いつも吉備高原から高梁市巨瀬に抜けるのに、吉備新線から県道78号線に入り、さらに正力三叉路を31号線を取って国道313号線の合流地である出口に出ていた。
 正力からやや下った山の中に、旧賀陽町の名刹大村寺があって看板を目にしてもついぞ立ち寄ることがなかった。
 何度かに一度は正力交差点を一つ上の筋を選ぶことがある。73号線の延長線で、近年拡幅工事がなされて走行が容易になった。この道に入ると右側に絵図案内が立っている。も少し進むと弓削道鏡にまつわる玄賓僧侶の説明版があって〔袈裟掛岩〕の標識を見ることができる。他に首塚という地所も見受けられた。
 これは歴史的見聞の価値は大と思いながら数年経過し先日、北房ぶり市に行く途中に再度確認して大いに探求の思いに駆られたことである。
 そこで今日は念願の思いを遂げるべく車を走らせた。
 袈裟掛の集落で土地の人達と畦道の立ち話をしていたら、郷土史家の柴村哲三氏を訪ねられるようアドバイスをしていただいた。
 こういう経緯で柴村先生をあつかましく訪問して、幸甚にも詳細なご説明をいただき、吉備人出版で出版されて自著を数冊おねだりしてあまつさえ署名をもして頂戴した。
 そして古刹大村寺まで同道案内していただき所以の説明や本堂内の貴重な襖絵をも拝観させてもらうことになった。
 
 思いがけず私にとっては貴重な一日になった。さりとてすべてを見たわけでもなく、日を改めて現地に立つことを重ねたいと思う。
 その経過、あるいは結果の画像レポートを〔おかやまルポ〕に簡易であるがまとめてみたいと考えている。
 柴村先生に改めて謝辞の言葉を記してしておきたい。
 

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