prose-模作絵画展

2011年8月9日 日常
 和洋とわず古来から名画の模作は多いらしい。高名な作家だから模作はしない、というものではなく自らの研鑽のためにてがけるらしい。その一派に偽作があらわれた。
 念のため、模作は偽作とは根本的にことなることは門外漢の私でもわかる。
 たとえば、尾形光琳の風神雷神屏風図は有名であるが、これは俵屋宗達の模作であるのは良く知られているように、模作はひとつの芸術に昇華して伝わっているそうだ。
 
 一枚の葉書をいただいた。
 旧来の知人からである。
 作画が日美絵画展に入選、国立美術館に展示される由、この機会に岡山駅南地下道でも展示される由、の案内である。
 8日でかけてみた。
「光琳ー風神雷神屏風図模作」「北斎ー凱風快晴(赤富士)模作」が秀逸。
 製作過程の進行写真も掲示してある。
 わたしの知識が正しければ模作は真画とくらべ、作家が故意に一点、変えるそうだ。

 模作画のルールは未詳者に及ばぬこと。
 感嘆して観賞に時間をついやした。
 
 このような画は筆使いもさることながら、根気と情熱がなけねば完成しないだろう。

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