鞆の浦産のチリメンジャコを友人からいただき、親戚からは音戸産のものが
届いた。食の減退するこの時期、少し炒って大根すりにそえるとご飯が美味しくなる。
 カタクチイワシの幼魚でも少し大きくなれば煮干になり釘煮になる。
 透けて見える身は噛めば噛むほどに味わい深い。
 朝刊で面白い記事をみつけた。「チリモン」である。
 この中にいろんな小魚が混じっているようだ。目の細かい網漁だけに他の小魚もろともとらえられ、某新聞によると大阪湾産ではアジ、タチウオ、シャコ、カサゴ、カワハギ、タツノオトシゴなどの幼魚が混じるようで、これをチリメンジャコに混じるモンスター、略して「チリモン」と称し、ピンセット、ルーペ、図鑑、標本のための白紙、接着剤をととのえ分類していく同好会があるようだ。
 珍なる趣味と感心した。産地ごとに混入幼魚が異なり水産学に寄与するかもしれない。温暖化で魚類の棲み分けが考えられ存外貴重な活動である。

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