高梁の谷筋を歩く。木々に芽吹きが見られるさわやかな空気と景観がみなぎる渓谷である。気温は寒戻りで10度ぐらいか、乱高下の天候には辟易させられる。時折、時雨ていどの雨模様だったが山へ入るころは曇天の雲間に弱弱しい陽が差し込んできた。かっては谷深く集落があり畑地耕作がいとなまれていたことを偲ぶ痕跡がみられる。今は放恣がまま、このような有様がどこの谷筋にもみられるようになった。
ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤマルルソウ、イチリンソウ、ツルカノコソウ、タカハシナンテンショウ、トウゴサバノオが観察できた。
気候が狂っても山野草は確実に時をきざんでいる。咲けこそすれ、ブルッと身震いしているようだ。
ミヤマキケマン、ムラサキケマン、ヤマルルソウ、イチリンソウ、ツルカノコソウ、タカハシナンテンショウ、トウゴサバノオが観察できた。
気候が狂っても山野草は確実に時をきざんでいる。咲けこそすれ、ブルッと身震いしているようだ。
コメント