倉線にはいると稲株に早いものは2番芽を吹かしている。稲刈りまえに草の繁った畦は坊主頭になって彼岸花を早や咲きに散らしていた。鮮やかな群落風景を見たいが今少しまたねばなるまい。
 蕎麦を植えた田は白花を爛漫と咲かせていた。
「さあ美味しいよ、姿といい色といい最高のものをそろえているよ、金持ちはこっちへおいで」
「私は貧乏だけど」
「気持ちは分限者なんだろう、逆わらずにさあさあ買ったかった」
「試食させて」
「いいとも、タモリじじゃねえがな。おじさんは朝から試食用に切って切って切りまくっているんだ、子供にはじゃんじゃん食わせてな、ガキは可愛いもんだぜ」
 結局一箱買っちゃたよ。

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