炉辺余話ー糸(蔓)の強さ
2010年8月10日 日常 プランター野菜の胡瓜、苦瓜の生長を毎朝確認している。緑のカーテンにしてその下での読書を楽しみ、実がなれば食卓に供す、一石二鳥を夢みたものだ。植え付けが遅かったので今だ繁みにならず天蓋に程遠い状態だが、胡瓜が二つ苦瓜が四つ実をつけた。早く大きくなれ・・・と念じ水遣りを欠かせずだんだん膨らんでいくのを観察している。
どちらも蔓を伸ばして繁生していき、苦瓜のそれは胡瓜よりさらに細いのに重さをつのらせる実をぶらさげて駘蕩の趣である。蔓の強靭さには驚くし次世代を育てる精緻な仕組みにはいまさらながら考えさせられる。
「ジャックと豆の木」の豆の蔓は天に向かって無尽に伸びジャックの体を支えて登らせるほどになる。
「蜘蛛の糸」の、地獄血の池にお釈迦さまが垂らす銀色の糸は、大泥棒の罪人おろか数限りない罪人の重さに耐えるのである。
細さだけで強弱の尺度をはかったら間違いをおこしかねないことを胡瓜と苦瓜に学ぶ一日。
どちらも蔓を伸ばして繁生していき、苦瓜のそれは胡瓜よりさらに細いのに重さをつのらせる実をぶらさげて駘蕩の趣である。蔓の強靭さには驚くし次世代を育てる精緻な仕組みにはいまさらながら考えさせられる。
「ジャックと豆の木」の豆の蔓は天に向かって無尽に伸びジャックの体を支えて登らせるほどになる。
「蜘蛛の糸」の、地獄血の池にお釈迦さまが垂らす銀色の糸は、大泥棒の罪人おろか数限りない罪人の重さに耐えるのである。
細さだけで強弱の尺度をはかったら間違いをおこしかねないことを胡瓜と苦瓜に学ぶ一日。
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