フクジュソウの種類

2006年3月13日
フクジュソウは1種と思っていた。しかし、撮影しながらどことは指摘できないが、阿哲地区(岡山県)と大豊地区(高知県)とに違和感があったのは事実。
ところが、今日、山と渓谷社の〔ヤマケイJOY〕という雑誌を見ていると、日本には4種があることが明らかになったこと。さもありなんと膝を叩いた次第。
その分類を雑誌記事を引用して特徴を概略箇条書きしてみる。

1.〔フクジュソウ〕
・・・日本固有種。北海道、中部以北分布。自生は落葉広葉樹林の林縁、林床。
2.〔キタミフクジュソウ〕
・・・北海道のみ分布。咲き初め葉裏に毛が密生、葉は対生し托葉をつけない。川の土手、林縁の草地に生育。
3.〔ミチノクフクジュソウ〕
・・・本州と九州のみ分布。萼片菱形、花弁よりはるかに短い。外側緑色、黒緑色、花弁裏面先端が赤褐色。花柄は細い、葉裏無毛、茎の断面中空。開花4〜5月遅い。桜と同時期。広島帝釈峡などに自生。
4.〔シコクフクジュソウ〕
・・・本州と四国、九州に分布。染色体16の2倍体。やや小形。葉裏面は無毛。萼は花弁と同じか長い。自生は落葉落葉広樹林縁、山地草原。高知県大豊町に自生。

うちミチノクフクジュソウ&シコクフクジュソウが探訪範囲であるが、萼の長短で判別がつくだろう。

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