標記の展示会があるので倉敷市立書道展に出かけた。
 書道の心得があるわけではないばかりか硯と筆をみるとあとすざりしたくなり、できればボールペンと所望するが書道展でそのようなものが用意されているはずがない、しかたがないのでせめての筆ペンで記帳するのだが、蚯蚓がのたうった筆跡には我ながら情けない思いをする。それでも臆せず各書展にでかけるのは、県書壇に素晴らしい知人と親友が声をかけてくれるからだ。おかげで観賞を重ねていると素人なりの楽しさを味わえるようになるからだ。
 今回も協会の会長が同窓の親友。この人は良寛の漢詩を筆にすることが多い。
 意味を分かれといっても即座には無理、距離をとって見たり遠視特有の接近でみたり、絵としてとらえたり筆の流れや全体のまとまりをみたり、そういう観賞をさせてもらっている。それも楽しかりや、である。
 氏と喫茶で語らい、併展している洋画、源氏物語の押絵の重厚な作品も案内してもらって、爛漫たる[芸術の秋]を堪能して岐路についたのである。

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