2011.5.2
 分かっていても分からないことは突然やってくる。
 吉備高原を走っていた。
 高梁市と総社市、吉備中央町にまたがる心得ある幹線か気ままにらわき道にはいりさらに枝道をえらび進行、山すそ、山間、こぶ山の稜線とつづけているうち、初めて見る光景に気がつきだし、ままよと進むうちに方向をみうしなった。進行方向をいつもと逆にとるとまったく未知の展開になるし、目的とかけはなれたところならばなお更である。村かどのシャッターの閉まった万屋で自販機のカンコーヒーを飲み、頭の地図を整理したがどうも見覚えのない地域だとしかうかばなかった。
 農機具を積んだ軽トラのあとをついていくと、比較的交通量のある道にT字形にぶつかった。まてよ、この道姿は見覚えがある、停車してきょろきょろ観察しているうち、思い出した。180号線から豪渓をぬけて旧賀陽町に至る道だ。
 わき道が好きだといっても、このたびはまいったな、と思った。
 いっときだが離合できない地道の遭遇にはうろたえた。

 黄砂が激しい。かなたの景色は春かすみどころではない。黄土色の更紗をかぶしたような景色だった。
 大陸で舞い上がり気流に乗って日本に運ばれるのだが、この流れには懸念がある、急成長の中国は絶対的な電力不足、原発の増開発に余念がない報道に危うさを覚える。
 原発の放射線事故がおきたばあい、気流による拡散被災は想定できる範疇だ。
 
 いろんなことを思いながら迷走ドライブを終えた。
 

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