prose-高梁川野草探訪撮
 岡山三大河川のひとつ、いちばん西の高梁川河川敷を師匠と探訪する。下流域ではないが、いわば中流の最後尾にあたるところ、河川敷に草莽に囲まれたスポーツ広場があったり背丈の高い木々が鬱蒼と繁ったりしている流域。
 霞橋付近までくだると滔々たる大河の風雅をみせるようになるが、この付近はまだ河半分を緑に放恣した川相である。
 草をわけて歩くと、先の洪水を被った痕跡がまだ残っていて、根元あたりは泥の白さを浮かしている。
 その合間にハマウツボが無尽といっていいほど繁生していた。それとまけずにカワラヨモギが周囲一帯にみられ、ハマウツボがカワラヨモギに寄生する植物であることを裏ずけている。
 花冠は筒形で紫色の小花をたくさんつける。
 一時撮影に没頭、焼け付くような暑さに汗を覚え我にかえる。
 草莽に点在するノイバラの純白さは目にしみる。
 堤防の則面にあったヤセウツボを写した。
 ちょっと川上に走るとジャケツイバラの黄花をとらえることができる。

 いわくこの川には渡来した植物が多くみられる。
 水島、玉島の港湾を控えていることが関与しているのでは、との思いが
流れてくる川風の匂いにこめられている。
 

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