毎月行われている[まにわ山歩](1月、2月は休み)に久し振りで参加した。錦秋たけなわの岡山道を走り、縦貫道は北房ICで313号線に降り集合場所の道の駅醍醐桜に滑り込む。
 昨日と違い秋晴れの天気で山歩きには絶好の日和。主催側の指導員ふくめて一行は9人。
 大野呂山の登り口駐車場で車両台数を集約し、引き返して北房地区の境界あたりから大野呂山への道を歩く。山イチゴ、ヒヨドリジョウゴ、ビナンカズラ、サルトリイバラなどの赤い実が目立ち、山芋のムカゴが手に触れるだけでパラパラ落ちる晩秋の濃い山道だった。ヤマラッキョが少し遅いが今時季の山野草、他にアキノキリンソウ、オミナエシの低い茎花は、いわば刈り払いされた後の2番花。
 山膚に黒色の岩塊がさざれ石の状態で随所に見られる。地質学的に貴重な土質らしい。一行になかに土質岩石に詳しい人がおられて、古代、川及び海底で発生した蛇紋岩が他の土質によって岩を形成し、地殻変動で隆起したものだということを説明してもらった。学問では蛇紋礫岩ということも。専門のオーソリティがおられて大変勉強になる山歩になった。
 最初の大野呂駐車場まで帰り昼食、天然記念物に指定されている[塩滝]へ登った。春は興味ある山容している。ただ、夏~秋口はどうだろうか、蝮注意の警告板が2箇所あった。
 四季桜(十月桜)が一本、路傍に侘しげな花を咲かせていた。
 天然記念物の塩滝は高さ41メートルの蛇紋礫岩の屏風岩を、水量ささやかに落ちている。三段屏風だった。
 車道に下り立つところの楓紅葉が見事で、見渡せる稜線は陽がさすと紅黄混じりの錦秋が、それこそ巨大な屏風が立ちふさがった。
 






コメント

SU

最新の日記 一覧

<<  2025年6月  >>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293012345

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索