同窓の調べ

2007年9月2日
 同級生の集う同窓会では、中学時代が一番人気がある。
 肩を並べて蛍月を過ごした記憶がいつまでも新鮮に蘇るのだ。
 その前は記憶が朧であるし、その後は個性の淵に入るので思い出したくないのことが多々あるものである。やはり中学時代がいい、という思いは童謡の最後の3年間だからと思う。
 たわいもない話題に盛り上がって大いに賑わえる。白髪も禿げも、社長も先生も、縁が遠くなって久しい宴会料理ををつついて痛飲して、明日からはしばらく粗食で帳尻を合わそうと肩を組み、かび臭い昔日の演歌を唄って最後は校歌を歌おうとして途中で詩を忘れてしまう、あの雰囲気はなんにも変えがたい。

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