27日(月曜日)
 午前中の陽射しは午後にひきつがなかった。曇天であるけれど友人を誘いドライブがてらセツブンソウの探訪撮にでかけた。
 旭川中流域の山間にまだら点在する農家の裾を走り、見覚えのある自生地の道路わきに車をとめる。土地の人と先客カメラマンが声だかに四方山話をしていた。昨日で、冬とはサヨナラしたはずだが里からのぼってくる風は冬将軍の置き土産か寒さがこたえた。だれもが鼻したに光るものをみせていた。
 主役のセツブンソウは山懸の斜面に八分咲きで帯をなし撮影に好適、2~3日で全ての蕾はほころびるであろう。

 次のところは人気なし、あらゆるところに金網や紐をめぐらしていて事実上立ち入り禁止になっている。撮影するマナーをわきまえないのもどうかと思うが、もはや此処に探訪撮で訪れることはないだろう。
 
 今ひとつの場所は地面いっぱいに白花が展がり、屈んで360度みまわすと花園に囲まれた気持ちにつつまれるのだ。白碁石を蒔きひろめたような花弁は花弁にあらず、実はガクなのである。薄紫色の蕊の周りに黄色のものが輪になってついているが、これが退化した花弁だ。キンポウゲ科の植物の特徴だ。

 さあ、春だ、ちじんだ体をメリメリと伸ばして歩いてみよう。
 来週からは暖かい気候になるらしいので、めくるめく春花をおいかけようと思う。




 

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