梅雨払いの一日

2006年6月5日
比婆帝釈国定公園のなかにある道後山に向かう。
道後山にストレートに登るコースはスキー場のの下にあるが、月見が丘の駐車場にまで車を走らす。道後山スキー場の頂点で草原に包まれた休憩舎があり、その下にはリフトの終点施設が今は人気も無く直立している。
一行6人のうち5人、すなわち体調思わしくない私を除いて岩樋山登山に出達する。私は薫風に身を晒して峰々を仰ぎ見つつ近辺の野花を探して歩く。因みに道後山は岩樋山の向こうにあり駐車場からは岩樋山に隠れて見えない。岩樋山(1268,9?)、道後山(1271.2?)。
登山口の樹林の草地には、吉備高原ではすっかり姿を消したチゴユリが群生。ウマノアシガタ等の黄色花が日当りのいい草原を一色に染め上げている。
駐車場の入口にあるナナカマドの木の下で昼食を摂り、そのまま草地にひっくりかえり午睡をむさぼる。小一時間は眠る。護衛のようにまとわりつく虻の羽音と蟻の噛み付きで覚醒。
あらためてあたり一周を徘徊するも珍種なし。
車道に出てみてアカモノの群落をみつけた。カメラを構えて腹這いになりコマ数を重ねた。
新装成ったトイレ舎の屋根越しに、登山道の樹林地帯を抜けたあたりに休憩所が遠謀でき、そこから〔オーイ!〕という風に乗った呼びかけが聞こえてきた。グループらしき人影がちらちらしていた。両手を挙げて合図をする。
柏餅を2個食べながら登山入口で出迎えた。皆々さん、一様に疲れた顔である。
私は少し気が満ちてきたような気がしてきた。

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