オオバ&オオバコ

2006年6月9日
オオバとオオバコは一字ちがいだが、この一字が意味合いを大きく変える。
オオバは今が旬で、包丁で刻むとなんともいえない新鮮な青臭さの芳香が立ち昇り、たちまち腹の虫が鳴き出す。冷やし麺の薬味に欠かせざるもので、田舎では〔青じそ〕といっていた。この天ぷらもカラッと揚げるといい惣菜になる。この前も恩原のいっぷく亭でこれを食べさせてもらった。本屋で立ち読みしていたら、オオバを刻んでカツオブシを振り醤油を少し馴染ませてから炊き上げのご飯にのせたら美味しくいただける、との記事にであった。さっそくやってみたら、オゥ、いける。食欲を揺さぶって持ち上げる美味しさだ。ただしオオバかご飯かご分からないほど載せたらいけない。つつましく載せるのがいい。栄養的にも申し分ないようで、ジュースにして飲む人がいるようだがこれは異にして青汁のようになって鼻をつまねばならないだろう。〔もう一杯!〕とはいかない。

オオバコは路傍の王様だ。見逃すのが難しいぐらい日本全国の平地といわず、高低の山にかかわらず生えている。漢字で大葉子と書く。若葉は和え物にして食用にされるとのことだが、今のところその意思がないので味は分からぬ。薬草の方が鳴り響いていて、塩もみしたものをおできの膿を出すのに用いる外、煎じては咳、下痢、利尿に効能ありとのことなのでまさに万能薬の趣である。お試しあれ。
ただし採集するには山奥のものを勧める。
なぜか?それは・・・、お考えあれ。

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