prose-読書

2012年9月17日 趣味
 このところ山本一力氏の小説に耽読しいる。
 ペンネームからしてバッタバッタと切り倒すか、ニヒルに笑って秘刀を振るう剣豪小説家かと思って書店の立読みでも手にすることはなかった。
 亡くなった児玉清氏が絶賛していた「あかね空」を読んでからイメージが百八十度変った。
 今、4冊目を机上にひろげて節々に読みすすめている。
 江戸庶民の人情をからめた分野の物語を書いて一世を風靡した山本周五郎、藤澤周平という稀代の作家がいたが、山本一力氏のは太い綱が全文に貫いているのが2人の作者と大きく違う。
 当分のあいだ氏の世界から解放されないだろう。

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